シャマルウルトラのUSBベアリングにセラミックスピードのグリスを入れるメンテナンス

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こないだTOKENのラチェット不良を直したので、しばらくやってなかったシャマルのベアリングを洗浄しました。

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シャマルウルトラのメンテナンス。セラミックベアリングにセラミックスピードのグリスを入れる

シャマルのメンテナンスに関して、詳しい記事は他にもあるので詳細な手順などは他サイトを参考にしてください(笑)

カンパニョーロのホイールのカップ&コーン式ベアリングは、メンテナンスが必要らしいのだが・・・

よく聞く話で、シマノは整備しなくても大丈夫、カンパは整備しないといけない、と言われます。さて、私のシャマルは結構ひどい扱いを受けているのですが、それでベアリングはボロボロになっていたのでしょうか?

こういうところを走らされたりしてハブまで泥まみれです

シャマルのハブを開けてみる

クイックを外して、5mmの六角レンチを両サイドから突っ込んで回せば簡単に外れます。

こんな感じで両サイドから突っ込んで回します

そしたら順にパーツを外していきます。まずはこの玉あたり調整するパーツを2.5mmの六角レンチで緩めてから、回して取り出します。

これをガチガチに締め付けないのが良く回るベアリングのコツです

次にこの割りの入ったパーツをマイナスドライバーなんかで取り出して・・・

シールの表面はかなり汚れていますね

このシールも傷つけないように優しく取り出せば

ベアリングが見えています

ベアリングとご対面です。

期待していたほど汚くなかった・・・・

なにかもっとドロドロを期待しましたが、そうでもありません。シールがちゃんと仕事をしています。ベアリングを外すとこんな感じ。

一回拭いたあとです

因みに私は防水性能を高めるためにシールににグリスを塗っています。

USBベアリングを洗浄する

意外にキレイなんですが、この状態で黒いセラミック球をまわした時に、ゴリゴリ感のある球がありました。

黒いのがセラミック玉

ベアリングで有名なNTNさんによると、ゴリゴリ感の発生要因は、軌道面のきず(規則的)、玉のきず(不規則)、ごみ、軌道輪の変形(部分的に負のすきま)とされています。ので、ホコリの原因が高そう。

ベアリングの玉は外れるのですべて外して、ベアリングを受けるパーツも含めて洗浄してあげると良いですね。

セラミックスピードのスタンダードグリス シマノのプレミアムグリスより粘度が低いグリスです

ということで洗浄した後、折角のセラミックベアリングなので、粘度が低くて柔らかいセラミックスピードの青いグリス(スタンダードグリス 推奨充填率 60-80% メンテ頻度は4000~5000km程度が目安)を入れることにしました。

本気の人はもっと粘度の低い白いグリスもあります

ちなみに白くてサクサクした感触のする、もっと低粘度の白いグリス(SLFホワイト・グリース 推奨充填率 30-50% 1000-2000km毎が目安)もありますが、これはメンテの頻度が高くなるので、今回のようなひどい使い方をするシャマルには使ってあげません(笑)

ということでグリスを塗って元に戻して、リアも開けてみます。同様にやるとフリーごと抜けます。

黒いオイル跡をふき取ったあとです

ベアリングは同じように洗浄して、ラチェットにも、この青いグリースを入れました。

MEGAG3フランジに酷使された跡が見て取れます

セラミックベアリングにはセラミックスピードのオイルを

因みに、プーリー等をセラミックベアリング化する人もいますが、セラミックベアリング用のオイルがありますので、折角なのでこれをかけておきましょう。

セラミックスピードのオイル、プーリーのベアリング用です

10速環境ではセラミックのプーリーを使っていたのですが、今は使っていないので、私のオイルは工具箱の隅で眠りについています・・・

シャマルのUSBベアリングは、軸を持って回したときに、ゴリゴリ感が伝わってこないのがベスト!

洗浄したシャマルのベアリング、上手な人がやると軸を持って回した時にゴリゴリ感が全く手に伝わってこない滑らかな回転になります。プロショップなどでメンテしてもらった後に自分の手で持ってみると、きっと違いが分かります。私がやると、微細なゴリ感が残り、どうしても完璧にはならないので、これは完全に腕の違いですね(^^;

リムの油汚れも、シンプルグリーンで洗浄

ついでにリムも洗っておきました。リムの油汚れを落とすことで、ブレーキの利きが格段に良くなります。

まとめ:シャマルのベアリング、結構大丈夫じゃない?そして、セラミックベアリングにはセラミックスピードのグリスとオイルがあります

メンテの頻度が高くないと、ダメになってしまうというシャマルのベアリング。これはもちろん、使っているグリスにも依るでしょう。雨天は走らず、ほぼ舗装路しか走らない使い方だったときは、抵抗の少ない方の白いグリスを入れていました。最近では扱いが荒く、メンテの頻度も低いので、青いグリスを入れています。また、グリスが切れると、ベアリングレースがセラミック球に負けてダメになるようなので、やはり定期的なメンテナンスは必要です。

こんな使い方したけど大丈夫でした(^^;

 

セラミックスピードのグリス&オイルが見当たらなくなったのですが、UFOオールラウンドグリスというパッケージに代わったようです。下のワイズロードのページに、どこにどのグリスを使うかの案内があるので参考までに↓ 

【ワイズロード】CERAMIC SPEED ( セラミックスピード) UFO ALL ROUND GREASE ( UFO オール ラウンド グリス ) 30ml

あと評判の良さそうなフィニッシュラインのセラミックグリス貼っておきます。

リムのステッカー汚れもキレイになる、シンプルグリーン

シャマルのインプレ

TOKENのDISCホイールのメンテナンス

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