ロードバイク、ステムの種類での剛性感の違いをインプレ(3T ARX TEAMやARX PRO、FSAのSL-Kステムなど)

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ポジション出しに必要なアイテム、ステム。

ステムも色々な種類があるのですが高グレードのものにすると剛性は上がるのか?そんなに違いはあるのか?使ったステムのインプレをしてみます。

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ロードバイク、ステムのインプレ(FSA、3T、CONCEPT)

FSAのステム ENERGYステム、OS-115(SL-Kグレード)、OS-190LXのインプレ

最初完成車についていたのはOS190LX(90mm)、FSAのステム一番低いグレードのステム。

今回のインプレの基準となるステムです。6061番アルミで作られているので、通常の3000円クラスの廉価帯のステムと同じ素材ですね。

ステムを交換しようとしたときに同じFSAにしようと思って購入したのが

OS-115ステム(110mm) と FSA ENERGYステム(100mm)

OS-115は現行のものではなく、旧タイプのもの。定価で2万円以上するときのもので切削加工がめちゃくちゃカッコいい2014ALアルミを使用スタックハイトは35mmと薄めで実測164g

FSA OS-115。切削加工しまくっているのに、110mmで実測は164gと全く軽くない重量級ステム。

ステムキャップはカーボン製。このステムは取り付けるときにとても加工精度が高いためピタッと止まります。流石、2万円以上の超高価ステムなだけあります。そして剛性は明らかに高い

剛性があり重いので、軽量のENERGYステムと比べるとハンドリングが若干重くドッシリする。でもカッコよさと剛性、加工精度が特別に高く、使っていて気持ちいいのでお気に入り。トップキャップを黒いアルミにすると一体感があってカッコいい。

それから FSA ENERGY ステム

超軽量のアルミステムネジもチタン製!100ミリで実測114g。スタックハイトは44mm。

ENERGYステム。定価で13000円くらいする高級ステムです。7000番台のアルミ。

軽量なのに剛性不足は全く感じないです。ハンドリングも軽くなります。とても良いステム。

ただ、OS115と比べて、切削加工などがされていないので、プリントが無いと安物にしか見えないかも。。。ただこちらも高いだけあって使用感は非常に良好。

なんかハンドル周りって視線が行くところなので、ステムがカッコいいかどうか、自分のロードバイクのデザインに合うかどうかは走るときのテンションをあげる為にとっても重要!

また、FSAのラインナップで現在のSL-KステムはENERGYステムとほぼ値段が一緒なのに重量級のステム(90mmで実測149g)。同じ価格で重いだけあって、剛性はENERGYよりカッチカチ!激坂の登坂でこじってもビクともしない。正直ここまでの剛性はいらないかもしれません。個人的には、ENERGYステムの軽さの方がハンドリングのキレ的に好き。

ただ、激坂を登るとか超パワー系のライダーはSL-Kを選んだほうが幸せになれそうです(ENERGYが剛性不足ってわけではない)。

これまでで明らかに剛性不足というか柔らかさを感じたのは、CONSEPT ステム100ミリ 139g。ショップのワゴンに1000円で投げ売りされていたので興味本位で買ってみました。

これはFSAのエントリーステムである、OS190 90ミリ 153g よりも柔らかく振動吸収性が良くなりました。ハンドルの切れも若干マッタリする。これはアルミ素材が違うのか、安物だからなのか、違いが明らかでした。

3TのARX TEAMとARX PRO ステムのインプレ

120mmと130mmのステムとして3Tの ARX TEAM ステムを購入しました。

このステムはトルクスねじを使う ARX II ステムもあるのですが、以前の六角レンチのタイプを購入です。

一言でいうと、軽量で剛性の高い良いステムです。ハンドリングも FSA ENERGY ステムより軽くて固いものを扱っている感じがします。要するにこれまでのステムの中で、一番高性能感がある

実測は120ミリで132g 130ミリで139g。長くなってもほとんど重くなりません!

120ミリで132gと超軽量!」

難点はステムのネジに入っているワッシャーが破損しやすいこと。スプリングのようになっているので気を付けないとねじれてしまいます。

気になる点はそれくらいで他はとても良いステム。ちょっと固いと感じるくらいの剛性があります。このですので、3T ARX TEAM ステムを使うなら、カーボンハンドルと合わせたほうが良いかもしれません。

そして 現在使っているステムは 3TのARX PROで、ARX TEAM の下位のステムになります。このステムは柔らかいとか固すぎるとか重いとか、そういう印象がなく、またハンドリングもそこそこのキレもあるコスパの良いステムと思います。もちろんOS190LXよりハンドリングのキレが良いと感じます。わずかにENERGYステムのほうが軽くてキレがある印象。

ステムの剛性の違い、まとめ

軽いステムはハンドリングが明らかに軽くなります。フロントが軽くなって動きが機敏になる印象。一方で慣れないと、軽すぎて不自然と感じる人もいるかもしれません。

高価なステムで剛性が高いとハイエンドカーボンのフレームのように薄くて固い印象になっていきます。これは特に3T ARX TEAMステムで感じます。(現行のSL-Kステムは厚くてカッチカチなのでちょっと違うけど)。剛性が低く、柔らかいことが明らかに分かるレベルのステムもあります。ハンドリングがマッタリして、振動吸収性が良いと感じられます。

ただし、これは本当に安物の場合の特殊なパターンで、普通の4000円くらいのステムは特に何の特徴もない普通の印象です。

素材の違いで比べると アルミ6000番<2000番<7000番台 の順の剛性感(とハンドリングのキレの良さ)で私の好みは2000番という感じです。個人的には、7000番台のステムはカーボンハンドルと合わせたほうが相性が良い感じがします。

ステムによって、軽くなるだけじゃだけじゃなくて、ハンドリングのキレが変わる感じ、意外に面白いですよ。

面白いから増えてしまったステムコレクションの一部(笑)

 

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