IRCのFORMULA PRO TUBELESS(フォーミュラプロチューブレス)といえば、チューブレス黎明期からある定番チューブレスタイヤ。既に何世代にも渡って改良が続けられ、ピュアチューブレスとしては完成の域に達しているといっても過言ではないタイヤです。
それがこの2020年にリニューアルするという情報です。
IRC FORMULA PRO TUBELESS(フォーミュラプロチューブレス) がリニューアル!2020年版はどうなるのか?!
既にアナウンスされていることとしては、TLR(チューブレスレディ版)が発売されるということ。
実際、私はピュアチューブレス派(元々リムを腐食する可能性のあるシーラントが嫌いだったから、あと掃除がめんどくさい)でしたが、シュワルベプロワン・チューブレスイージー以降は、その軽量さと転がり抵抗の軽さに惚れて、チューブレスレディ派になっていました。
今回のTLR版にはかなりの期待が高まります。
オールラウンドモデル FORMULA PRO TL RBCC(フォーミュラプロ・チューブレスRBCC)
従来のRBCCを更に進化させたのがピュアチューブレスの「FORMULA PRO TL RBCC」。コンパウンドがこれまでのRBCCからRBCC2になって、転がり抵抗の改善 (従来比-7%) 、タイヤの耐久性UPが図られているようです。ラインナップは23cが無くなり、25cと28cが用意される模様。
これまで、290g、335gですが、ワイドリムに合わせた設計とすることで少し軽量化されて、25C 270g、28C 315g、となっています。
コンチネンタルのGP5000TLが25Cで300g、28Cで345gなので、流石にそれより軽量に仕上げてきましたね~。
耐パンク性の高い FORMULA PRO TL X-GUARD
これまでもずっと存在するX-GUARD。高い耐パンク性能、高い摩耗性能を誇っています。しかし、私自身はこのモデルに相当するタイヤは使ったことがありません(^^;
ノーマルのRBCCでも十分な耐久性を持っているので・・・ただ、やはりパンクや摩耗が速いと困る、通勤用のロードバイクや、グラベルに突入することのあるロードバイクには適しているでしょう。
25cと28cがラインナップされます。これまで、305g、340g、でしたが、今回は25C 300g、28C 345gとなっています。
もしかしたらDISCブレーキ対応でビート部を強化して、軽量化は進まない可能性もありますけどね(^^;
ちょっと不思議な重量化。DISCブレーキに合わせて、ビート部を強化するというアナウンスがあったので、その影響でしょうね。
IRC FORMULA PRO TLR S-LIGHT (フォーミュラプロ・チューブレスレディー・スーパーライト)
IRC初のチューブレスレディモデル。実測重量がどれくらいになるのか大いに期待できます。
こちらは軽量な 23c も用意され、ラインナップは23c、25c、28cとなる様子。
従来のピュアチューブレスモデルが、それぞれ、260g、280g、315gだったので、シーラントを30ccから40cc入れてもそれ以下の重量になるように作られることを考えると、23cが215g、25c 235g、28c 270gくらいで仕上がってくると予想します。
これって、Panaracer RACE A EVO4 TLC の25cが210gだったことを考えると現実味のある数字。
発表された数字は、なんと23Cで205g!、25C 220g、28C 250g、と予想をはるかに上回る軽量化です!! ※但し、23cはナローリム専用なので注意!
IRCなので耐パンク性をそこまで犠牲にしていないと思いますし、これは良さそうですね。
まとめ:遂に5代目となる IRC FORMULA PRO のTLRモデルに超期待!
やはり大御所である、IRCのモデルチェンジはいつも楽しみです。先代から、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ に使用されていることもあり、完成度が大きく高まってくるでしょう。
そして、グリップ重視でチューブレスタイヤを選ぶなら、IRCのRBCCは、私の乗った印象では最も優れたチューブレスタイヤです!
※更に詳しい情報はシクロワイヤードの記事へ↓なんと、RBCCの方がS-LIGHTより転がりが軽いそうです!!
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