シートポストってカーボン素材とアルミで違いはあるのでしょうか?軽量化と振動吸収性で違いが感じられるか?これについて書いてみようと思います。
シートポストの違いで乗り心地の違いはあるか?
カーボンのシートポストとアルミのシートポストでの乗り心地、振動吸収性の違い
昔、同じバイク(FELT FR1 リムブレーキでタイヤは25c)で、アルミのシートポストからカーボンのシートポストへ変更(実測してないけど恐らく約80gの軽量化)してみたことがあるのですが、振動吸収性の差は正直ほとんど分かりませんでした。ですので、アルミ→カーボンにしたら振動吸収性がアップするのかというとそうでもない。

このことはハンドルでも同じで、アルミよりカーボンのほうが振動吸収性がいいか?というとそうでもない。本当にただ硬さと軽さに性能を全振りしたようなハンドル(下のイーストン)もありました。
ただし、単なる素材の違いでは振動吸収性の差は分からないと言っても、例外もあります。それは、CHAPTER2のKOKOのシートポスト。

特殊機構があってシートポストがしなりやすい&快適性を確保しているということで、思いっきり体重をかけて乗ってみたところ、確かにガタガタが少なかったので、メーカーのうたい文句通りの振動吸収性が発揮されているのかな、と思いました。※ホイールがBORA ONEだったので、決してタイヤが太かったわけではありません↓
つまり、私の経験上、シートポストによる振動吸収性の差は、カーボン、アルミ、27.2mm、31.6mmという太さ、などで違いが発生するということでは無く、形状やギミック、製法での工夫がある場合は振動吸収性にちゃんと差があると思っています。

振動吸収性というか「お尻が痛くなりやすいかどうか?」は、自分にとってはサドルの方が影響が大きい。完成車付属のカチカチのサドルも、少し高価なサドルにすると一気に快適になりました。
カーボンシートポストにすることでバイクの振り(ダンシング)は軽くなるか?
また、シートポストの軽量化でダンシングが軽くなったかどうか?も実は大して分かりませんでした。ほんの気持ち軽くなったのかな?っという感じ。
バイクの振りに関しては、サドルを代えたほうがよりバイクの末端なので影響が大きい印象です。サドル外したら明らかに軽くなりましたからね・・・

付け加えると、シートポストを交換したときよりもむしろ、アルミハンドルからカーボンハンドルに変えた時の方がダンシングの軽さを感じました。
まとめ:振動吸収性にこだわるなら、シートポストは設計や形状に注意しよう。軽量化の効果は分かりづらいかも
経験上、シートポストってそこそこちゃんとした軽量アルミ製からカーボン製に交換しても、軽量化のメリットは感じづらい。個人的には重量を重視するよりも、使い勝手の良いヤグラを選ぶほうが大切だと感じます。また、振動吸収性にこだわるなら形状などに注意しましょう。

気分的にカーボン製を選びたいシートポストですが、バイクパッキングに使うなら、シートポストは頑丈なアルミ製を選ぶべきでしょうね。
TNIのめちゃくちゃ安いカーボンシートポスト。220g。サドルの留め方的に、金属レールのサドルで運用したほうが良さそう。
アルミの安いチネリ。300g。
ギミックがあって安いカロイ、昔はカロイのステムなどは軽量化の定番でしたね
それでも軽量化にこだわるならシートポストのカットは有効
サドルレールのカーボンとアルミの違いについて
シートポストよりも、タイヤを太くしたときの振動吸収性アップは凄いものがあります
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