自然を愛する人に。房総半島の自然と共生するカルチャーの中に、ロードバイクで行ってみるのもいいんじゃない?

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なんとなく書きたくなったので、普段のライドの一コマでも書いてみようかと。

房総半島って自然を好きな人が多く住んでて、都会からの移住者が多い。そういう自然を愛する人たちの独自のカルチャーで、イベントが行われていたりする。房総は、ただ走るばかりじゃなくて、そこが好きで住んでいる人、そういう文化に触れあうライドもとてもイイ!と思うのです。

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房総半島のイベントへロードバイクで行ってみよう!コヅカ・アートフェスティバルへ行ってきました

この日は森の中で行われるアートの展示、「コヅカ・アートフェスティバル」へ行くために自転車で走っていきました。※2023年度は7月30日までの開催です。

バイクのチョイスもイベントの雰囲気に合わせて・・・

今回の行き先は鴨川と保田のあいだ。私の住むいすみ市からだとグラベルバイクのAOよりロードのTOAの方が楽なんですけど、イベントの雰囲気に合わせてAOに乗っていきます。

コヅカの森の中に突然あらわれるアート、そういうイベントがコヅカ・アートフェスティバル

この日の勝浦は暑くて30度

まずは海沿いを走ります。軽井沢より涼しいという評判の勝浦ですけど、暑い日だってある。

いすみ市からまずは海沿いの道を走ります

この日の勝浦は30度。他のエリアからすれば涼しい気温かもしれませんが、勝浦の海沿いで30度は暑い方です。

誕生時の裏の海沿いの道、ここはとてもオススメです

クールダウンのため、安房小湊でパイナップルアイスを食べます。

このパイナップルアイスは200円、縁日で食べるようなものを昼間から食べるのは、ちょっと特別で嬉しい@松孝商店 安房小湊

表で腰掛けてアイスを食べながらお店の人と「暑いね」「その自転車いくらするの?」なんて少し話をする。

鴨川から保田方面へ。長狭街道は35度

鴨川市に入って長狭街道を保田方面へ。この時の気温は35度。やはり内陸側を走ると気温が一気に上がります。涼しい海風が入らないからですね。

長狭米の田んぼの風景、とっても美しい光景

この辺りは長狭米の米どころ。暑くても、このお米が出来るための夏だと思えば、なんだかそれも大事な暑さに思えてきます。

金束(コヅカ)の交差点から細い山道を行く

長狭街道沿いに商店が一つある金束、飲み物の補給はここでしておくのがお薦めです。

ここからは何もない山道を登ります。といっても大した距離ではありません。

何もない山道、こういうところ、好きなんですよね

ロードバイク乗りの感覚からすれば、坂はきつめだけど大した距離ではない山道。でもこれだけでちょっとした別世界、というか大通りを走るだけでは感じられないカルチャーを感じ取れるようになります。

房総のカルチャー、都市生活で失ってしまった大切なもの「sense of wonder」をとりもどす

ここから先はコヅカ・アートフェスティバルの会場。もし、なにも知らないで山道を登ってきたら、おそらくびっくりするでしょう。

何もない真夏の山道をいくと、突然現れるカラフルな色にハッとさせられます

山の中の急な勾配の細道。いかにも個人の家へ向かうための道。その道沿いに色々な展示がある。開拓されている森の中に子供たちが走り回っている。

森の中の写真展、山の中は涼しくて過ごしやすい。5℃くらい違う感じ

カラフルな服のお店、楽器のお店、アクセサリーのお店、そういったお店があったり、山小屋にアートの展示があったりする。

山小屋の中のアート展示

小屋の中のカフェで食事を頂きます。夏野菜、季節の果物を使ったイロドリの美しい料理。下の写真の赤いのはプラムのソーダ。プラムの木って一本生えていれば、取り切れないほど実がなって、人間と鳥で分けられるくらいになる。

プラムのソーダと夏野菜のグリーンカレー、この時期に自然とたくさんとれる食材で、彩り良く

こちらはジビエのソーセージ。イノシシやキョンが増えすぎても困る(農作物が被害にあったりヒルが増えたりする)から、猟師によって駆除されながらソーセージになったりする。ときには近所からイノシシ肉が回ってくることだってある。

ホットドック、パンは下のパン屋さんの天然酵母のパンが使われています

山の一番上の方に位置するパン屋さん。天然酵母のパン。お店としては信じられない場所にある。だけど2003年から続いてる。

パンもいくつか、朝ごはんに買って帰りました

そして、この奥にギャラリーがあって絵の展示がありました。普段はオープンしていない場所だけど、このイベントの時だけオープンしてくれているそうです。

山を降りてきて気づいた、ガラスと真鍮(?)のモビールアート。普段は多分アクセサリーを作っているこの作家さん、初めて見た時は衝撃だった。それでちょっと好きなんですよね。

作家さんがこの作品の写真をうまく撮れないというので、撮ってみた

マルシェっぽいような、でもマルシェとちょっと違う、カルチャーを愉しむ感じのあるイベントです。

まとめ:房総は手掘りトンネルや林道も良いけど、独特のカルチャーと触れ合うのも愉しい

なんとなく、都会で生活していると失われる季節感。それから自然とのつながり、共生しているという感覚。

見下ろすとアスレチックを作ってる最中、そこで子供たちが遊んでる

林道を走ったり、海を楽しみに来るローディーってそういうの嫌いじゃないと思うんですよ。だからこういうイベントに走ってきて、そこからのんびり愉しんで、輪行で帰ったりするのっていいんじゃないかと思います。一回感覚がリセットされるというか。

単に野生の「森」があって、そこと一人で対峙するのは厳しいかもしれない。だけど、今回のイベントの様に、人の手が加えられて、カラフルで親密な顔をした「森」、その中でこういう文化の人たちと一緒に、この場所で暮らすように時間を過ごすと、自然がより身近に感じられるんじゃないかと思う。それが忘れていた感覚を取り戻すための時間になる。

きっと、暑い夏が、いいねって思える

自転車キャンプもきっとそういう楽しみの一つだし、林道や素掘りトンネルを走るのもきっとそう。

そうそう、ロードバイクで行くなら、目的はこちらに設定しましょう。


「人と自然をアートでつなぐ」コヅカ・アートフェスティバル。イベントのウェブサイトはこちら。毎年7月の末に開催されています。

コヅカ・アートフェスティバル ~人と自然と地域をつなぐアートの祭典
2024ゲスト作家 ミュージシャン&アーティストの Katsu さん

山小屋の案内はこちら。現代の人々が都市生活で失ってしまった大切なもの「sense of wonder」をとりもどすための場。宿泊も出来るようです。

ARTGARDEN KOZUKA
人と自然をアートでつなぐ

おすすめのコンパクトなリュック、ちゃんとしたメーカーなのでペラペラですけど頑丈です

コースとしてはこのエリアとなります

カルチャー的なライドとしてはマルシェもおススメ、山武市の「ヤケマルタトオノ」も森のアート展で気持ちのいいイベントです

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