いろいろなところでチューブレスの運用が難しくてやっぱりクリンチャーだよね!的な言説を見ることがあります。しかしながら、チューブレスの運用に慣れた私としてはクリンチャーのほうが運用難しい(というかめんどくさい)。
つまり、運用がやりやすいかどうか?というのは、どちらのシステムであっても「その運用に慣れているかどうか?」でしかないと思ってる。チューブレスばかり使ってきた自分にとってはクリンチャーって本当にイヤになるほど使いづらいんですよ(^^;
実際、チューブレスのほうが運用について優れている面もあるのです。以下それについて書いてみます。
チューブレスタイヤって本当に使いづらいのか?チューブレスタイヤの運用上のメリット、慣れるとチューブがあるクリンチャーってめんどくさいっていう話
チューブレスVSクリンチャーの構図の一部は、タイヤの中にシーラントを入れるかチューブを入れるかの違いでもあります。
チューブレスユーザーから見た、クリンチャーでチューブがあることの面倒な点について
チューブレスのダメな点として、よくシーラントが叩かれます。やれ、扱いがめんどくさいだの、臭いだの、ベタベタするだの。とはいえ、シーラントのほうが、より優れていると感じられる面が多くあります。
チューブレスならチューブが無いから、そもそもパンクの発生率が非常に低い
チューブのないチューブレスタイヤはパンクの発生率が非常に低い。私は舗装されていない道を走ることが多いけど、ここ数年出先でパンクしていない。

だからパンク修理のしやすさだけを論じて、クリンチャーのほうが対応しやすく、チューブレスはシーラントで手がべたべたになっちゃうしサイアク!とかいう議論は不公平だと思っている。それに、自分はパンクの際にシーラントで手がべたべたになるような状況には、10年以上のチューブレス歴で一回しか遭遇していない。
※チューブレスはパンク発生率が非常に低いし、パンクしたからと言って必ずシーラントで手がべたべたになるわけでもない。
パンクが起きてもほぼシーラントで止まっているし、パンク修理もシーラントをブチ込むだけなので簡単
パンクが低確率ということは、パンク修理の時間がほとんど発生しない。ライド中にパンクで止まってしまうことがほぼない。ほとんどのケースでは、パンクに気付く前にシーラントで穴がふさがっている。ふさがらなかった時は追加でシーラントを流し込めばほとんどのパンク修理は完了する。

クリンチャーのパンク修理って、チューブが噛むのが本当にイライラする
この運用に慣れてしまうと、タイヤを外してチューブを入れるだなんて、本当にイライラするようになる。チューブがリムとタイヤの間に挟まっていないかとか、タイヤ側に異物が残っていないか?とか、そういう細かい確認作業をすることは、慣れていないと非常に煩わしく感じられる。(昔は当たり前でしたけどね・・・)
もうちょっというと、チューブ交換をあまりにもしなくなったので、作業がヘタになり、チューブの噛みこみを時々発生させてしまうようになってしまった。こうなると、チューブを噛んでしまうようなシステム(=クリンチャー)絶対良くない!といえるほどイヤだ。

シーラントみたいな液体で目止めするなんていい加減なシステムだ!といわれることもあるけども、その、シーラントならいい加減でいいから良いんだよ!と言いたい。
チューブの水調べ→パッチを張るという手間が発生しない
チューブがパンクしたら水調べをしてパッチで修理する。これもチューブレスユーザーからすれば無駄な時間だ。だってチューブレスなら水調べの代わりに、シーラントが勝手に穴に入り込んで修理してしまうから。
チューブを修理するための水調べも本当にイライラする時間の一つだ。
みんなが思うチューブレスの面倒な運用と、実際はそんな運用していない点。つまりユーザーによる誤解
チューブレスの欠点として挙げられるものの中に、誤解も含まれると思うから、以下それについて。
シーラントが乾いたら交換が必要だ
よく言われる面倒な作業。タイヤの中に入っているシーラントが乾燥したら交換しろなんて無理だ!だってタイヤ開けて確認とかめんどくさくて無理!
→その通りです。そんな面倒なこと、実際は行いません。シーラントは乾燥したまま走ります。
詳しくはこちらを参考にどうぞ。

え、「それじゃパンクを自動で修復してくれないじゃないか!」って?それはパンクした時に初めてシーラントを投入すればOKです。バルブコアを外して、そこから注入するだけです。チューブを入れるよりも、タイヤを外さなくていいので楽です。しかもこれならパンク時に手がべたべたにならずに済みます。
リムテープの張替えなんて面倒だ
これについては同意します。ただ、毎回リムテープを変えるなんてことしてないし、私は5年くらい交換していません。(※よくショップのブログに一年で張り替えましょうとか書かれていたりしますけど、そんなめんどくさいこと私はやりません。これで全く問題起きてないし。)

もちろん、リムテープ不要のホイールを選択すれば、リムテープの張替え自体が発生しなくなります(BORA WTO や MAVIC の SLR グレードなど)。チューブレス化するなら、こういったホイールを選択するのがやはり一番いいでしょう。
タイヤ交換が硬いのが苦痛だ
これは今となっては昔の話です。ナローリム(C15リム)にピュアチューブレス(FUSION3やSOYOなど)をはめていた時代(10年以上前)の話です。

最近のチューブレスタイヤではそんなことはありません。私の体験上、チューブレスタイヤよりも硬いクリンチャータイヤだって存在します。それでも難しければシュワルベのタイヤレバーを使えば何の問題もありません↓

ビードが上がらなくて大変すぎる
これは同意します。特に最近、リムが太くなってタイヤが太くなって、フロアポンプで上がらない率が格段にアップしました(逆に昔のナローリムにキツキツで嵌めていた時は、普通にフロアポンプで上がった)。しかし、困ったときのやりかたを知っていれば問題ありません。必要なのは100均に売っているビニールテープだけ。

こちらを参考にどうぞ

※ちゃんとビードワックスも塗りましょう!あがりやすくなります。
これ買えばたぶん一生分のワックスが手に入ります↓
まとめ:困ったらとりあえずシーラントをぶちこめば解決するのがチューブレスのいい点。ビード上げは擁護できないが、クリンチャーはチューブがあるからそれ以上に煩わしい
結局のところ、チューブレスタイヤで私が面倒と思うのは初期インストール時の「ビード上げ」のみ。これについては全く擁護できない。

一方でクリンチャーで許せないのは「チューブ」が存在すること。本当に一体何なの、水調べとか、パッチ貼るとか、嚙み込み確認とか。あとパンク発生率も有意に高いと感じる。
ということで、個人的には(低圧で走れるとかそういうメリット抜きにして)運用上の「楽さ」でもチューブレスタイヤが圧倒的優勢です。チューブはシーラントでも直らなかったときの本当に最終手段。
以上、チューブこそ災いの元、シーラントこそ天の助け、という思考回路になっているヘビー・チューブレス・ユーザーの言葉でした。
シーラントは1リットル単位で購入しています。大量購入するのがマジでおすすめ。ヴィットリアは結構悪くないです。
STANSのオリジナルもやはり良くできているので不満が少ないシーラントです。但しアンモニアフリーではないのでアルミリムには非推奨。
組付けの時は、バルブコア外して、インジェクターでバルブから流し込むと楽です。私はMAVICのホイールに付属していたものを使っています
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