ロードにハマったら読むべき本!ロードレースのチーム戦術が理解できるようになる、おススメの小説「サクリファイス」と「エデン」

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

今回はロードバイク乗りに「超」おすすめの小説、「サクリファイス」「エデン」(近藤史恵著)を紹介します。なんでこれらがオススメなのか?というと、これを読むだけでツールドフランスやジロ・デ・イタリアなどのグランツールなどで、各チームがどういう思惑で戦っているか想像できて俄然面白くなるからです!

自転車レースはチーム戦である

よく言われることですが、自転車ロードレースはチーム戦である、ということ。そして、この小説の主人公はチームから勝利を託された「エース」ではなくいわゆる「アシスト」であるということ。だからエースを勝たせるためにあんなことやこんなことを考えるわけです。この小説を読んでいると、アシストの行動と作戦が分かるようになってきます。

例えば、アシストを逃げに送り込んだチームは集団をけん引する必要性がないので、足を使わなくていい。こういうことが分かると逃げの重要性も分かるようになります。

第一作目のサクリファイスとは

このシリーズは何冊か出ていますが、第一作目にあたるのが「サクリファイス」。サクリファイスとは「生贄になる」、「犠牲になる」、とう意味。

アシストはチームのエースを勝たせるために犠牲になる。

日本国内のチームのアシスト役である主人公、そしてチーム内のライバル、絶対的なエース。チーム内のドロドロした思惑もあり、 途中からミステリーになるロードレース小説「サクリファイス」ですが、最後まで読むとタイトルの意味がひとしお伝わってくるものがあります。

弱虫ペダルでも「みんなでつないできたバトンだから!」的な感じで勝負の最後に力を発揮しますが、エースはそれだけのもの(たくさんのチームメイトの犠牲)を背負っているんだ、ということも良く伝わってきます。

サクリファイスの続編、エデン

エデンはサクリファイスの続編になるので、順番に読むことをおススメします。

主人公は同じでアシスト役。

ですがこちらはツールが舞台なのでサクリファイスよりも、ロードレースの暗黙のルールや紳士協定、駆け引きの面白さがより伝わってきます。国籍による思惑、立場の違いの描写なんかも面白いです。次のチームとの契約なんかも。。。

読者である自分自身がロードレースの現場にいて色々な思惑の中で走っている様な感覚をこの小説で体験することができます。

グランツールなどの面白さが分かるようになるので、サクリファイスとエデンはおススメ

ということで、ロードバイクを始めてレースも見てみたけど、面白さが今一つ良くわからない人にはバッチリはまる小説です。レースに興味が出てきたら是非手に取ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました