ディスクブレーキの進化として語られることの多い、フックレスリム×低圧×太目のタイヤでの快適なライディングフィール。しかし、リムブレーキだからと言って快適性をあきらめることはありません!クラシックなC15やC17のナローリムだって、23cのタイヤだって、空気圧を落として乗ってみればいいのです。
リムブレーキのロードバイクだって、無料で出来るアップデート。空気圧を下げてライドしてみよう!
結論から言えば、古いホイールでリム幅が狭くても、23Cタイヤで6気圧程度、25Cで5気圧、28Cで4気圧台の低圧運用が推奨されます。無料で出来るセッティングなので、合うか合わないか、やったことがない人は試してみる価値があるでしょう。
え?まだ8気圧で乗っているの?私の空気圧高すぎ・・・?
たまに乗りたくなるのがリムブレーキのロードバイク。ディスクブレーキのバイクに比べて、軽快感が強かったり、しなやかさがあったりして、やっぱり良さがあります。

ただ、どうしても最新のディスクブレーキのバイクのほうが速いし、圧倒的に快適。
この快適性の差、もちろんフレーム設計の進化もありますが、それ以前に、タイヤのセッティングが違いすぎます!リムブレーキで23Cに8気圧入れたタイヤと、ディスクで30Cに4気圧のタイヤを比べるというのが大きな間違い。
きちんと検証するなら、リムブレーキでC15のナローリムだろうが、23Cのタイヤを履いていようが低圧にセッティングして乗ってみるべきです。そう、最新理論の空気圧に設定してみるべきなのです!

リムブレーキだって、最新理論で速いとされる、SRAMの空気圧計算機の空気圧でライドしてみよう!
では、どれくらいの空気圧にするべきなのでしょうか?リムブレーキしか乗っていないときは、とにかく8気圧ブチ込めばよいのだ!と思っていても、ディスクブレーキにフックレスリム×チューブレスみたいな足回りだとその常識は通用しません。そんなとき参考にするであろうSRAMの空気圧計算機。これってZIPPのホイール専用のような印象があるかもしれませんが、実はC15リムだって選ぶことが出来ます。つまり、リムブレーキでも、最新理論で速いとされる空気圧を表示できるのです。(道路の凹凸の路面抵抗まで吸収して速くなるはずです)

ということで以下、SRAMの指定空気圧を示すと、
C15リム×23Cタイヤの指定空気圧は6気圧程度。※ライダーの体重は60kgで計算

みなさん23cのタイヤって8気圧くらい入れてませんでしたか?!それが最新理論での適正は5.7気圧~6気圧です!※上の画像はチューブレスに設定していますが、チューブドにしても0.1気圧程度上がるだけです。

また、C17リム×25Cタイヤは5気圧程度。ワイド化したZONDAやレーシング3、レーゼロ、キシリウムがこのリム幅でしたね。これくらいの組み合わせ、今も使っている人ってかなり多いのではないでしょうか。


C19リム×25Cタイヤは4.5~4.8気圧です。BORA WTOやコスミックカーボンUSTなどC19リムでした。

で、私自身の実体験として、コスミックカーボン(c19リム)にVELOFLEXの25cを履いていたときは、5気圧くらいが超快適だったので、とても納得できます。

思ったより適正とされる空気圧が低かった人も多いのではないでしょうか?
ナローリムのシャマルに、23Cのタイヤを6気圧以下で乗ってみると・・・
実際にナローリム×23Cタイヤで、指定の5.7気圧と6気圧で乗ると、確かに悪くないライドフィールになりました。振動の角がとれるというか。

また、28cタイヤ×c17リムで4.5気圧でも試しました。こちらもかなり好感触で、常用しても良いと思える。
一昔前なら低圧すぎるという先入観もあり、ありえないと思ったかもしれませんが、最近のディスクロードに乗っていれば当たり前すぎる空気圧。試す価値は確実にあります。
SRAMの空気圧計算機は何を計算しているのか?
ところで、SRAMの空気圧計算機は一体どう計算して、このような空気圧を算出しているのでしょうか?
その前に、空気圧に関して「15%TIRE DROP」理論を皆さんはご存じでしょうか?

これは、タイヤ幅の15%の深さ(例えば40cなら40×0.15=6mm)縦方向に沈む空気圧が、転がり抵抗、振動吸収性、などで最もバランスが良くなる。という理論。
この理論に基づいて、RollingResistanceのGP5000比較では以下のような空気圧が示されています。
23c 7.4bar 25c 6.9bar 28c 6.2bar
※バイクとライダーの合計重量が 85 kg 、平均速度が 28.8 km/hとする
これらはどう見てもSRAMの空気圧よりも高い。しかし、その下にある、各タイヤが4.5mm沈むときの空気圧として示されているのが、
23c 6.3bar 25c 6.0bar 28c 5.6bar
この23cの空気圧は、同じ条件でのSRAMの空気圧計算機の数値とほぼ一致。4.5mmはタイヤの20%ほどの幅なので、SRAMの空気圧計算機では20%ドロップで計算しているのだと推測されます。つまり、過去に言われていた15%ドロップよりも、タイヤの変形抵抗や、ライダーが上下方向に揺れる振動でのエネルギーロスをもう少し多めに見積もっている、ということになる。つまり非常に滑らかな路面(4.5mmの振動は絶対にありえないような)であれば、SRAMの結果よりも空気圧は高くていいし、より荒れた路面であれば、空気圧は下げたほうがいいでしょう。

十分にしなやかなタイヤなら、空気圧を下げたときのデメリットが少なくなる
また、タイヤやチューブがしなやかであればあるほど、空気圧を下げたときのデメリットが少ない(転がり抵抗が悪化しない)のはオールロードバイクレボリューションで示されているし、私の体感でも同様でした(過去最高にしなやかなVELOFLEXで試した)。


まとめ:最近のタイヤでは、昔のような空気圧を入れる必要がないのではないか!?リムブレーキだって無料でアップデートしよう!
10年前、あるいは20年前に比べるとタイヤはぐっと進化していて、例えば、安タイヤの代表のようなヴィットリアのザフィーロだって、昔のイメージを覆すようなしなやかさになっています。乗ったことがある人なら、コンチネンタルのGP4000よりGP5000のほうがしなやかだっていうのも分かると思う。

このように、非常にしなやかになった最近のタイヤを履いているなら、せっかくなので空気圧を思い切って下げてしまうと良いでしょう。昔ほど転がり抵抗は悪化しないはず。これは古いリムのバイクだって、無料でできるアップデートになります。

































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