わずか39gの気になる超軽量チューブ TUBOLITO(チューボリート)。
通常のブチルチューブが100g程度なので一本あたり60gの軽量化。軽量ブチルの67gから交換しても片輪28gの軽量化。リム重量で考えたら50mmのディープリムが35mmのセミディープホイールに変わるような軽量化です。
そんな夢のような軽量チューブであるTUBOLITO。実は転がり抵抗がラテックスチューブより劣るということが報告されています。
TUBOLITOの転がり抵抗は?本当に速いチューブとは一体何なのか?
第三者機関 AEROCOACHによるTUBOLITOの転がり抵抗のテストによると・・・
早速ですがテスト結果がこちら
こちらの表はGP5000で45キロで走行したときの両輪での転がり抵抗の比較になります。
上から順に通常ブチルチューブ群(コンチネンタルRACE28 105g)、軽量ブチルチューブ(コンチネンタルRACE28light 82g)、TUBOLITO(39g)、超軽量ブチルチューブ(コンチネンタル supersonic 50g)、VITTORIAのラテックスチューブ(75g)の順になります。
明らかにラテックスチューブの転がり抵抗が少なくなっています。
通常ブチルチューブに比べて、両輪で7.1W!
TUBOLITO(チューボリート)に比べても4.8Wの抵抗削減になります。
やはりラテックスチューブの振動吸収性と転がり抵抗は非常に優れている結果になりました。
TUBOLITO(チューボリート)の活躍の場は?
さて、ラテックスチューブが最も転がり抵抗が優れていることが分かりました。
しかしながら、TUBOLITOを選ぶメリットは3つ。
1、LATEXチューブに比べて空気が抜けにくいこと。
2、36g軽量であること。
3、カーボンクリンチャーホイールにも使えること
つまりカーボンクリンチャーでヒルクライムに挑むときはTUBORITO一択になりますね。
昔からある軽量ブチルチューブの性能はどうなのか?
TUBOLITOと軽量ブチルチューブ( コンチネンタルRACE28light 82g)だと転がり抵抗に大きな差がないため(0.7W)、より軽量な TIOGAのウルトラライトチューブ(67g)だと転がり抵抗的には匹敵するでしょう。またコスパに優れています。
そして、優秀な結果だった超軽量ブチルチューブ(コンチネンタル supersonic 50g) !
またマキシスのフライウェイトチューブ(52g) も同等の性能でしょう!
以上の結果から、50gくらいの超軽量ブチルチューブは、軽さと転がり抵抗のバランスのとれた、良い選択と思います。
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