チューブレスタイヤ運用歴6年で分かった チューブレスタイヤ運用のコツを書いていきます。 これでもうチューブレスなんて怖くない!
チューブレスタイヤ 運用歴6年で分かった5つのコツ
リムをしっかりIRCのローションで濡らす(超重要)
言いたいことはこれだけ!と言っていいくらい重要です。私が使用しているのはシャマルの2way-fitなので完全チューブレス対応リムです。それでもこのローションを塗らないと、ちゃんと収まらないことがあります!塗らないでいやると、タイヤがリムにグリップしてしまって、スルッと滑っていかない。結果、見た目はちゃんと収まっているのですが、微妙にズレててエア漏れが発生し、スローパンク状態になることがあります。不要と書いてあるサイトもありますが、原因不明のやり直しなどの手間を発生させないために必ず塗ることを強く!推奨します。チューブレスが面倒くさいといわれる原因の一つに、これを怠っているからというのがあると思います。
→シュワルベのビートワックスが発売されていました。こちらをタイヤのビート部に塗ることを強くお勧めします。実は、タイヤレバーもシュワルベのレバーの方がIRCより優れています。
チューブレスタイヤはバルブの逆側からリムにはめて、バルブ付近を最後に入れる
昔は難しかったタイヤをはめるこの工程。手の皮がむけてもはめられないことがありましたが今では超簡単です。fusion5もシュワルベプロワンもIRCもどれも簡単にはめることが出来ます。ただし、しっかりビートをリムの中央の溝に落として、バルブ付近を最後にして下さい!
バルブ付近がうまくはまらないときのコツとして、チューブレスバルブの根元のゴムをリムにはめずに、リムから浮かしておく技があります。そうすることで、リムとバルブの間に隙間ができ、ビートがはまりやすくなります。タイヤがはまったら、バルブを引っ張って根元のネジを締めて、リムにゴムを密着させます。fusion3くらい嵌めにくいタイヤ(ビート部が5mm位の厚みがある)だと、必須のテクニックです。(ていうか fusion3 だと最初に落としたビートを,後から落としたビートと入れ替えるという超面倒な作業がある。。。今のチューブレスではほぼ不要な作業になりました。)
どうしても嵌められないときは、最後の最後だけ、IRCのチューブレス専用タイヤレバーを使いましょう。ただし、これも使いすぎるとチューブレスのシール層を傷つける恐れがあります。(シーラント使えばいいのでチューブレスレディは使用して問題なし。)ピュアチューブレスの人はタイヤレバーは使わないことを強く推奨。ピュア・チューブレスでタイヤサイドからエア漏れするという人は、これでシール層を傷つけている場合があると思います(私は最初この失敗をしました(^^;))。
また素手では入れづらいのでゴム付きの軍手を使いましょう。
またシュワルベのタイヤレバーもチューブレスに対応しています(クリンチャーでも活用可能!)。特徴はタイヤをリムに引っ掛けておくクリップ機能があること(下の写真をよく見てください!)。タイヤをリムにはめ込むとき、最後の最後で反対側からタイヤがリムから外れていくのを防ぐことが出来ます!簡単なタイヤならクリップしてスライドさせるだけでハマっていく。。。これはクリンチャー派にもおすすめです!
作業動画はこちらの3分50秒からです!
ビートを上げるために空気を入れる!
通常の空気入れでビートが上がらないという話がありますが、ローションで濡らしているとほぼ上がってしまいます(乾いてしまっていたらダメですよ)。ただ、一度外したタイヤをリムに再装着するときなどは、すでに癖がついているので上がりにくく、その場合はCO2ボンベで一気に上げてしまいます。(それでも上がらない場合は、空気が漏れるところのビートが微妙にねじれてたりすることもあるので揉んで直しましょう)
↓初心者でも間違いない定番のTNIのCO2ポンプ 通称”赤ヘッド”。 初めてCO2ポンプを買うならこれ一択でしょう。 理由は「バルブにねじ込める」「CO2放出の流量をコントロールできる」この2点で失敗なしです。また消耗品であるCO2ボンベは1本400円くらいしますが、まとめ買いだと5本900円と安いです。チューブレス専用の空気入れも売られていますが、使用頻度が高いわけではないので、私はずっとCO2ボンベを使用しています。
シーラントが必要な場合は入れる(チューブレスレディなど)
バルブコア回し(バルブツール)でバルブコアを外して、シーラントを注入します。ここでダイソーの注射器がサイズぴったりなので重宝しています(シーラント容器の形次第で無くても問題ありません)。私が愛用しているのは bontrager のシーラント。リムを腐食させません。成分が沈殿しているので、使用する前に攪拌、しっかり振る必要があります。これを忘れると、パンクしても白い煙が飛び出すだけで、エア漏れが止まらなくなります(笑)もちろん私は実際にやらかして失敗しています^^
シーラントを入れてバルブを上にして空気を入れたら、しっかりホイールを回してシーラントを行き渡らせます。サイドにもコーティングするべく、フレームからホイールを外して、左右斜めにも傾けましょう。(※バルブを下でやると、空気入れを外すときにシーラントが噴出してしまいます。あと、シーラントが固体化して、ダマになってしまうことがあります)
また少し走ってみるのもおススメです。実装で必要なところにしっかりとシーラントが行き渡るはず。
泡状になるので良いというCAFFELATEX(カフェラテックス)も使用しましたが、湯葉状になってリムやタイヤに張り付いて掃除が面倒。(パンク耐性&気密性は高いと思います)掃除が面倒でない人には、リムを腐食させないので、良いシーラントの一つだと思います。(ていうかやっぱり優秀なので、私は1リットル瓶で買いました^^)
↓ バルブキャップにもなるパナレーサーとTNIのバルブツール。
走り出す前にリムを水洗い!
ここも重要!ローションのせいでブレーキが利かないことがあります!!忘れずに水洗いしましょう!
これでチューブレスも万全です。重要と思うポイントは太字にしました。
1日で1気圧以上抜けてしまう場合はシーラントを入れれば大体収まります。それでもダメな場合はバルブコアがダメなことがあったりします。その時はバルブコアだけ購入して(1個300円くらいで売っています)取り換えましょう。バルブコアもまともなメーカー製の物にしましょう。
上がMAVICのバルブコア
— sciff (@sciff2) September 29, 2021
下が中華の安いバルブコア
黒いゴムの成型が違って、MAVICのほうがしっかり空気を止められる
中華のは黒いゴムが凹んでるからネジの締め込みをキツくしないとダメ
やっぱりバルブコアもメーカー製が良いと思ったわ pic.twitter.com/He5xAcxdhr
まとめ
チューブレスタイヤの装着にはコツがありますが、押さえるべきポイントを押さえれば難しいものではありません。パンク耐性や振動吸収性など良い面が多くあるので、チューブレスタイヤ、おススメです。
これまで乗ったチューブレスタイヤのまとめ
チューブレスタイヤを外せないときはこちら
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