茂原といえば押日の隧道群ですが、ほぼ廃墟のようになった団地もなかなか楽しいのです。
茂原にある古い団地「真名団地」を見に行こう!
茂原にあるゴーストタウン化している「真名団地」。かなり広い範囲の団地が、ほぼそのまま廃墟のように残っている市営団地です。茂原市議会の議事録によれば、令和3年にはまだ15世帯住んでいて、現在も訪れると数世帯住んでいます。(洗濯物があったり、車があったりする)※だから正しくは廃墟じゃないので注意!
茂原にある「真名団地」の夏
真名団地に北側から来ると、こんな田んぼの中の道を通ることになります。なんの変哲もない、夏の田んぼの間の道。この写真の道路をまっすぐ進み、坂を少し登ったところに真名団地が存在します。
ところで私が伺ったのは八月の中旬。夏草の勢いが凄い季節です。
かつて賑わったであろう、団地の中の道はこんな感じ。草の勢いがアスファルトの上にまで押し寄せてきそう。
中央にある駐車場からの団地の様子。この辺りの区画の建物はそんなに草木に侵食されているようではないから、最近まで住んでる人がいたのでしょう。ここから北側のエリアには人の気配はなく、南側にはまだ洗濯物があったり、車が止まっていたりする場所があります。
人が住んでいるかもしれないエリアを探索するのも生活の邪魔だろうから、廃墟感の強いエリアへ。
このまま何年かすれば、自然に飲み込まれてリスや野ウサギが出るみたいに風化していくんじゃないか、みたいに思われるような状況。
建物になにか動くものがあると思えば、窓にぶら下がっているカーテンが揺れている。
もちろん、ほとんどの玄関はしっかり閉じられているのだけど、一か所だけ開いている場所があった。
なんかこういう「お盆だからちょうど帰ってます」みたいなの、本当に怖いからやめてほしい。
団地に一つだけあるこの電話ボックスには、まだ明かりが灯っている。
真名団地はこちら↓
茂原にいくつかある古い市営団地
また、茂原には、真名団地以外にも古い市営団地が点在します。例えばこちらの国府関団地も(真名団地からほど近い、茂原街道のENEOSの向かいにあります)。
かなり昔に放棄されたのでしょう、屋根まで侵食されてしまっています。
ところでこの場所も、団地ではなく個人宅には人が住んでいるので注意!
茂原街道すぐ南にある小川のサイクリングロード。そのサイクリングロード沿いのこの場所は、人の気配がありませんが、これまでより状況がマシ。最近住む人がいなくなったのでしょうか。
また、市営八丁寺住宅はまだ現役ですが、しかし茂原市は住民の新規募集をしていないのでそのうち住人がいなくなって取り壊しになるのではないでしょうか? この場所↓
まとめ:現場はまだ「ある」うちに見に行こう
こういうのってあるうちに見に行かないといつの間にか無くなってしまうもの。
同じ茂原にある、押日の隧道群も一部、ほんのここ数年で改造が施されてサイボーグ化した姿になりつつあります。
ところで昔、大阪に軍艦アパートというとんでもない物件がありましたが、それも解体されてしまいました。(私は人が住んでる時に訪問しました)
住民が独自に増築しまくって、独特の外観になっていったよう。また、何故か色付きの部屋があったりした。
打ち捨てられた古い建物は、劣化が進み自然と一体感が増すほど味わい深くなるもの。まだ人が住んでいる真名団地ですが、訪れるにそろそろ丁度いい頃合いかもしれません。
軍艦アパートの写真集は、KINDLE UNLIMITEDで見れます
廃墟感ある場所といえば、足尾銅山もとてもよかったです。
廃道が好きな人はこちら
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