CADEX 42 tubeless/GIANTの放つカーボンチューブレスホイール

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リムハイト42mmながら重量1265gという超軽量チューブレスホイール。信じられない軽さのカーボンチューブレスホイールをGIANTがリリースするという情報があります。一部のエリアから9月末ごろから販売開始予定。既存のホイールを過去のものにしそうな重量です。そのスペックを見ていきましょう。

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CADEX 42 tubeless ホイールのスペック

CADEXとはどういうブランドなのか??

CADEXというのはGIANTの高級ホイールブランド。

ROVALやBONTRAGERのようにブランドを分けることで、他のメーカーのホイールとしても使用してもらいたい狙いがあるのでしょう。

これまでもホイールの販売をしていて性能に定評はありましたが、GIANTというロゴが入っていると、イタリアンブランドのバイクなんかに乗っていると、どうしても手が出ずらいですよね。

CADEX 42 tubeless ホイール 注目のスペック

リムハイト42mmで1265g、チューブレス対応というのはすべてのホイールを刺せる可能性のあるスペック。

因みにチューブラー版のCADEX42は1163gつまり片輪で50gほどの重量化ですが、これまでのチューブレスシステムだと、片輪100g程度の重量化だったので、これは凄いことですね!

因みにリムのスペックはこちら↓

リムの高さ42mm
リムの外側の幅23mm
リムの内側の幅19.4mm

よく見ると、リム幅が今どきのホイールにしては狭め。一方でリムの内側の幅は今どきですね。

※外側23mmで内側19.4mmってことは、リムの厚さは1.8mmってことで、めっちゃ薄いです!これでリムブレーキだから本当に驚き!(タイヤレバー使うの怖そう(^^;))たいていのカーボンクリンチャーは例えば外幅27mmで内幅19mmとか、リムの厚さは3.5-4mmの間です。

エアロ効果はどの程度かわかりませんが、U字断面の様子なので、横風に弱いということはないでしょう。

またスポークは「エアロカーボンスポーク」を採用ということ。

カーボンスポークというと、衝撃を受けたときに折れたりしないか心配ですが、そのあたりはどうなんでしょう。ちょっと心配ですが、一本単位でのスポーク交換もできるようです。

CADEXのフックレスクリンチャー(チューブレス) とはどういう構造なのか?

今回の軽量化を実現しているのは フックレスクリンチャーという構造のおかげと考えられます。

クリンチャーリムのようなビートがひっかかるフックが無いリム。

それにより、軽量化と全体的な耐久性を向上しているとしています。

問題は対応するタイヤ。

従来のタイヤは採用不可なので、しばらくはCADEXブランドのタイヤを使用することになります。

対応するチューブレスタイヤは23cで255g、25cで270gと標準的な重量です。

精悍でかっこいいデザイン

CADEX 42 tubeless の価格は?

これだけのハイスペックホイール(CADEX 42 tubeless 1265g)、価格が気になるところ。

日本国内での価格は32万円(税抜)になるようです。

bora WTO 45(1496g) や ROVAL CLX50(1377g)、COSMIC CARBON SL UST(1496g)と勝負する価格ですね。

スペック的にはCADEXが圧倒しています。あとはブランドイメージですね。

CADEXのような、カーボンスポークのチューブレスホイールと言えば SACRA IGNITE

カーボンスポークのチューブレスホイールと言えば、既に SACRA の KYLE3 IGNITE(カイル3イグナイト) が1232gで出しています。 価格は26万円(税別)

リムハイト38mmリム幅28mm(内幅18.5mm)でフックレスではないチューブレスレディ。改めて見ると衝撃的な軽さですね!リム重量はチューブレスレディで401g。

GIANTのCADEX42って超スゴイ!と思いましたが、SACRAも凄い!こちらも競合するホイールですね。

金属スポークでも TOKEN の VENTOUS は軽量で安い

カーボンスポークでなくても良いのであれば、TOKEN(トーケン)のVENTOUS(ヴァントゥ)リムハイト36mmリム幅27.4mm(内幅20mm)で1342gでチューブレス対応!(実測1352g との口コミあり)

スポークは 高級エアロスポークの sapim CX-RAY。日本でのベアリングは トーケン最高グレードのベアリング TFTを採用。国内定価は22万ですが、海外通販を利用すると約12万円ほどと、安く手に入れることができます。特に軽いヒルクライム向けのホイールを探しているなら良い選択肢かも。Z1ハブもかなりのワイドフランジ(前後ハブだけで定価6万円 前後セットで292g)。リム重量は430gほどでしょう。

CADEX42のリム重量は?

SACRAのKYLEもそうですが、カーボンスポーク化での軽量化はスポーク一本当たり1.5g。

仮にCADEXが金属スポークだとすると60gほど重量UPでホイールセットで1325g。

ということは、リム重量は恐らく415g-420g程度と予想。42mmハイトでこの重量はかなり軽いですね。

CADEXホイール、GIANT得意の完成車付属はあるのか?

以前、TCR ADVANCED PRO 完成車に15万のカーボンホールがついてきたときは度肝を抜かれましたが、今後、CADEXホイールの完成車付属販売はあるのでしょうか。

2020年モデルが発表され、

PROPEL ADVANCED SL 0 DISC ならフロントに CADEX 42mm、リアにCADEX65m が装着されています。そしてパワーメーター付きでスラムのetapが採用されています!但し価格は130万!

2020モデルの PROPEL SL0 DISC

CADEXシリーズはこれまでのようにコスパのいい製品にはしばらく搭載されなさそうですね・・・

また、TCRシリーズにはSL0が存在せず、TCR ADVANCED SL 1 DISC は従来のSLR42㎜ が装着されて、79万。

いずれにせよ、リムブレーキ版には、CADEXホイールがアセンブルされたモデルは無いようです(^^;

フックレスという軽量リムを使った、新しいタイヤシステム。

チューブレスタイヤに新たな選択肢ができるので楽しみです。

CADEXのホームページ情報

CADEXにホームページやFACEBOOK、インスタグラムが開設されました。最新情報はこちらからチェックできますね。

CADEX | カデックス - 究極のサイクルコンポーネント
CADEX(カデックス)は、究極のホイールやサイクルコンポーネントを求め、不可能への挑戦を続けます。

↓CADEXのライバルである既存のチューブレスタイヤもグレードアップしています。最新のシュワルベとS-WORKSの転がり抵抗も計算して比較してみました。

フックレスリムのメリットとデメリットについて

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