勝浦の海岸線を走ってみたところ、かなりリアルガチだったので、紹介します。
勝浦市の海岸線は面白いサイクリングスポットだった!
勝浦って言ってもいつも行くのは最南端の八幡岬くらいで細かく海岸線を回ったことはありませんでした。しかし、鄙びた漁村などを周ってみると、素掘り隧道、激坂、断崖絶壁、プライベートビーチとかなり変化に富んだコースになります。
御宿から勝浦に向かう途中から、勝浦の東岸の川津漁港へ向かう
ロードバイクで御宿から勝浦にいくとき、国道を真っすぐ突っ切ると思うのですが、行ったことが無い東岸の「川津漁港」を目指すことにしました。勝浦の周りは断崖絶壁のリアス式海岸なので、岸にある漁港からの登りも面白そうだなぁと思ったのも理由の一つです。
勝浦市部原の信号から川津港を目指します。
川津港の手前、坂の上にある「妙海寺」からの眺め
御宿-勝浦間の国道から川津漁港への分岐に入ります。走っていると、途中で漁港がいくつかあるのですが、この辺りから御宿側を振り返ると青い海が見えてキレイです。どこか絶景スポットは無いかなぁと探していると目の前に良さそうな高台を発見!明らかにお寺なのでちょっと躊躇しましたが登ってみました。
寺の端っこにちょうどいいビューポイントがあったので、そこからの写真です。
写真を撮っていると、急にご住職さんに話しかけられました!よく見るとサイクルラックがあってロードバイク乗りフレンドリーなお寺。休憩室を案内してくれて水を頂きました。トイレも貸してくれます。このビュースポットも年末にかけて整備するつもりということだったので、是非行って見てください。
(※とはいえ明らかに葬儀っぽいときは避けましょう(^^;))
※因みに私は川津港にいってから、直売所に売っている川津産のトコロテンがとっても気になっています。。。今度行ったときは買って食べよう。。。
勝浦灯台と八幡岬、遠見岬神社
川津漁港からの登りは、勝浦ならではの素掘り隧道だらけ。こっちに来ると、素掘り隧道が当たり前すぎて写真撮るまでもない感じに(^^;) 勝浦灯台までは結構な斜度で登ります。坂好きにはたまらないシチュエーション。
この後、勝浦市最南端の八幡岬へ。入り口に駐車場がありますが、その先の公園まではロードなら大丈夫です。お手洗いがあるのと少し散策できる道があります。歩いても大した距離ではないのでSPD-SLでも大丈夫でしょう。
勝浦で有名な、神社の階段を使ったビッグひな祭りは2月半ばからひな祭りの時期まで遠見岬神社で開催されています。
鵜原理想郷(鵜原海岸)は是非行ってみよう!
鵜原海岸を目指して、松部漁港の信号から国道128を左折して、海岸線の道に入ります。あとはひたすら海岸線沿いを走るのみ!
この海岸線の道は寄り道スポットがたくさんあって楽しいところでした。
海の中の魚を見ることが出来る勝浦海中公園。
さて、今回の目的地である「鵜原理想郷」の入り口に到着。私はここからアプローチしました。
ハイキングコースって書いてあるんですけど・・・まぁ路面は走れそうだし、自転車なのでヤバいところは担げば大丈夫でしょう!
そう思って突入するといきなりこんな素掘りのトンネルが待ち構えていました!
ちょっと走っているといつの間にかグラベルロードていうか、MTBのシングルトラックというか。
階段がちょこちょこあるので登りは担いで、下りではフロント荷重を抜くテクニックは必要ですね。
到達した鵜原海岸はこんなところでした!地面は砂じゃなくて、この形に削られた岩、 砂岩(まさにサガン) です。なんか不思議な感じ。はるばる来た甲斐があります。
もちろん太平洋も一望できます。
しかし、それよりこんな特殊な地形の方が気になりました。石の質と言い、地層が珍しい場所のようです。
少し戻って分岐をすすむと「黄昏の丘」という眺めの良い場所に到着!
この眺め。鴨川方面への海岸線を一望できます。いやー、勝浦の海岸線は凄いですね。国道以外はこのリアス式海岸の入り江などを通るので、斜度がきついポイントもあり、坂バカにとっては大いに走る価値ありです。(坂バカじゃなくても景色が素敵ですのでもちろんおススメです^^)
鵜原理想郷からの帰り道。鵜原海岸の西側の海岸線沿いです。夕焼けがなんとも綺麗。
今回は鵜原理想郷の東から入って西に抜けました。しかし、ロードでグラベルが苦手な人や担いで歩くのが嫌な人は、西側の海岸を南下して、行き止まりのお手洗いの前から「黄昏の丘」を目指すことをおススメします。もしくはSPDシューズで来るか。私はSPD-SLで突破したのでやろうと思えば一応行けます。(あんまりおすすめしません)
↓この辺から南に向けて、自転車なら抜けられるトンネルを抜けてアプローチできます。
ハイキングマップはこちら。左側の点線(トンネル)の先までは自転車で行けます。私は右上の赤いしるしの駐車場から突入しました(笑)
参考までに勝浦の超激坂スポット情報
参考までに一番きつかった坂はこちら。多分、あの有名な暗峠越えていますね。因みにここは全く通る必要が無い道なので安心してください(笑)。
場所はこのあたり。MAPには無いですが、横に入る道があります。
郷土料理の「なめろう」と「さんが焼き」、それから「まご茶漬け」
さてお昼は、勝浦市内の「天平」という料理屋さんで。なめろうとさんが焼きランチを頂きました。なめろうを食べたくて入ったのですが、さんが焼きセットがお得だったので注文。初めて食べたさんが焼きはとっても美味しかったです。
知らなかったのですが、郷土料理のお茶漬けの「まご茶漬け」というのがあるとか。
接客の素敵なおかみさんで「昔は江戸より勝浦の方が栄えた」とか歴史についていろいろと教えてくれました。※昔は漁に来た日本各地の漁船が勝浦で補給をしたから、散髪屋さんが多く、漁師町ということでめちゃくちゃ賑わったそうです。
勝浦の朝市に出ている自転車コーヒー屋さん「スパイスコーヒー」
さて、勝浦の朝市にはとっても珍しい自転車の移動式コーヒー屋さんがあります。名前は「スパイスコーヒー」。自転車乗りとしてはぜひ立ち寄ってもらいたいです(笑)
自転車で色々なところに出張しているので、こちらを目指して行くときはFACEBOOKで確認してからの方が良いでしょう。
勝浦のリアス式海岸は面白いから楽しみながら走ることが出来る
坂に斜度があるので初心者向けではないですが、勝浦の海岸線沿いの道はかなり面白い場所でした。全力でタイムを競って走るより、その土地の見どころを楽しみながら旅気分でサイクリングするには絶好のスポットです。
まだ今回は勝浦の一部なので、また次回、勝浦を紹介したいと思います。
今回のルートの続き。勝浦の海岸線の面白スポット巡り
大多喜の面白いスポットを絡めて走るのも良さそう!
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