シートポストクランプの各種インプレ

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ロードバイクを買うとついてくるシートポストクランプ。その中でもMICHEのシートポストクランプが出来が良いと感じるので、これまでのシートポストクランプのインプレを書いてみます。

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ロードバイクのシートポストクランプについてインプレ

カーボンフレームにカーボンのシートポストを装着するとき、アッセンブリーペーストを使わないとずり落ちてくることがあります。

私はFELTのFR1を購入したときにその症状が初めて発生しました。一方でその前に乗っていたビアンキはズレ落ちてきたことが無く、そのバイクに使われていたシートポストクランプがMICHEのクランプになります。

MICHE(ミケ) X CARBON SEAT POST CLAMP

通常のシートポストクランプと構造が異なり、クランプの内側にもう一枚金属のシムがあり、アルミやクロモリのパイプに使うときと、カーボンに使うときで矢印の位置を変更します

実測27gなので軽量なクランプではありません

そうすることで、下の写真のように割の位置がずれて、カーボンに均等に力を加えることが出来るというクランプ

カーボンバイクの時は、矢印を「CARBON」に合わせて、割の位置をずらします

4~5Nmくらいで締めてもポストがずり落ちてくることが無く、とても快適に使用できます。

Campagnolo(カンパニョーロ) SP-RE106 SP-RE107

似たような考え方のクランプに、カンパニョーロ製のシートクランプがあります。

カーボンフレーム×カーボンシートポスト用に割の位置が真後ろに無い構造

フレームの割の位置とクランプの割の位置が異なるように、割が真後ろでは無く斜め後ろについています。

CHAPTER2(チャプター2)AOのシートポストクランプ

CHAPTER2のAOはグラベルバイクになり、公式のインスタではシクロクロスに使われているシーンも見受けられます。ということで、頑丈なクランプがついているかと思いきや、普通の軽量アルミクランプが付属します。

実測重量は22.5g

これでもカーボンペーストを塗ればずり落ちることはありません。しかし、ビアンキ×MICHEと比べると締め心地がイマイチ。

フレームとクランプの割の位置は同じになります

トルク管理して締めていくと、抵抗を感じるあたりからもまだまだ締められるので、違和感を感じます。MICHEのクランプだとそのような感じではなく、リニアに締まっていく感触。使っていてMICHEの方が良いものだと感じます。

もしかしたらカンパのように、クランプの割の位置を少しずらしても良いのかもしれません。

もちろん公式は、斜めにはなっていません

実際に試してみると、ずらした方が良い感じがします。

BIANCHI(ビアンキ) ニローネのシートポストクランプ

ニローネのシートクランプはアルミバイクということもあり非常にノーマルなクランプ。

アルミバイク×アルミシートポストということで、使い心地に不満も無いし、特筆することもありません。

FELT(フェルト) FR1のシートポストクランプ

FELT FR1に付属のクランプは実測23g。

ごく普通の軽量なクランプですが、使っていて頑丈そうな感じがするのは、よく見ると中央付近が盛り上がっているからかな?

力のバランスを計算したものでしょうか

ただ、MICHEのように4~5Nmで締めると、ずり下がりが発生します。6~7Nmの指定があり、実際6Nmぐらいは必要な感じ。

脱線しますが、FELTで良いと思ったところは、他のパーツにもわざわざ専用のものが付属していることです。例えば、フロントブレーキ用のネジがついていて、シマノのネジより軽量になっています。

ボルトにFELTのロゴが入っています。

また、コラムスペーサーもアルミ製がついてきますが、これもヘタなカーボンのコラムスペーサーよりも軽いからわざわざアルミ製を付属させているのでしょう。完成車の場合は、ヘッドキャップに高さ5㎜のキャップと、15mm相当になるキャップがついているので、ハンドルを上げても見た目が美しくなるようにという配慮があります。このようにFELTのバイクには、細かいパーツにこだわりが詰まっていて感心しました。

KCNC シートポストクランプ ロードライト 30.7mm

7075アルミ&チタンボルトとスカンジウムナットを採用した超軽量のシートポストクランプ。実測でなんと12gと超軽量!

