こないだフラットペダルで走っていて気づいたのですが、右足だけペダルの外の方を踏んでいました。それも真剣に速く走っている時です。これってつまり、その位置で漕ぐ方がペダリング効率が良いのでは??
左右の足の適切なペダル位置、Qファクターについての考察
フラットペダルの方が実は登坂が速い時もあった
引き足が使えて本当は速くなるはずのSPD-SLやSPDシューズ。しかし、フラットペダルの方が、どうも登坂がやりやすいことがある気がしていました。それに短い登りならフラぺの方が登坂のタイムが速い時もある始末・・・
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200602_095033-1024x633.jpg)
これは無意識にダンシングで踏み込みやすい位置に足を置いていたということでしょう。
ということで、ペダル位置を調整してみることに。
DIXNA(ディズナ) 2mmペダルスペーサーでペダル位置を調整
脚の左右の位置は、クリートの取り付け位置でも調整できます。ですが、私のSPDシューズだと調整幅が狭いので、右足だけ若干外側になるように2mmのペダルスペーサーを入れてみます。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_20210510_124726-1024x532.jpg)
取り付けは、ペダルとクランクの間に挟むだけなので、超簡単です。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_20210510_124957-1024x565.jpg)
サドルへの着座位置がセンターからずれている人はこの可能性あり
思い返せば、サドルへの着座位置がセンタかーからどちらかにズレていると言われたことがあります。左右均等のペダリングが出来ていないからか、もしくは、体が左右均等でないからか、・・・また、私は左足の踏み込みが遅れがちです。(これはパイオニアのペダリングモニターの体験で知りました)
体を自転車に合わせるか、自転車を体に合わせるか
このような場合の考え方としては、サドルの真ん中に座るように修正して、左足の踏み込みを早目にして、ぺダリングの左右差を無くしていくのが良いでしょう。こんなセンターに座る用のサドルもありますね。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/05/sya-kusadoru.png)
しかし、あえて今回は自転車を体に合わせる方を選択してみました(^^; ということでペダルスペーサーを入れてみます。
右のペダル位置を調整した感想はどうか?
と、交換してみたものの、2mmの延長だとほとんど違いが分かりません!
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_20210721_132125-01-1024x563.jpg)
結局、片方だけ2mm伸ばしてもあんまり意味がないように感じるので外すことにしました。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/04/ISM_8183-1024x740.jpg)
今回、平坦を速く走ろうとしていて(Qファクター151mmのクランクにフラットペダルを付けてました)外側を踏んでいました。そういやカベンディッシュもペダル軸を延長しているらしいですよね。つまり、平坦でもスプリントのようにパワーを加えるときはQファクターが広い方が良いのでしょう
ベストなQファクターを求めて、Qファクターを広げてみる
そういえば、Qファクター151mmのGRXクランクで外側を踏むということは、Qファクター146mmのDURA-ACEクランクは狭いということでもあります。確かにGRXクランクの方がヒルクライムの時に踏みやすい気がしていました。
もちろんこれは簡単に調整が可能。つまりデュラエースのクランクの両側にdixnaの2mmのスペーサーを入れればOK。しかも、この方がバイクを変えたときのペダル幅の変化も小さくなります。ということで、これでしばらく走ってみようと思います。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_20210904_113313-012-1024x582.jpeg)
※トルクをかけてゆっくり回すのは若干やりやすい気もします。
平地と山岳、もしくは回転重視かトルク重視か?でベストなファクターは変わるはず
自転車関係ない時のことを考えてみれば、速く走る時は足幅が狭く、力を入れて物を持ち上げる時には足幅が広くなるのが普通だと思います。つまり高ケイデンスで走るならQファクターは狭め、トルク重視(もしくはダンシングを多用する)ならQファクター広めが合うのではないでしょうか?そう考えると、平地から山がちの地形の近くに引っ越したらQファクター広い方が走りやすいなんてあるのかも。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2021/08/XTR.jpg)
因みに、MTBではクランクでQファクターが選べますが、一方でクランク長は5mm刻み。ロードではクランク長は2.5mm刻みで用意されていますが、Qファクターはペダルで調整になりますね。
シマノさんの+4mmシャフトのペダルに関する説明ページ↓
![](https://bike.shimano.com/content/dam/productsite/shimano/img/logo/shimano_logo.png)
まとめ:クランクのQファクターが自分に合うかなんて、試してみなければ分からない
これまで注意を払ってこなかったQファクターですが、GRXクランクとフラットペダルを使ったことで気になることに・・・そして、Qファクターが適度に広い方がトルクをかけやすいのは確かでしょう。結論としては、自分の走り方に応じて、トルクの加えやすさとケイデンスの上げやすさのバランスの良いQファクターを見つけるのが大切なのかもしれません。
今回の2mmペダルスペーサー。
+4mm軸のペダル
お気に入りのフラットペダル
SPDぺダルのQファクター
フラットペダルの活用
コメント