房総で有名なグラベルといえば山中線、横尾線、高山線といったロングダートですが、その北側に位置する田取線や志駒線もとてもおもしろいグラベル林道です。
房総の秘境グラベル、田取林道、志駒林道について
それぞれ独特なポイントがある林道なので、一走の価値があります。ただし、行く際には現状の確認と通行止めには注意しましょう。
林道田取線
富津の山の中を東西に抜けるのが田取線。つまり南の グラベル林道 山中線 がダメな場合、田取線を抜ければいいじゃない、という事が可能。ここの魅力はその展望台にあると言っても過言ではない。
道中、道の左右が切れ落ちたこの場所を通ることになる。
近づくと崩落した傾斜がみえる
さて、ここは今ひとつマイナーな印象があるが、雑誌などのメディアでは特集しづらい理由があるからだと思う。だって、東側、西側ともに通行止めのパイプが張られているからだ。特に厳重なのは西のもみじロード側入口。
絶対にバイクを通させないぞ!という意思を感じる。
東側は普通に入れる感じがある。
一気に高度を上げながら鳥居をくぐると、
右手に眺めの良い「富津ふれあいの丘」がある。ここまでは車で遊びに来る人もいる様子。
ところが、その先に進もうとすると普通に通行止め表示。
そんなわけで、通行止めの林道が田取線。
中の道は、標高を上げてしまえば尾根沿いを走るカラッとした印象の林道。走りづらいことのないナイスダート。
ただ、もみじロード側の坂はなかなかキツイ。
通行止めが解除されることはあるのだろうか。
補足:田取線から分岐する林道豊岡線について
田取線の途中に「豊岡線」との分岐がある。この豊岡線を南へ行けば山中線に接続する。
林道志駒線
さて、田取線のもみじロード側の入口付近から行くことが出来るのがこの志駒線。
志駒線は行き止まりの林道で、ピストンすることになります。※気合の入ってる人は抜けられるかもしれません。
こちらも通行止めの表示が出ていたりする林道。だって先で道が崩れて通れなくなってますし。
そんな通行止め林道である志駒線の魅力はなんといっても隧道。
こんないい雰囲気の隧道が何本か連続する渓流沿いの道。一見めちゃくちゃにみえるかもしれませんけど、グラベルバイクだと意外に快適な道です。
うねる隧道。
うねる川廻し。
長い素掘り。中で石が落ちてるので結構怖い。
ここは出口も怖い、落石のせいなのか、ガードレールがグニャグニャになっています。こういうところで立ち止まることは絶対にやめましょう。
そんなナイス林道を走っていくと、終わりは突然やってくる。
向こうの方に見える白いガードレール。その先に道が続いていたはずだけど、眼の前は崩落の跡が道を防いでいる。
左の河川敷に降りて、回り込んで先に行こうと思えば行けるかもしれない。
一応、この先は細い点線で何処かに出られるようだが・・・
志駒線は秘境感のある楽しい林道です。
まとめ:千葉の林道、田取線、志駒線は通行止めに要注意の林道
いずれにせよ崩れやすい地域、かつ通行止めのゲートがあったりするのがこの二本の林道。開いてる時を狙っていくのも難しいかもしれません。しかし、それぞれ他の林道にない魅力を兼ね備えている道であることは確かです。
今回のエリア図はこちら。ちなみに、T字の南北に走っているのは豊岡線、一番南で山中線に接続しています。西の縦線が志駒林道、東西に走るのが田取林道になります。
補給食と、泥除けも役に立ちます
最近入手した折りたたみノコギリ。カッターのような作りで刃は短いですが、意外と普通によく切れます。
下の林道とセットで走るとよいでしょう。豊岡線との接続部分の写真もこちらへ
すぐ近くのエリアで夏に行われるコヅカアートフェスティバルについて
この辺をロードで走るならこちら
いすみエリアの林道ばこちら
コメント