自転車でのキャンプツーリングのテント泊のまとめ

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最近バイクパッキングと言われるロードバイクを使用したキャンプツーリングの動きがあります。今回紹介するのはロードバイクも含めたキャリアをつけたキャンプツーリング=テント泊を活用した自転車旅行でのテント泊装備のまとめです。

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自転車旅行、キャンプツーリングのテント泊の持ち物のまとめ

自転車旅行用にテントを選ぶポイント!

私は北海道一周や、九州ツーリングなどを自転車で行っていました。やはり旅の快適性を左右するのはテント!大雨が降ったり、夏のツーリングだと台風が来ることもあるので、防水性能をしっかりしたものを選びたいところです。そして、一人用テントより二人用テントがおすすめ!一人用は確かに軽量ですが、何日も泊まるとなるとちょっと狭いです。二人用の広さだととても快適に感じます。もしアウトドアショップで展示品があれば中に入ってみることをお勧めします。テントは1.6キロを切っていることが軽量かどうかの一つの目安。

テントには大きく分けてダブルウォールとシングルウォールがあります。シングルウォールは構造上どうしても結露し、雨にも弱いので、初めてならまずはダブルウォールテントを買うことを強くお勧めします。ちゃんとしたダブルウォールテントなら雨の心配はいりません。

但し、雨が降ったらホテルに泊まるなどと決めている人は、初めからツェルトやシングルウォールテントを活用するのも良いでしょう。

自転車旅行用のおすすめテント(モンベル ステラリッジ2型)

モンベル ステラリッジテント2型

モンベルの二人用山岳テント、ダブルウォールで1.43kgと軽量。一人用モデルでも1.34kgと僅かな差なので必ず二人用を選んだほうが良い。テントの設営もやりやすく、初めての人でも本番前に一回練習しておけば大丈夫。山岳用なので3000mの山の上で設営しても問題がない。自転車ツーリングだと確実に大丈夫なスぺック。雨が降っても平気なので、これを選んでおけば間違いないです

因みに、以前、山岳用テントで北海道ツーリングをした時に、台風で大雨に遭いましたが浸水もせず大丈夫でした。

ステラリッジ2型。3000m級の山でも大丈夫。

モンベル ULドームシェルター2型

上記ステラリッジテントでも重いと感じる人向けに。シングルウォールだが、2人用で860gと軽量。シングルウォールテントなので結露しやすく初心者にはお勧めしない。湿度を下げるために換気したり、気温と内気温をそろえると結露しない、とか、結露をふき取る用のタオルを用意するなど、そういうことを気を使って使える人にはお勧めできます。

ァイントラック ツェルト2ロング

最近のロードバイクを用いたキャンプ本だとツェルトを紹介されていることがあります。

ファイントラックのツェルトは布地自体に透湿性がある優れもの。

緊急用に使われることが多いツェルトですが、その中では積極的に使いやすい居住空間の広めのツェルト2ロング。315g。

テントと違い、ポールが無いので軽量ですが、その分工夫して建てることが必要。そしてシングルウォールなので、雨の心配と、結露対策もしないといけません。

設営にはコツが要るので、必ず練習してからにしましょう。別途、ロープやペグも必須アイテムです。

MOBI GARDEN(モビガーデン)LIGHT KNIGHT 1

実物を見たことが無いのですが最近評判のようなので追加。一人用でロープやペグがついて1360gと軽量、しかも14900円と超安価。この価格でこの重量は特筆すべき軽量さです。

見た感じ使用に問題になる点はなさそう。お金を節約したいなら、強力な選択肢。

その他の軽量ダブルウォールテント

モンベルのステラリッジより軽い1キロを切るような軽量ダブルウォールテントとしては下記のようなものがあります。私は使ったことが無いですが、山岳や台風のような状態でなければ十分使えると思います。問題は扱いがデリケートになること、値段が高価なことと、扱っているお店が少ないことです。神保町から小川町の登山用品店巡りをすると置いてあるかも。もしくはUL(ウルトラライト)系のバックパッキングの登山用品店ならおいてある確率が高いです。

MSRカーボンリフレックス 790g

MSR | 公式
MSR(Mountain Safety Research)は、信頼性と耐久性に優れたアウトドア用品のリーディングブランドです。テント、調理器具、ウォーターフィルターなど、革新的なテクノロジーを活用した製品を提供し、冒険家や登山家に快適かつ安...

