平坦はそこそこ走れるし、ヒルクライムも好きで4~5%くらいは何とか大丈夫、でもこれが9%とか10%になると厳しい、的な状況。実はペダリング効率の改善で楽に登れるようになるかもしれません。
ヒルクライムのペダリング効率UPの方法
良くヒルクライムの練習で4-5%くらいでの坂でゆっくりと重いギアを回すというのがあります。
確かにペダルを回す意識というのは付きますし効果的と思うのですが、私の場合それで8%以上の坂が楽になったとは思えなかったので、独自のトレーニングを実施してみました。
ヒルクライムのトレーニングにひたすら8~10%の坂をリピートする
もう実践あるのみ!ということで8%~10%の短めの坂を何度もリピートしてみることにしてみました。
しかも敢えてビンディングシューズではなくサンダルで(笑)※あえてサンダルなのも理由があります。
10回くらいリピートすると、(私のサイクルコンピュータで)最初180Wくらいから初めて、最終的に300Wくらいまで出力が上昇しました。これ元々めちゃくちゃペダリング効率が悪かったということですね。(コツがつかめてきたので6回目からビンディングシューズに変えました)
ヒルクライムでのペダルの踏み方の変化
5%くらいまでの坂では1時から5時くらいまで入力するイメージでとよく言います..
しかし坂の傾斜がきつくなるにつれて、踏む力が強くなるので下死点でのロスが大きくなってしまっていたようです。
具体的には12時から2時くらいまでの入力をイメージ。そして早目の引き足(っていうか引き足で力は加えていません)。これが時々言われるビンディングシューズではなく、スニーカーでのトレーニングすることでのペダリングUP効果。
サドルの乗り位置もかなり前方に寄り、腰も少し浮かし気味。このポジションを取りやすいサドルが欲しい(笑)そしてハムストリングで回せるように前後位置を意識。
少し楽に坂を登れるようになったので、次はスプロケットのギアを一枚重くして再チャレンジ。
その繰り返しでギア6枚分くらいは出力がアップしました。
最初は効率のアップ、後半は力の絞り出し方が分かってきた感覚です。
坂がきつくなると下死点のペダリングロスの影響が大きい
この結果からわかることは、坂がきつくなると踏み込む意識が強くなることで、ペダリングロス(逆の脚のパワーを相殺してしまっている)が大きくなってしまっていたということですね。
考えてみればペダリング効率30%から60%になれば倍の出力になるはず。
平坦が得意なのに、激坂が苦手な人は筋肉の使い方とペダリングが身についていない可能性が高いです。
このトレーニング、とってもオススメです。
追記:ペダリング効率UPトレーニングを継続した結果
このトレーニングを続けることで腰を引いたポジションでもしっかり踏み込んで、出力を出すことが出来るようになりました。やはり下死点のロスが減ったので、ハンドルを引かずに手を添えるだけでも15%くらいの坂をグイグイ上っていけます^^(練習に15%くらいの短めの坂をリピートしてます)
また小野田坂道君のような、ハイケイデンスクライム(ケイデンス100以上で登る)も試したところ確かに出力アップしました。その代わりすぐに心拍が限界に(笑)
ヒルクライムにはハンドルブラケットの角度も重要
実は、このトレーニングの前に15%超えの坂で力が加えやすいようにブラケット角度の調整も行っていました。このことで普段発動しない筋肉が発動し、 力を加えやすくなっていたとも考えられます。
是非ステム長だけではなく、ハンドルポジションにも気を使ってあげてください。
ブラケットの角度の管理(サドルの角度も)は、スマホアプリで、角度を測れるもの(水準器アプリ)があるので、それを愛用しています。
あとは握り方。激坂ではブレーキを引く必要が無いので、ブレーキレバー側に指をかける必要が無いです。試しに全部の指でハンドルを握ってみてください^^
トレーニング後30分以内にアミノ酸を摂取することで効率UP
元オリンピック選手に教えてもらったのが、トレーニング後30分以内に「アミノバイタルプロ」などのアミノ酸を摂取すると筋力UPに効果的、ということ。今回もトレーニング後、早速アミノ酸を摂取しました。
普段のヒルクライムでもアミノ酸を数本持っていき、タイミング的には、坂を登り切ったら摂取するようにしています。(これもオリンピック選手に教えてもらいました^^)
これでトレーニング効果を無駄にせず、力に変えることが出来ます。
↓アミノバイタルは高いので、私はいつも安いアミノガッツ(ほとんど成分が一緒)を購入しています^^
↓練習しなくても激坂のペダリング効率が上がるかもしれないSUGINOの32Tギア
アリオネみたいなフラットサドルが好きだけど、ヒルクライムで腰の位置が定まらない人への処方箋↓
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