皆様「いすみ鉄道」ってご存じでしょうか?上の写真のように、なんと自転車ごと列車に乗せることが出来る鉄道です。
さて、かなりファンも多いいすみ鉄道ですが、実は赤字経営で、税金を投入されて生き長らえている状態。日本中にある、地方鉄道は恐らく同じような状況でしょう。
特にJR北海道では、民営化後に多くの路線が廃線になってしまいました。また、記憶に新しいところでは、山陰地方を結ぶ三次線が廃線になってしまったのは大きなショックでした・・・
地方鉄道が向き合っている「緩慢な死」を、自転車先進国化で食い止められないか?!
地方の高齢化と人口減少によって、地方鉄道は「緩慢な死」を迎えていると言えます。
地方に住んでいると分かるのですが、地元の有名店であっても、オーナーが亡くなったらそのまま後継者不足で廃業になってしまいます。
つまり高齢化と人口減少で、インフラや経済の崩壊を食い止められないのです。
アメリカなんかは地方のインフラは既に崩壊していて、日本は郵便局や鉄道が残っていて羨ましいと言われることがあります。
どうやら日本の現状は、当たり前などではなく、奇跡的に恵まれた状態というように外国の人の目には映るようです。
房総半島の自転車先進国化について、自転車を2次交通として積極的に活用しよう!
そうは言っても、どうして地方鉄道を利用しないか?そこには負のスパイラルがあります。
電車の駅から目的地が遠い→車のほうが便利→電車に乗らない→運行本数が減る→電車離れが加速
ここで、自転車が活用できるようになると、電車から離れた場所でも自転車で便利に訪問することが可能になります。
ということで、地方の2次交通として、自転車をもっと活用してはどうか??という提言です。
JRの外房線も自転車載せ放題にしよう!
房総半島の太平洋側を走るJR外房線は、大網白里市から南、ガラガラの時間帯も多いです。以前、行商のおばあちゃんが野菜を運ぶ列車があったように、一両だけでも自転車を乗せられる列車を設置してはどうか?
また内房線も君津から南は、ガラガラのようですので、房総半島の下半分は、自転車載せ放題列車を走らせてはどうでしょうか。
目指せ!日本全国、いすみ鉄道化!
海外諸国では(特にヨーロッパや台湾)電車に自転車を乗せられることが当たり前になっている国もあります。いわゆる自転車先進国ですね。
つまり、国内でいすみ市は「自転車先進地域」と言えます(笑)
いすみ鉄道だけでなく、恐らく日本で唯一の民間主導でサイクルラックを置く取り組みも行われています。
外房サイクルサポーターズという取り組みです ↓
また神社の神主さんが中心となって、房総神社ライドという取り組みもされていて、神社にもサイクルラックが置いてあります。
ここにJRも巻き込んで、房総半島全体で自転車先進地域として社会実験をできると面白いですね。
また、運転免許を返上してしまった高齢者にとっても、地域の交通を守ることは重要です!ついでに高齢者も自転車にも乗っちゃえばいいですよね!
まとめ:自転車の2次交通化が、日本の地方鉄道や高齢者を救うことが出来るかもしれない!
つまり、自転車が日本の地方鉄道や高齢者を救うのも決してあり得ない話ではないと思います。
ロードバイクって、みんな結構怖がりますが、20キロで走っても楽で快適な乗り物。
そんなに身構えずに乗って欲しいのですが、高齢者ほど中野浩一のような競輪選手と勘違いされます(^^;
もっと肩の力を抜いて、ロードバイクやクロスバイクが活躍するようになって欲しいですね。その為には行政の自転車リテラシーを上げることも重要です。
私は、地域おこしにかかわる人、及び、市役所の人、県の担当者を自転車に乗せることから始めています。
市役所の人たち、商工会の人たち、いすみ鉄道の人巻き込んで、サイクリング行ってきまーす?✨#いすみ鉄道#いすみ市 #ツーリズムいすみ #サイクリング #房総半島 pic.twitter.com/iHOJhb79ev
— sciff (@sciff2) September 10, 2020
105hillclimb.comは、上記の提言を県からJRにプッシュしてもらったり、BBBASE の取り組みに関わったり、地域の魅力発進を行うことで、房総半島の自転車活用を推進しています。
もし、近い将来、房総半島が自転車先進エリア化した際は、ぜひ皆さん遊びに来てくださいね^^
もちろん今でも、是非自転車で房総まで遊びに来てください!皆様のお越しをお待ちしております^^
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