フライクリーク HV UL2 EX 1160g

株式会社ケンコー社 / ビッグアグネス

ヘリテイジ ハイレヴォ 960g

エスパースのDNAを受け継ぐ軽量テントHI-REVO登場
軽量化革命!! HI-REVOはWウォールでわずか960gの快適スリーシーズンテントです。

ニーモ タニ1P 1060g

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テントの収納サイズについてのコツ

リアキャリアに横向けに置く場合、収納サイズがハンドル幅以内だととっても安心です。後ろが広すぎると、何かに引っ掛けてしまう可能性があります(^^;

最近のバイクパッキングスタイルなら、フレームバックにポールが収まる長さだと安心ですね。

今どきポールが長すぎるモデルはあまりないと思いますが、念のため・・・

寝袋(シュラフ)の選び方

寝袋は大きく分けて羽毛(ダウン)シュラフと化学繊維のシュラフがあります。

おすすめはダウンのシュラフダウンのほうが化学繊維より軽量コンパクト。デメリットは雨に濡れると保温力が下がるところ。もし夜露で濡れてしまっても、朝、出発までテントの上に干しておくなどの工夫をすればOK。

化学繊維は重くなりますが、雨に強いとされています。

私はダウンの寝袋で雨の中走ったこともありますが、ビニール袋に包んでおくなど水濡れ対策をしておけば大丈夫なので、困ったことはありません。

また、形状も2種類あります。マミー型と封筒型。

マミー型のほうが軽量コンパクトで高価。封筒型は普通の布団のような形状ですが、大きく重くなります。

自転車旅行ならマミー型をおすすめします。モンベル製品は軽量で性能割に格安なことが多く(特に雨具とシュラフ)、積極的におすすめ出来ます。

モンベル ダウンハガー800 #5

ダウンシュラフで4度から使用可能。(快適睡眠温度は8℃以上)。平地の春夏秋の3シーズンはこれで大丈夫でしょう。快適睡眠温度は個人差があるので、もし夏の北海道などで寒いときは、服を着こんだり上からブランケットをかけたりする対策が必要になるかも。450gと超軽量。モンベルは入手性が良く、割安で軽量なので、テント・寝袋ともにおススメです。

ダウンシュラフ。超軽量なのでおすすめ。暑ければジッパーを開けると良い。

 イスカ エア ドライト 140

ダウンで300gと超軽量&コンパクト。しかも安価。軽量化の為にジッパーを省いているのが特徴。8℃以上対応。

平地の3シーズンならコレでもいけそうですね。

モンベル バロウバッグ #5

化学繊維のシュラフ で4度から使用可能。(快適睡眠温度は9℃以上) 。902gとダウンに対して450g重量化。重さと嵩張るのでやはり化学繊維はオススメしない。絶対にダウンの寝袋が欲しくなります。

テントにグランドシートは必要か??

テントの下に敷くグランドシート、テントを長持ちさせたいならあったほうが良いでしょう。メーカーがテント専門のシートを用意していることがあります。

私はバイクパッキングではグラウンドシートは使わず、できるだけ芝生の上にテントを張ったりするので使用しません(山岳キャンプと違ってちょっと探せば芝生があります)。その方が寝心地いいですし。むしろテント内に敷くマットシートのほうが重要です!

一枚あるだけで快適性が変わります。オススメはタイベックのシート

テントのフロアマットとしてつかっても良し、石があるところではグラウンドシートとして使っても良し、寒いときは包まっても良しと、いろいろな使い方が出来ます。こちらも購入先が難しいのですが、下記で購入できます。

FREELIGHT ONLINE STORE
Freelight -Simple is the best - 超軽量の登山用品、ハイキングアイテム&グッズを目指す!ウルトラライトハイキング。

フリーライトさん。軽量ギアを扱っています^^

自転車旅行でテントを張る場所をどこにするか??

テント泊の問題の一つである場所の選定。キャンプ場があれば便利ですが、あるとは限らないので、他の候補地も検討できるようにしておいた方が吉。ただ野犬やクマが出る地域でのソロキャンプは怖いので、キャンプ場などを積極的に利用したほうが良いでしょう。

キャンプ場

一番無難なテント泊場所。一泊500円くらい。水やトイレもあるので快適。テントを張るときはトイレや水場の近くが便利と思いがちですが、人の足音がうるさく値付けないことが多いので、静かに眠りたいならトイレや水場から離れた場所にテントを張るほうがよいです

河川敷

だいたいどこでも芝生があるのでおススメ。ただ、あまり小さい川だと河川敷自体が無かったりする。また増水の危険があるので雨の日に川のそばに張るのはNG。

また、大きな橋の下は定住している人がいることが多いので全くおススメしない。

海岸

広くて快適。ただ、万が一の津波の危険があるので一段高くなっている場所に張った方が安心。風通しが良く、蚊の心配はまず要らない。

これまでで最高だったのは北海道礼文島の北端にある海岸のキャンプ場。カヤック旅の人がテント張っていて、夕日を見ながらお酒を飲んで、最高でした。

公園

大きく広い公園があるとテントを張りやすい。この場合も静かな人目につかない場所に張ったほうが良いでしょう。現地の人をびっくりさせてしまうこともあるし、もし通報されたりヤンキーに囲まれたら目も当てられない。ちなみに田舎の公園でテントを張っていて、地域の人が差し入れをくれたことがあります。

