今回の台風でふと思ったこと「もし、ローラー台で発電出来たら」・・・これ本当に実現可能なことでした!
雨の日に走りに行けないサイクリストが流すローラー台の汗。その汗が電気を生み、更なるエコ社会を目指すことができるということです!やはり自転車はエコに万能ですね!
全サイクリストの夢!家じゅうの電気をローラー台で発電する!
原理的にはモーターを回せば発電が可能!
理科の授業で習ったと思いますが、モーターを回すことで発電することが可能です。つまり自分のローラー台にも、風力発電用のモーター等を買ってきて接続し、自作すれば発電機を作ることが出来るということ!
家じゅうの電気をローラー台で発電する! これこそ全サイクリストの夢ですよね。
ということで、発電できるローラー台について調べてみました。
なんと自己発電機能のある TACX NEO SMART
まず調べて出てきたのが、TACX の NEO SMART というローラー台。なんと自己発電機能のあるローラー台です。zwiftなんかも自分で発生した電力でプレイできるということです。流石 TACX 時代の先を進んでますね。しかし残念ながら外部に電源を取り出すことはできないようです。
JET BLACK(ジェットブラック) Whisper Drive Smart ならUSB給電が可能!
なんと自家発電可能、かつUSB給電してタブレットやスマホに充電できるローラー台が発売されていました。JET BLACK(ジェットブラック) Whisper Drive Smart !自分で発電、そしてZWIFT用のタブレットも充電可能ということでで場所を選ばずにトレーニングが可能というローラ台です!
いくら場所を場所を選ばないといっても、「もうちょっと選ぼうよ」と言いたくなるような場所で発電中の画像↑
ダイレクトドライブで静穏性抜群、自動で負荷調節可能(斜度16%まで)、2500W対応とTACXのようなスペックです。そして 616wの出力の時に53db(クーラーの室外機程度)と静か。東商会の詳細ページはこちら
四国にある「スカイ電子」という会社が100V発電できるローラー台を作っている!
もう少し調べると、なんと四国にある「スカイ電子」っていうメーカーが100Vの発電をできるローラー台を作って販売しています。タイヤドライブ式で、24インチ以上の自転車ならOK!これで100V、200Wの発電が可能ということ。
小型風力発電用として特別に設計・製作された発電機を組み込むことで、高効率な発電を実現しているといます。車のシガーソケットから取れる電源くらいはローラー台で発電できるということですね。
一週間6000円でレンタルできるローラー台発電機
今回の台風のような停電が心配される時期に、期間限定で一週間借りることのできるローラー台発電機もあります!こちらは100Vで100Wの出力です。
レンタルの仕方はこちらで確認できます。
ということで、実際にローラー台で100Vを発電することが出来るということが分かりました!蓄電器も活用すれば、ローラー台で流した汗で家じゅうの電気を賄うことが出来るようになるかもしれません!
ところで自転車での発電効率はどうなのか!?
この世の乗り物の中でもっとも移動のエネルギー効率が高い乗り物であるロードバイク。ではロードバイクの発電効率は一体どれくらい高いものなのでしょうか??
例えば上の発電機で200Wで3時間ローラ台を漕いで、インバータの効率95%とすると、570whの発電が可能です。東京電力の1kwhの電気代が20円くらいなので、ローラー台の発電した電気代は、約10円分ですね。
つまり、毎日ローラー台トレーニングしても、月300円分くらいしか電気代を賄えないのではないか??ということ。
もし、アンドレ・グライペルが1000Wで3時間回してくれれば50円分なので、グライペルが3人いれば、一日150円、月間で4500円の電気代になるので、ローラー台で電気代を賄うことが出来そうです!
つまり結論を言うと、ローラー台で全ての電気代を賄うのは全く現実的ではないです。
※タイヤドライブ式の発電はタイヤの摩擦熱のロスが多く、発電効率が悪いので、実際はこれほど発電できないはず。本当はダイレクトドライブ式の発電機のほうがロスが少なく効率が良くなります。
夢のローラー台発電の効率は悪そうでした・・・
発電効率の比較としてソーラーパネルで考えると、こんな小さいパネルが一枚あれば100Wということなので、 効率では太陽光発電(ソーラーパネル)にヤバイ位に完敗のようです・・・・
ということで、自転車でわざわざ発電するより、太陽光発電の為のソーラーパネルを手に入れる方がいいんじゃん!という結論になってしまいました。
一日の発電量は、何もしないでも大体285whの発電(平均日照時間3時間、インバータ効率95%とする)。ですので2枚あれば、頑張ってローラー台を三時間やった570whとほぼ同じ。
まぁ、自転車の発電効率が良ければ既に流行ってるはずですよね・・・
結論:家族でグライペル並みになるか、ローラー台では一部の電力のみの発電とする
結論としては家族全員でロードバイクにはまり、グライペル並みに回しまくれば家庭の全電力を生み出すことが可能です。しかし、きっと汗とプロテインの消費量がヤバくなります。
で、結局、台風などの停電に備えるにはどうしよう?
ですので、元々の発想の始まりであった、こんな台風の時のような緊急用の発電として考えると、 やはり普通に車のシガーソケットから100V取れるインバータが2-3000円で手に入るので一番手軽ですね(^^;)
↓非常時用に車のシガーソケットにつないで発電できるインバータ。100V 150W程度の発電が出来ます。携帯の充電やノートPCの利用には全く問題なし。炊飯器とか電子レンジとか使わないのであればこれで十分でしょう。また、300W以上はバッテリーへの直つなぎが必要です。
ガソリン発電機は、1kWhあたり約100円で発電できるようなので、ローラー台を回すのに必要な、グライペルの食費(好きな食べ物はハリボーのグミ)より効率が良いです。(^^;)
ローラー台では厳しいので、購入してみたソーラーパネルについて。最近のポータブル電源は3000回充電できるので10年もつはずです。
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