BRIDGESTONE ANCHOR(ブリジストン・アンカー) の新フラッグシップバイク RP9! T1100カーボンを採用!(インプレ追加)

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アンカーのRS9以来となるフラッグシップモデル、RP9。なんとT1100カーボンを採用しています。DOGMAでしか採用例の無かったT1100カーボンを使用しているということで、これは凄いロードバイクに仕上がっているかもしれません。試乗も少し出来たので一番下にインプレも追加しました。

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T1100カーボンを採用したBRIDGESTONE ANCHOR(ブリジストン・アンカー) の RP9 は凄いロードバイクかもしれない!

アンカーの新フラッグシップモデルRP9は、9月販売予定となっています。

RP9はRS9からフレーム形状の変化がスゴイ!

アンカーといえばあくまでオーソドックスな作りのフレームでしたが、今回のRP9はイマドキ感のあるフレーム形状に代わっています。

まずこれまでのフラッグシップのRS9↓

新フラッグシップのRP9↓

リアの三角形が小さくなってイマドキのエアロロード感がある形状に。トップチューブがホリゾンタルなのはエアロを追求して前方投影面積を減らした結果でしょう。これだけのエアロフレームなのに、フレーム重量900gと軽量に仕上がっています。

横からの画像は、スペシャライズドのVENGEにそっくりです。これはディスコンになってしまったVENGEが欲しかった人はRP9にも注目してしまいますよね。

 FACT 11r carbon採用のスペシャライズドVENGE ¥561,000

アップデートされたエアロ効果も素晴らしい!

性能としてもかなりのエアロ効果の向上が見られるようです。

40kmで走行時、RS9sで61.4wの抵抗を生むところ、RP9だと40.5w!40kmで20wの削減というのはディープリムホイール並みかそれ以上の空気抵抗の改善になります。

ダウンチューブからBBにかけてのつなぎ目が、段差のようになっていますがこの方が空気抵抗が削減できたとのこと。ダウンチューブは真ん中が太く最新ホイールのリムのようなふくらみがあります。これも単純なカムテールよりも空気抵抗削減になるそうです。

つまり、機材の中ではかなりの抵抗を軽減できるフレームになりますね。

BRIDGESTONE ANCHOR ANCHOR RP9はなんとT1100カーボン採用!?

フレームの価格は¥495,000 とハイエンドにふさわしい価格ですが、驚きなのはT1100カーボンを使用しているということ!

これまでT1100カーボンを使用したバイクはPINALLEROのDOGMAしかなかったと思います。因みにDOGMAって、最新モデルの DOGMA F は¥935,000。比較的安価だったF8でも¥648,000です。ということは50万円以下で買える RP9 は実は超お買い得モデルですね。

最新のDOGMA F!めちゃくちゃカッコいいけど、めちゃくちゃ高いです(^^;

T1100カーボンということでパワーの伝達性も良く、空気抵抗も少なく、軽量なフレームということで、かなり期待大ですね。

ANCHORとしては初のDISCブレーキ採用のハイエンドフレームがRP9

アンカーは、ハイエンドフレームにディスクブレーキをこれまで採用していませんでした。ということで、購入の選択肢に入らなかった人も多いかと。私もRS9とRL9が発売されたときは試乗会に行きましたが、その後はANCHORが選択肢に入ることはありませんでした。

ロングライド向けのRL8にはディスクモデルがありました

その中でのRP9は久しぶりに「おっ!」と思うフレームです。ANCHORのファンにとっては嬉しいことですね。

まとめ:RP9は性能に対するコスパが非常に良いバイク、なのかもしれない

ということで、RP9は性能に対するコスパが非常に良さそうなバイク。黒くてマットな質感もカッコイイですし、ビジュアル面でも良い感じ。ロングライド向けハイエンドの RL9 は、振動吸収性が非常に高いレベルで良かったので、RP9もそれを引き継いでいるとすると、全方位で高性能なバイクである可能性があります。

 

RP9の試乗インプレ

RP9の試乗できた(ホイールはDT SWISS)のでインプレを書くと、非常に良いリムブレーキ車に乗っているようなフィーリング。どこら辺がリムブレーキのバイクっぽいかというと乗り心地の「軽さ」。重いディスク車というよりも、ハイエンドのリムフレームのような感じ。ガチガチではない軽さ。アンカーの初めてのディスクブレーキでコレはちょっと凄い。

追加料金でRC レーシングカラーも選べますが、これは塗装で重量がUPするので、基本はフレーム重量が最も軽くなる「ブラック」にしているとのことでした

伺った話ではRS9の乗り味を想定して作成したとのこと。つまり非常にざっくり言えば、最新のエアロ性能とディスクブレーキを追加したRS9sと言っても良いのかも。※RS9はハイエンドだけどそんなに硬さを感じないバイクでした↓

ところでこのRP9の弱点を上げるとすると、あくまでレーシングフレームといった乗り味で、振動吸収性は決して良くありませんでした。しかしそもそも、設計からしてシートポストが固いT1100カーボンで超軽量に作ってあるということで、バイクの振りの軽さを重視して、最近の他のバイクの様にシートポストでの振動吸収性は求めていない構造。

エクステンザR1Xの25cがアセンブルされていました

試乗車はタイヤが25cのクリンチャーだったのでチューブレスに変えれば乗り心地も改善されると思います。もしくは振動吸収性の良いカーボンハンドルをアセンブルするなど。ただ、やはり設計上、楽にロングライドという用途では無く、タイムを競ってレーシーに走りたい人向けのフレームですね。レースをするならこの完成車の価格でこの性能!全く不満は無いでしょう。もっともアンカーで楽なロングライドをしたいなら、RL8Dを選択肢に入れるべきです。※アンカーのラインナップを考えると将来出るであろう「RP8」も気になります(笑)

PR9と他のバイクの印象の違い

レーシング系の中では硬くて登りの速いサーベロR5や、しなりのあるビアンキのスペシャリッシマとは異なり、DOGMA F に似た方向性のバイクと感じました(ドグマもリムブレーキモデルのように挙動が軽い!)。そしてフレーム価格で100万円するDOGMA Fと比べても正直甲乙つけがたい(※振動吸収性はDOGMA F の方が上と思います)。乗り比べてRP9の方が好みという人もいるくらいハイレベルなバイクです。

ブリジストンの軽量チューブ

比較テストでVENGEがめちゃくちゃ高評価だったサイスポ

その他のバイクインプレ

エアロロードにも振動吸収性を求めるならKOKOは良いかもしれません

完全レース向けというより、足当たりの良いハイエンドバイクを探しているならこちらが参考になるかも↓ 

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