岬には公園や広場、トイレがあってテントを張れることが多いポイント。

東屋みたいのがあることが多いけど、あそこに泊まるのはオススメしません。理由は人が集まる可能性があることと、弁当のごみなどが散らかっていて虫がいることがあるため。

無人駅

野宿するのに無人駅は思いつきがちかもしれません。しかし、夜遅くまで電車が到着するし、怪しい気配で利用者の邪魔をしてしまうので全くおススメしない。ちょっと探して野外の芝生の上にテントを張ったほうがよほど快適。

道の駅

こちらも無人駅と同様の理由でお勧めしません。

スリーピングマットの選択

寝袋の下に敷くスリーピングマット。無いと背中が痛いことがありますので、これも必要でしょう。

大きく分けてクローズドセルのタイプとエアマットがあります

クローズドセルは軽量に出来ますが、嵩張り、エアマットは重いですがコンパクトに出来ます。どちらもメリットデメリットがあるので選択は悩ましいところ。私の選択肢は二つで、2ミリ厚くらいの銀マットを折りたたんで入れる(この場合テント内のシートは不要)、か、軽量な半身用エアマットを使用する、のどちらかが良いと思っています。

スリーピングパッド マイクログラビティ 

クローズドセルのタイプ。55gと超軽量。ぐるぐる巻きにするので嵩張ってしまうのが難点。

自転車旅行ではリアキャリアに積んでいるのをよく目にしますが、今どきのサドルバックに何でも入れるロードバイク旅には向かないかも。昔の自転車旅行では、ぐるぐる巻きにしてリアキャリアの上に括り付けていました。最近の軽量ロードバイク旅では、リアキャリアをつけないことが多いのですが、もしかするとうまくサドルバックの上に括り付けられるかもしれません。

Sleeping Pad microgravity / スリーピングパッド マイクログラビティー - FREELIGHT ONLINE STORE
Freelight -Simple is the best - 超軽量の登山用品、ハイキングアイテム&グッズを目指す!ウルトラライトハイキング。

ニーモ ゾア (ショート)

エアマットで275g。上記のものより重いがエアマットとしては超軽量で収納もコンパクト。サドルバックにも十分入るサイズ。上半身のみこれでカバーし、足元は着替えを入れた袋などに乗せると十分快適に眠れます。現在私はこれとタイベックのシートを組み合わせて使っています。

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銀マット 2ミリ

折りたたんで収納できる2ミリ厚の銀マット。320g。これを使う時は上記のタイベックのシートは不要になります。つまりテント内にこれだけ敷いて寝ます。結構嵩張りますが折りたためるのでパッキングしやすいです。最初はこれなら安いので良いかも。

キャラバン(Caravan) アウトドア キャンプ 薄型テントシート APテントマット 【日本製】 M 04102 シルバー
難燃性ポリエチレンフィルムと強化繊維入りアルミ蒸着フィルムを組合わせた薄型テントシートで、アルミフィルム面が地面から伝わる冷気や湿気を防ぎます。

自転車旅行でのテント泊装備のまとめ

結局おススメ装備をまとめると(これは3000m級登山で風雨の中使っても安全で快適な装備です。)

  • モンベル ステラリッジ2型 1430g
  • モンベル ダウンハガー800 #5 450g
  • ニーモ ゾア 275g
  • タイベックシート 100g

合計 2255g

ダブルウォールテントをやめてULドームシェルター860gに変更、寝袋を薄手でシンプルな イスカ エア ドライト 140 300gに変更すると、570gの軽量化で

合計 1535g

さらに、スリーピングマットをマイクログラビティ(55g)に変更して220g軽量化

合計 1315g

これくらいならロードバイクでも余裕で行けそうですね!更にここからコンパクトなツェルトに変えればジャスト1kgくらいになるでしょう。

テントは最近のウルトラライト志向の影響でめちゃくちゃ軽いものが出ています。昔よりはるかに楽で快適に走れるようになりました。自転車ツーリングは寝るときや走っているときの開放感が半端ないので1泊2日や2泊3日でもおススメです。本当は一週間くらいいけるといいです。数日、テント泊を繰り返していると、ストレスから解放されて第六感と言いますか、自分の中の野生の感覚が目を覚ましてくるのが分かると思います。これはとんでもないリフレッシュ感、今風に言うとデトックス効果がありますよ!

調理する為の火器、ストーブについてはまた紹介します。

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