ディレーラーハンガーを曲げてしまって、いつものようにディレーラーケージで直そうとしたら、ネジをなめてしまいました・・・ディレーラーをねじ込んでもネジ山が馬鹿になっていて、しっかりとした取り付けが出来ません(^^; ※トルクがかからない状態です
ということで、リコイルという方法でディレーラーハンガーを復活させたので、その方法の紹介になります。
ネジ穴をダメにしたディレーラーハンガーを復活させる!下穴開けからタップを立ててリコイルして復活させた話
現在のカーボンフレームのディレーラーハンガーはめっちゃ曲がりやすいですね。シャドー型のリアディレーラーでも倒すと直ぐに曲がります。←そんなに倒す方が悪いんですけど(^^;
で、ハンガー曲がりを直すか、ダメなら普通はハンガー交換するんですけど、ハンガーの入荷が2-3週間後ということ。ちょっと待ってられないので、ハンガーを交換できないクロモリのバイクに使う「リコイル」という術を使ってみました^^
ディレーラーハンガーのリコイルの手順!
まずは必要なアイテムについて。リアディレーラーのネジはM10の1mmピッチというちょっと特殊なネジ。ホームセンターに行ってもM10の1.25ピッチはありますが、1mmピッチはまずないと思います。ということで、amazonでリコイル用の商品を注文!
これだけでは切削穴をあけられないので、別途電動ドリル(六角穴専用ではなく、円形もつかえるタイプの物)と、タップ用のハンドルが必要です。
デイレーラーハンガーを切削して下穴をあける
上の画像にある、切削用のドリルを電動ドリルに装着して下穴開けをします。これはそんなに大変な作業ではないです。 アルミ製のディレーラーハンガーだったので、うちの電動ドリルでトルクは十分でした。(一番下にamazonのリンク張っておきます。)
デイレーラーハンガーに垂直にタップをかける
悩んだ工程はここ。タップを垂直に立てないと、デイレーラーが斜めについてしまいます。まぁちょっとのズレはディレーラーケージで曲げて治せますけど、できるだけ垂直に穴をあけたい。
ということで角座金とナットを用意して、ガイド代わりにして垂直を出しました。ナットはM12の1ミリピッチがピッタリ!
デイレーラーハンガーにコイルをインストール
あとはタップを立てた穴に付属のコイルを挿入します。ここは簡単にスルスル入っていきます。
このコイルが今後のネジ山になるということですね。
ディレーラーハンガーを取り付け
あとは普通にデイレーラーハンガーを取り付けます。
一回目はコイルの不要な部分を先にカットしたところうまくいかなかったので、先にデイレーラーを装着してから不要部分をカットするほうが良いでしょう。
コイルの不要な部分をカットする
コイルの先端がハンガーからはみ出るのでその部分をカットします。
これで作業完了です!
あとはディレーラーの変速を微調整をして問題なくOKでした。
まとめ:ディレーラハンガーの雌ネジ穴を嘗めてもリコイルで復活できます!
あんまりやろうとする人は少ないと思いますが、これでネスネジの復活が出来て、普通に走れるようになりました。この後、ちゃんとしたディレーラーハンガーに交換したので耐久性は不明ですが、少なくとも短期間であれば問題はありませんでした。
因みに作業後は、アルミの切削カスが沢山出るのでよーく掃除機をかけましょう!刺さると痛いです(笑)
↓今回使ったリコイル工具はもう販売していないので、同じようなものを貼っておきます。多分行けると思うけど未確認です。
私が合わせたタップハンドルは、SH-13というM13まで対応のものにしました。これとM12の1mmピッチのナットと角座金で垂直が出せます。
また、電動ドリルは、穴の径が対応しているものを。うちにあるこの電動ドリルなら大丈夫でした。
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