チタンボルトということで破断が怖いのですが、このクランプはなんと9Nmまで締めることができます。FELT FR1のクランプをKCNCに変更しましたが、超軽量なのに固定力もある良いクランプだと思います。サイズは30.7mm、31.8mm、34.9mmのラインナップ。

非常に薄いクランプ、内径30.6mmのフェルトFR1には30.7mmのタイプが使えます

DIXNA(ディズナ) スクイージングシートクランプ

調べてみると面白そうなシートポストクランプがあります。この自己主張が強めのデザインのディズナのクランプは固定力が高そう。重量は47gと流石の重量級。

普通のクランプに加えて、上のギザギザのついている部分でシートポスト自体を固定する構造です。メーカー付属のクランプでは、グエルチョッティにこういうのが付属しているのを見たことがあります。

シートクランプがオリジナルで、専用工具まで用意されているグエルチョッティのエクリプス↓

グエルチョッティ ECLIPSE64-14 製法にこだわった上質な走りのイタリアンレーサー - 2017モデルインプレッション
イタリアの老舗バイクブランドであるグエルチョッティより、ハイエンドモデル「ECLIPSE64-14」をインプレッション。他に類を見ない独創的な設計やオートクレーブ製法、3種類の厳選されたカーボンによっ...

BBB ポストフィックス BSP-97

クランプではありませんが、BBBからは上のディズナのように、ズレ落ち防止用にシートポストに嵌めるリングが発売されています。

体重が重くてズレ落ちに悩んでいる人は、こういうパーツを導入するのも良さそう。

THOMSON(トムソン) SEATPOST COLLAR(シートポスト カラー) シートクランプ

しっかり止めるのに良さそうな、トムソンの美しいシートポストクランプ。重量は27g。

切削に工夫がみられます。力の掛かり方が計算されているのでしょう。このクランプは精度が高く、ポストを留めるのに必要トルクが少なくて済むという口コミがあります。なんと指定トルクは2.8Nm。もしかするとMICHEより良いものかも。

THOMSON(トムソン)SEATPOST COLLAR SEATCLAMP (シートクランプ)のインプレ
高級シートポストクランプ、トムソンのシートクランプのインプレです。 THOMSON(トムソン)SEATPOST COLLAR SEATCLAMP (シートクランプ)のインプレ 以前シートポストクランプ...

TNI 防水シートクランプ

変わり種のTNIの防水クランプ。雨の日に良く走る人や、グラベルバイクに良さそう。カラーも何種類か存在します。

このゴムがシートポストにフィットして、砂や雨を防いでくれる仕組み。

トーケン(TOKEN) TK160 TI スーパーライト シートクランプ

超軽量なクランプとしては、なんと10gを切るシートポストクランプがあります!肉抜きされたアルミクランプなので、恐らく耐久性は犠牲になっているんじゃないかと思います(こういうクランプは、つけ外ししていると金属が伸びて締まらなくなりがちです)。

9.6gと超軽量ののクランプ

ボルトもチタン製。まさにここ一番の決戦仕様ですね。

まとめ:MICHEのシートポストクランプは使い心地が良い。完成車付属のクランプに満足しないなら、サードパーティー製のシートポストクランプを検討するのもアリ

これまでのバイクで使っていて、締め心地といいズレにくさといい、MICHEの X CARBON クランプが一番良いと感じています。KCNCも軽いのに5Nmくらいでしっかり止まる。もし、完成車付属のクランプに不満のある場合、サードパーティのものに変えると解決できることがあるので、検討しても良いでしょう。防水機能や、ズレ落ち防止対策、超軽量化以外にも、カラーコーディネートで変更するのもありですね。

チューブの径以外にも、クランプをインストールできる高さも考慮しておきましょう

その後Thomsonのクランプを導入したところ、精度の高さに驚きました

規定トルクでもサドルが下がってしまう場合、カーボンペーストを使いましょう

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