ワイヤー式のディスクブレーキとしては、TRPのSPYREを持っているにも関わらず、どうしてもEQUALブレーキが気になるので購入しました(^^;
GROWTAC(グロータック)EQUAL機械式ディスクブレーキキャリパーセットの購入インプレ
私の使っている機械式ディスクブレーキ「TRPのSPYRE」は、評判よりも全然引きを軽くすることが出来ます。しかし、アームの剛性が低いためか、どうしてもリムブレーキのデュラエースより利きが良くありません。
つまりブレーキの利きとしては、油圧ディスク>リムのデュラエース>TRP SPYRE の順になります。しかし、EQUALブレーキは油圧並みに効くというウワサ。これは手を出さないわけにはいきませんよね。
※全くの余談ですけど、リムブレーキって言ってみれば600mmのローターみたいなもんですね…
GROWTAC(グロータック)EQUAL機械式ディスクブレーキキャリパーセットの同梱物
届いた箱からテンションが上がります。箱を開けてみると非常に美しい仕上げのEQUALブレーキキャリパー!
頭ではグレーを選んだほうが無難・・・と思っていても、カタログ写真のピンクがあまりにも美しいのでピンクを注文してみました。
噂の専用ケーブル類も完備。
固い方のアウターワイヤーはマジで固いです。インナーワイヤーはニッセン製で非常に滑らか。
フロントマウントアダプターとリアのボルトも各種同梱済み。ワイヤー式DISCブレーキならリムブレーキ用のSTIが使えるので、これだけ買えば リム→ディスク の載せ替えに困ることは無いでしょう(別途ディスクローターとホイールも必要です)。丁寧な説明書も付属しています。
イコールブレーキキャリパー実測重量
イコールブレーキキャリパーを2個とも計測して両方ともに137g。TRPのSPYREの159.5gより軽量ですね。
アウターワイヤーは内装フレームにも長さ十分
一見短そうに見えるアウターワイヤーですが、フル内装にも十分な長さ(約170cm)があります。
ディスク車はほとんどフル内装フレームなので、ここは必須ですね。
まとめ:GROWTACのEQUALディスクブレーキは非常に仕上げの良いパーツ!フルセットで買うとワイヤーやブレーキ台座も付属するのでリム→ディスクの載せ替えに便利!
ということで、EQUALブレーキの中身は大満足。セットで33000円とやや高価ですが、仕上げや手に持った感じなど DURA ACE のパーツに似た作り込みの良さを感じます。あとはデュラエースのキャリパー並みに効けば、価格だけの価値はあるでしょう(因みにデュラエースのブレーキは前後セットで41000円位、ケーブル別)。
なお、ワイヤー式ディスクブレーキには以下のメリットがあります。
- 油圧STIに比べ、ハンドル回りを軽量化できる
- 組み付けが楽、輪行時に気を使わなくて良い
- 載せ替えのパーツ代を節約できる
機械式変速好きなら油圧のSTIはどうしても重くなってしまう(105の油圧STIは620gもある)ので、リム用STI×ワイヤー式ディスクブレーキを選択するほうが好ましい乗り味になると思います。
もちろんDi2派でも、リムブレーキの電動STIと組み合わせれば超軽量に出来ます。(リムブレーキ用Di2のST-R9150なら230g!)
付属ワイヤーを使わない時のEQUALブレーキ簡易インプレ
付属の専用ケーブルを使わないで、元のケーブルのままでキャリパーだけ交換してみました。これだけでも、明らかにTRPのSPYREよりもタッチがカッチリしてブレーキの利きが良くなります。これはきっとキャリパー剛性の違いでしょう。
確かに並べてみると、TRP SPYREより、EQUALの方がアームがたわみにくそうな構造(アームが短く、分厚い)をしていますね。付属アウターは黒のみなのですが、黒以外のアウターワイヤーを使いたい人でも、EQUALキャリパーの方が優れています。
注文するときはドロップハンドル用とフラットハンドル用があるので間違えないように注意!(ワイヤーのタイコの形が異なります)。あとリアに160mmを使うためのアダプタはついていないので注意。リア140mmのローターを使えば問題無し。
続きです
機械式ディスクブレーキのまとめ
TRPSPYREの購入インプレ、続きに実際に乗ったインプレもあります
フロントシングルにおススメの変速レバー、デュラエースのSTIより軽量に出来ます
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