BORA WTO 45 や SHAMAL ULTRA を持っているのに、完成車についていたレーシング7を 何故か 最近よく履くのでインプレしてみます。
フルクラム レーシング7は速く走らないなら十分のホイール
結論から言うと、全然悪くないホイールです(笑)
ベアリングもUSBやCULTではなくただのスチールですし、リアは首折れスポークです。
でもまぁなんとなく、悪い印象はないです。ちょっと重いかな??っていうくらい。
例えばBORAと比べてフロントだけで300g重くて、リムハイトが低い。それだけ。
※画像はクイック込み(60g程度)です↓
レーシング7で本気で走ったらどうか?
本気で坂を登ったら超短距離なら BORA WTO と勝負できます。
巡行は明らかに不利。もうね、エアロ効果は明らかに低いし、シャマルみたいなベアリングの良さでスーッと前に勝手に進んでいく感とかは無いです。
しかし、ちゃんと一生懸命漕いでいれば、長距離走っても平均速度で BORA WTO と2キロくらいしか変わりません。
レースをする人にとっては、この2キロは致命的な差ですが、一般サイクリストではなんの問題も無い差ですね。
レーシング7の剛性感は当然BORAより柔らかい
BORAWTOは固いホイールですが、レーシング7は少し柔らかい感じがします。発進がBORAほどキレキレではない感じ。坂もそんなに軽々登るわけでもない。あくまでも平凡なホイールです。また私のレーシング7は2012年モデルです。2014年からはリアホイールが左右非対称設計になったり、その後 17C になったりドンドン改良が加えられていて、今のレーシング7はもっと性能が良いでしょう。
またレーシング7といっても、流石にニローネの完成車についていた謎ホイールより軽くて速いです。スポークの本数も一気に少なくなりますし。
ニローネのホイールをレーシング7に交換したら、嫁が「軽くなった~」といって喜んでいました^^
フルクラム レーシング7の乗った時の楽しさ
レーシング7は速く走ることが目的でなければ、乗った時に意外に楽しいです。思うように扱えるホイールが良いホイール(例えばニュートロンとかね)というインプレを時々雑誌のインプレで目にしますが、レーシング7はそういう感じ。
例えばMTBのホイールなんて、重いはずなのにゴロゴロ転がって結構気持ちよかったりする。ママチャリのホイールなんて適当に踏んで立ち漕ぎしても足に来ない。ああいう感じがレーシング7にはまだちょっと残ってる。ちょっと反応が遅いんだけど、だからこそ適当に乗って大丈夫。シャマルやボーラは軽くて固くて反応が速い分、ちゃんと回す必要性がある。
縦剛性とか横剛性とかチューブレス非対応とかそういうのはどうでも良くって、安いから砂利道突っ込んでも気にならない(別に私はBORAでも砂利道に突っ込むんですけど、ちょっと気を使ってしまいます)。チューブレスじゃないから路面の振動も伝えてくるけど、意外にそういう部分が五感を刺激して楽しかったりする。
BORAを持っていても楽しいレーシング7
高いフレームやコンポ、ホイールを手に入れれば確かに速く走れるようになります。しかし、安価なモノにもそれなりの良さがあります。ニローネもそう、レーシング7もそう。5700系の105もそう。SORAもそうです。扱いのデリケートなハイエンドパーツと違って、こういうクラスのパーツは、一人で林道に突っ込んだり、グラベルに突っ込んだり、そんな遊びをしても全く気にならない。
つまり「自転車は自由だ!」って気分。
ロードバイクだからちゃんとしなきゃ!みたいな感じとは無縁。
※ちなみにこの写真の橋の場所はこちらへどうぞ↓
レーシング7でBORAの記録塗り替えたこともありますし(※超短距離ね)、やっぱりエンジン次第のところが大きいです。但しホイールが自分を助けてくれないから、それが逆に面白いわけです。
レーシング7、平均時速25キロくらいのライドなら、十分走りますよ。
自分のレーシング7(1849g)と比べたら、今のレーシング5(1650g)は安いのにめちゃくちゃ軽くて、性能も良くなっていて良さそうです。通勤に使うならこの辺が欲しいw
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