シマノから遂に機械式変速の12速コンポ R7100系105が発表されました。今回はリムブレーキがラインナップに無く、油圧ディスクのみとなりました。
SHIMANO(シマノ)機械式105 12速 R7100が発表!油圧ディスク仕様のみでリムブレーキ仕様はラインナップに無い・・・
機械式R7100の発表内容のなかで、特に気になった点について書いてみます。
機械式変速R7100は、12速でクランクが52×36と50×34、スプロケットは11-34Tと11-36Tのみ
12速になった機械式変速の105ですが、ギアのラインナップも少なくなりました。スプロケットは11-34Tと11-36Tのみ。
これまでの11速コンポに比べると下に一枚軽いギアが増えたようなラインナップになります。遂にシマノもロードバイクでギア比1:1が当たり前の時代になりました。もはやサードパーティー製コンポやロード×MTBコンポのミックスで低ギア比を目指さなくても良い時代に。
※とはいえ40km以下で走るなら、アウターかけっぱなしでフロント変速不要っていうのが未だに良い↓
そうそう、R7100のクランクの重さは754g (50-34T)です。
気になるSTI(ST-R7120)の重さはペアで612g
油圧のメカニカル変速コンポということで気になるSTI(ST-R7120)の重さは612g。リムブレーキの105クラスのSTIって約500gを切るくらいだったので、油圧だとどうしても重くなりますね。
一方で油圧メカニカルSTIの最高峰であるデュラエースの11速STI(ST-R9120)の重さは538g。アルテグラ(ST-R8020)の重さは554g、前作の105である ST-R7020が610g。
重さについては特に軽くなったりしてるわけではない。むしろ、シマノはリーチが短くなったことPRしています。
機械式変速R7100のリアディレーラー(RD-R7100)の仕様は?
リアディレーラーの仕様として、ロースプロケットは 最大36T 最小34T。
ということでアルテグラの11-30T(11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30T)には公式には非対応。だからこれまでの11速よりクロスレシオにしたくて12速にするというのは使用不可。キャパシティは41Tなので、例えば52-36Tに11-30Tを入れて変速しないことは無いと思いますけどね。※調子よいかどうかは不明。
機械式12速変速ならカンパニョーロやSENSAH、それにイコールレバーやウイングシフターもある ※特にリムブレーキが欲しい人
ということで、シマノの機械式12速コンポは、ギア比のラインアップがかなり限られていることが分かりました。正直な感想をいうと、私は11速のままでいいかなぁというのが第一印象。
機械式変速で12速化を検討する人は(特にリムブレーキ仕様が欲しい人にとって)、11-29T、11-32Tのあるカンパニョーロや、SENSAH、または今後発売予定のイコールレバーを検討するのも良さそうです。
シマノの機械式12速R7120はワイズロードで 130,106円 です↓ Di2で212,947円なので価格差は約8万円ですね。
SHIMANO ( シマノ ) コンポセット 105 R7120 ( 機械式シフト 油圧ディスク 2X12S )SHIMANO ( シマノ ) コンポセット R7170 Di2 / 油圧ディスクブレーキ用 105
その他の12速化コンポ
シマノのSTIでなくても12速を変速する方法の一つがグロータックのイコールレバー
フリクション式レバーのウイングシフターも13速まで変速可能
リムブレーキのコンポならSENSAHはなかなか悪くないです
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