ロードバイクに11-46T!CS M8000 11-46TのスプロケットをRD RX812で引いてみる

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フロントシングル40Tにリア11-46Tを組み合わせてみました。リアディレーラーにGRXのRX812を使っているので、シマノでは推奨されない組み合わせです。

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フロントシングル40T×11-46T!ギア比1以下の組み合わせ(CS M8000×RD-RX812)

これまでフロントシングルの40TにSRAMの11-36Tを組み合わせていました。基本的には十分なギア比なのですが、さらなる自由を求めて11-46Tに手を出してみました(笑)。変化としては、12Tの代わりに46Tが入り、70gの重量化になります。

36Tと46Tを並べてみる

シマノのフロントシングル用スプロケットのギアテーブル(CS M8000&CS M7000の11-40T、11-42T、11-46T)

さて、私がフロントシングルで使っているSRAM11速の11-36Tは、シマノの11-40Tより軽量でギアのつながりが良いスプロケットです。

フロント40TにSRAM11-36TとRX812の組み合わせ 50T×14Tから34T×30Tをカバーします

ところでシマノのスプロケットでは、11-40Tでも11-42Tでも11-46Tでも11~24tのギア構成は同じ。ギアの構成は以下のようになります。

  • シマノ 11-40T 11-13-15-17-19-21-24-27-31-35-40 411g
  • シマノ 11-42T  11-13-15-17-19-21-24-2832-37-42 434g
  • シマノ 11-46T 11-13-15-17-19-21-24-2832-37-46 437g
  • スラム 11-36T 11-12-13-15-17-19-22-25-28-32-36 366g
  • シマノ12s 11-34T 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34T 345g 

つまり、11-46Tも11-40Tも使い勝手はほぼ変わりません重量差もわずかに26g。ということは、とにかく軽いギアを求めるなら46Tを選択しない手は無いでしょう。

11-46T、これはプラスチックパーツを付けたままなのでカタログ重量通りでしょう

参考までに40T×11-46Tのギア比、及び32cのタイヤでケイデンス90での速度はこのようになります。

46Tから28Tまで約2km/h刻みと悪くないです。SRAMの11-36Tなら、46Tの代わりに12Tが入り、38.8km/hをカバーします

※上のギアテーブルを見るとこれから組むならGRXの48T×31T(or 46-30T)のクランクに、シマノ12速の11-34Tを組み合わせるのも面白そうですね。

※参考:Ekar(エカル)の13速

  • Ekar 10-44T 10-11-12-13-14-15-17-19-22-26-32-38-44

これは13速対応のN3Wフリーハブが手に入ったら交換してみたいですね(笑)

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CS M8000の11-46T(MTBの11速スプロケット)を使うときは、1.85mmのスペーサーが必要

クロスバイク並みに軽いギア比 0.87 を実現できる11-46T。当然ですが46Tはフロントチェーンリング並みにデカい!ロー側二枚はアルミで出来ています。スチールに比べて耐久性は少し劣るでしょうが、そもそも使用頻度も少ないし、シマノなので下三枚のユニットだけ交換することも可能です。

46Tを取り付けるとローターが異常に小さく見えます

ところで、CS M8000 や CS M7000 といったMTB用の11sスプロケットをロード用11sフリーに装着する場合1.85mmのスペーサーが必要です。

家に転がってた1.85mmスペーサー、スプロケのケースにスペーサーの必要性が描かれています

そうそう、CS M8000 は、R9200で採用されたHYPERGLIDE+ではなく、普通のHYPERGLIDEです。

GRXのRD-RX812と11-46Tを組み合わせる

リアディレーラーは最大スプロケット42TとされるRX812。さて、動くかどうか…

GRX812に46Tを入れてみます

注意点として、GRXシリーズのリアディレーラーはチェーンの決め方がこれまでと異なり、4~6リンクの追加が必要です。

シマノのRX810、RX812用のマニュアルより

チェーンの長さに注意してカット。調整にBテンションボルトを少し押し込む必要がありますが、簡単にできました。

46Tは流石にデカい!!ローターが超小さく見えます

実走の結果は全く問題ありません。やはりシマノのスプロケットはSRAMよりも変速性能が良好ですね。※特にトップ側がスムーズです。

11-46Tはフロントダブルでも使用可能!

この11-46T、フロントシングル専用とされていますが、ディレーラーのプーリーケージを交換すれば、なんとフロントダブルでも使用できます。例えば50-34T×11-46Tなんてとんでもない組み合わせも可能のようです↓

まとめ:CS M8000の 11-46T は RD RX812 で変速可能!

結論としては11-46TはRD-RX812で全く問題なく変速できます。そしてギア比0.87がある安心感。例えば谷底へ向かうようなグラベルでも迷わず下れる。道が繋がってなくても戻ってくるのが楽です。

実現した40T×11-46T 走った結果はかなり良い感じです

実際に走ってみて、自分的にはリア46Tは全然アリ。

ロードバイクだとあんまり出番がなさそうな一番軽いギア(ギア比0.87)も10%超の坂なら使いどころがあるでしょう。また、山奥で足を使い切っても帰ってこれるのも安心。バイクパッキングで山岳を走る人にも11-46Tは良いかもしれません。

軽いギア比があると、貧脚でもメンタル的な自由が大きくなります!

 

今回使用した11-46TとリアディレーラーのRX812。プーリーケージを延長してフロントダブルで入れるのも面白いでしょう。

ということで、低ギア比化のススメ↓

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