ロードバイクを始めて、色々と知識を仕入れたくてサイクルスポーツやバイシクルクラブなんて雑誌を読んでいると、結構月ごとに書いていることが違うんじゃない??!と思うことが時々あります。
自転車の世界もそのときの理論で進化しているということなのですが、読んでて不思議だなぁーと思うことがあります。さて、そうはいっても変わらない事実もあります。既に科学的に証明されてしまっていることですね。
ということで、ちゃんと科学的にロードバイクについて書かれた本があります。
ロードバイクにハマったら知っておくべき科学的な知識「ロードバイクの科学」
科学というと難しそうですが、実は初心者こそ必要な知識がたくさん含まれています。
よくある疑問、ロングライドで走ったらどれくらい補給が必要??
自転車ってかなりカロリーを消費しますが、例えばロングライドで、どれくらい食べれば大丈夫なのか??ってことを、科学的に必要なカロリーを出して目安を教えてくれる本です。
具体的には、これくらいのペースならおにぎりを○○分に一個は食べていきましょう!と書かれてあります。
エアロってよく言うけど実際のところはどんな感じ??
また、空気抵抗についても気になる点と思います。ロードバイクの集団走行では「前を引いてもらうと楽」っていいますが、実際どれくらいのパワー削減になるのか??一人で走っていると分からないことですね。「ロードバイクの科学」には実際にどれくらい楽か、具体的に実測値のワット数で書かれてあります。
また、ピチピチのジャージに抵抗がある人も多いと思いますが、普段着とロードバイク専用のウェアでどれくらいの差が出るのか?そういったことも実験してくれています。
またウインドブレーカーと防寒ジャケットの違いも。。。これを読むとウインドブレーカーは使わないほうが良いんじゃないかと思えてきます。
ロードバイクの出力と熱の関係
熱については、結構ビックリすることが書いてあったりします。
エネルギーのうち75%は熱になります。100Wのツーリングペースでも300Wの熱が余計に出る計算になります
ロードバイクの科学
これはつまり200W(服装や前傾姿勢にもよりますが35キロ前後)で走っていたら600Wの熱が出るということ。冬でも指切りグローブや薄着で平気な人が居ますけど、あれは平均出力が高いからです。600Wのヒーターを積んで走っているようなものなので、そりゃあ薄着でいいわけです。一方ゆるふわポタリングで100W出ていなくてもそれなりの熱が発生します。ですので、汗冷え対策は重要なわけです。
8秒だけなら大パワーを出してもヘタレない
他にも、「加速するときは8秒以内にしましょう」とか、知っていると知らないのでは大きな差が出てくる知識もあります。人体の構造上8秒以内のパワーなら、1分で50%(4秒使えるまで回復)、5分で100%回復する(また8秒使える)と書かれてあります。
いや~、こんなの雑誌には書かれていない知識ですね!
※これはATP-CP系っていうエネルギー発生回路のこと。回復にはクレアチンを使いますので、瞬発的なパワーを連発したい人は、グリコのクレアチンを飲んでおきましょう^^
例えば、ロングライド中でも、8秒以内で登れる短い坂なら、一気に行ってしまった方が速く登れて楽なわけです。
まとめ:ロードバイクの科学は本当に読んでおいた方が良い
このように、雑誌の各月の特集が2年間分(それ以上?)くらいまとめて入っているような本なので、「ロードバイクの科学」を読んでおけばひとまずOK。もちろん雑誌に特集されてある新しい理論の理解も深まります。定価で1400円(税別)ですが、ヘタなパーツに1400円つかうより、この本を買った方がはるかに速くなれます^^
因みにレースをガチンコで走る人じゃなく、ロングライド派の人にも役に立つ本です。
チーム戦術についてはこちらの小説がおススメです^^↓
ロードよりタイヤの太いオールロードについてはこちら。こちらも面白い本です
コメント