CHAPTER2AOに組み付けたSUGINO製のBB、MB608のインプレです。
SUGINO(スギノ)のBB、MB608-II のインプレ
SUGINOのMB608はメーカーのデータシートで、デュラエースのBBよりも回転性能が良いとされているBBですが実際はどうだったのでしょうか。
SUGINO(スギノ)のスチールベアリングのBB、MB608-II はかなり回転が良い
私のバイクはこれまで、全てSUGINOのセラミックベアリングを使っててきました。今回、CHAPTER2のAOを組むときにちょうどこのSUGINOのMB608の新品がうちにあったので使ってみることに。
初めてのSUGINOのスチールベアリング、実はスチールベアリングでも性能は十分に高いです。
SUGINOのスチールベアリングのBB
— sciff (@sciff2) June 2, 2021
これだけ回れば十分やん!https://t.co/ekou5aOKQq pic.twitter.com/vfMweENV2L
もちろんセラミックベアリングなら、スチールベアリングよりも2倍以上クルクル回るように組み付けることが出来ますが、それはもちろんチェーンを外した時。チェーンがかかった状態ではそこまでの違いは発生しません。
ということで、個人的にはセラミックにしなくても十分かなと感じます。AMAZONのレヴューでも、デュラエースのBB(BB9000)より回転性能が良いと書かれてありますし、やはり良いものなのでしょう。BBの取り付けも、シマノのネジ込み式のBB工具で普通に取り付けられました。
スギノのBBは種類が豊富!シマノのクランクを取り付けるのに便利。
スギノのBBは、実に色々なバージョンが販売されています。セラミックベアリング仕様とスチールベアリング仕様、それからBB30、386EVO、PF86、T47、BSAなど。どのようなBBにもシマノのクランクを取り付けられるので便利。
FELTには左右のBBを連結出来るパワースリーブというBBも使っています。WISHBORNみたいなやつですね。
FC9100と組み合わせると下死点でヌルっとする感じがあります。
セラミックベアリングはBBで本当に効果があるか?
そもそも、セラミックベアリングのBBにしたところで改善するのは1ワットくらいという話もあります。
冒頭のSUGINOのグラフで言うと、荷重が小さい時は抵抗がほぼゼロに近づきますが、荷重が大きい状態だとそれなりに抵抗が発生します。つまり、セラミックベアリングのBBの時に、私が下死点でヌルヌル感を感じるのは、下死点で荷重が抜けているからでしょう。
BBのセラミックベアリング化は効果が体感できないという人もいますが、このようにピンポイントで感じることもあります。
安価なセラミックベアリングBBならTNI
セラミックベアリング採用のBBで安価なものとしてはTNIのがあります。こちらも種類が豊富。しかも一万円くらいで購入することができます。
まとめ:BBにセラミックベアリングは良いけどスチールでも十分な印象
さて、今回スチールベアリングのBBにしましたが、十分に良いものでした。セラミックなら荷重が無い状態でのヌルヌル感を感じることもあるのでうまく回せる人にはきっと効果的でしょう。しかし、今回のBBも良く回るので、これならスチールベアリングで十分かなぁというのが正直な印象。
特にグラベルバイクの場合は、回転性能よりもシール性能を重視した方が良いですね。
今回のSUGINOのねじ込み式BBとBB工具。
あと、各種BBをインストール&取り外しできる工具。
このペダルもデュラエースより良く回ってヌルヌル感を感じます
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