SHIMANO(シマノ) ESSA!ドロップハンドル用がある8速コンポとはどんなコンポなのか?

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SHIMANOの8速コンポESSAについてです。CUESとESSAにドロップハンドルが追加ということですので、どういうコンポか見てみましょう。

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SHIMANO(シマノ) ESSA 8速コンポについて。グラベルロードか街乗りバイク向きの8速コンポ

シマノESSAというのはドロップハンドル仕様がありながら、シングルスピードで8sのコンポセットです。チェックした限りだと、街乗り用自転車か、グラベルバイクに向いたコンポという印象を受けました。

ロードコンポのクラリス8sの下のグレードにあたるESSA

シマノESSAで実現できるギア比はかなり軽い

かなり割り切った仕様であるシマノESSA。ギア比はなんと2択。具体的には

  • 40T✕11-45T(ギア比3.63-0.89)
  • 32T✕11-45T(ギア比2.9-0.71)

欲しい速度域でクランクを決めることになりますが、最高速40kmが必要なら40T、30~35kmまででOKなら32T。

こういう用途もありかも。その場合軽いギアがほしいので、32T✕11-45T(ギア比2.9-0.71)が合いそう

但し、8sコンポなのでかなりのワイドレシオ。スプロケットは11-13-15-18-22-27-35-45T。なのでロードバイクのようなスポーティーな走りを楽しむというより、ゆったり楽しむためのコンポ。ギアのレンジ的にはグラベルバイクもど真ん中でいける感じです。キャンプツーリング車なんかにもOKかもしれません。

これSORAやクラリスで良いように思いますが、ESSAに特有なのは、32T✕45Tの超軽いギア比を実現できる点です。※SORAやクラリスだとトリプルクランクでの30T✕34Tが可能

シマノESSAのコンポ、具体的なラインアップ

それでは詳しくコンポのラインナップを見てみましょう。

  • ST-U2030-R SHIMANO ESSA デュアルコントロールレバー 8スピード 12,999円(税込)
  • BL-U2030-L フロントシングル用 SHIMANO ESSA ブレーキレバー 11,925円(税込)
フロントシングルなので、デュアルコントロールレバーは片方がブレーキのみのレバーになります

レバーは合計で約2万5千円とやはりそこそこの価格になってしまいますね。※クラリスのトリプルのレバーと値段変わらない…

FC-U2000-1 SHIMANO ESSA クランクセット 8/7s 4,473円(税込)

ラインナップは40Tと32T、リア8速か7速に対応する。Qファクター178mmと広め。40Tにはチェーンガードが付属するタイプもある。クランク長は170, 175mmのニ種類。チェーンリングはネジではなくリベットで留められているので交換付加。明らかにスポーツタイプとは異なる設計。

BB-UN300 クランクに対応するBB

RD-U2000 SHIMANO ESSA リアディレーラー 8s 6,469円(税込)

シャドータイプのリアディレーラーで最大45Tに対応(最小も45T!)。トップは11T対応で、トータルキャパシティは34T。実質 8s 11-45T 専用ディレーラー!見た目は結構カッコいい。

CS-HG400-8 8sスプロケット 4,553円(税込)

11-13-15-18-22-27-33-40T

11-13-15-18-22-27-35-45T

HGスプライン Mということなので、ロード11速のホイールでも使える。1.85mmのスペーサーを入れましょう。

CS-HG300-8 8sスプロケット

11-13-15-18-22-27-35-45T

こちらもHGスプライン M。ギアが全部黒いのが特徴。

CN-HG40 2,272円(税込)

ESSAグレードのチェーンの重量は324g。

ESSAのブレーキは機械式ディスクブレーキ、またはリムブレーキが可能

で、ブレーキはどうなるのか?ということですが、レバーがSUPER SLR対応なのでロードキャリパーブレーキに対応している。で、ディスクブレーキの場合、シマノの互換表には以下の油圧ではないメカニカルブレーキが掲載されている。

  • BR-RS305
  • SM-RT54

つまり機械式ディスクブレーキになります。

BR-RS305、フラットマウントの機械式ディスクブレーキ

11速のフロントシングルとギア比の比較

一応11速のフロントシングルとギア比を比較しておきましょう。ESSAに近いスプロケットとしては11-46tがあります。

11sの11-46t

11-45T(8s) 11-13-15-18-22-27-35-45

11-46T(11s) 11-13-15-17-19-21-24-28–32-37-46

3枚少ないスプロケットは太字のあたりで差があります。こうしてみると、ESSAの27→35の8t差はかなり思い切った飛び方。とはいえそんなに繋がりが気になる速度域でもなさそう。どちらかというと15tの次が18tのほうが気になるんじゃないかなと思います。

40Tに11-46Tを入れた場合ケイデンス90の速度(32c)、15→18T は31キロ→26キロとかなり速度差がある 

まとめ:シマノESSA ドロップハンドルは、MICROSHIFT(マイクロシフト) ADVENTの対抗馬

使い所としては安くグラベルバイクを組む場合。40T✕11-45Tならギア比的には必要なところをおさえている。クロスバイク的な街乗りバイクにもいいけど、快適に速く走りたいなら、高速域のギアが細かいフロントダブルの方よさそう。ドロップハンドル対応とはいえ、従来のロードコンポの延長ではない。

恐らくシマノの狙いとしては、MICROSHIFTのADVENT(1✕9sのモデルで11−42T / 11-46Tを選べる)に対抗したコンポがESSAと思う。この、MICROSHIFTのADVENTは動作も心地よく、悪くないコンポでした。

MICROSHIFT ADVENT 普通に心地よく変速して不満のないコンポです

コロナ禍でシマノコンポが少ないときに、このマイクロシフト採用のバイクが結構出た印象があります。そのシェアを奪おうという戦略的なモデルがESSAでしょう。ESSAは単品で購入しても意外と安くないので、あくまで完成車用って感じがします。

 

SENSAHの11速コンポなら安く購入できます

シングルの10s MICROSHIFT ADVENT

MICROSHIFTのADVENTが採用されていたMTBはこちら

安価なコンポが良いならSENSAHがあります

フロントシングルなら、1速~13速まで全て対応できるウイングシフターもあり

SORAもしっかり変速する良いコンポです

リアに大きいギアを入れてみたい場合

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