さて、先日油圧DISCブレーキのバイクに200kmくらい乗ってみて、まぁやっぱり効きのいい油圧DISCブレーキも悪くはないね!と思いました。さて、DISC化するにしても油圧が当たり前のような感じですが、ワイヤー式であれば自分でもメンテナンスは容易だろうということで機械式(ワイヤーで引くタイプ)のDISCブレーキについて調べてみようと思います。(結論から言うと、1470gの軽量DISCホイールを買っても既存コンポを流用すれば、+5万円あればDISC車を組むことが出来ます)

機械式(ワイヤー式)DISCブレーキ用コンポのブレーキとブラケットレバーまとめ
ロードバイクもDISCブレーキ化がどんどん進んで遂にDISC車しか発売されないフレームも出てきています。ワイヤー式のDISC車にも乗ったことある(TRPの安いやつで利きが悪かった(^^;)し、油圧と違って整備もしたことありますが、コンポセット全体だとどんな感じなのでしょうか?
シマノロードコンポのメカニカルディスクブレーキについて
以下のDISC用のメカニカルブレーキは、全て互換性は NEW SUPER SLRになります。んん???てことは既存のキャリパーブレーキ用のシフトレバーでブレーキを引けることになりますね!
つまり新しいDISCフレームを購入した時に、初期投資を抑えたければ、既存の NEW SUPER SLR 対応のコンポ(SORA3500でも5700でも、R9100でもOKです)と今回ピックアップしているブレーキキャリパー、DISCホイールを組み合わせればOK(primeのattaqerでOKでしょう)ということになりますね。グラベル走るなら、予備にクラリスのこのレバーつけても良いですし(笑)

因みに、シマノのロードバイク用コンポのDISCブレーキについては、ティアグラ以上のグレードはすべて油圧ブレーキ、そしてクラリスにはディスクブレーキが用意されていません。ですので、メカニカルDISCブレーキを選ぼうと思うとSORA一択になります!
また話題のGRXコンポも油圧ブレーキのみです。

個人的には、まだ油圧のSTIがあまりにも重すぎると思うのでイマイチ手が伸びません。
※油圧ブレーキのSTIは DURA-ACEでも ST-R9120 505gもあるんですよね・・・ ワイヤ変速では無くて、DI2にすれば解決するんですけどね~(ST-R9170なら320g!定価もほぼ10万円!)。まぁそこまでDISC化にお金かけてられないので(^^;
ということでワイヤー式ディスクブレーキについてまとめてみました!
シマノ製メカニカルディスクブレーキの選択 SORA3500のBR-R317
・SORA3500のブレーキ BR-R317 215g ポストマウント

推奨ローターはSM-RT54の160mm DEORE M6000 グレードになります。
もしくは RT-MT800 の140 mm XTのM8000グレード。

推奨レバーはST9001/ST6800/ST5800/ST3500などが指定されているので、もちろん現行のR9100などでも使用可能です。そうそう、ブレーキ自体に前用と後用があるので注意!
BR-R517 105グレードのメカニカルブレーキ
・105&ティアグラグレードのブレーキキャリパー BR-R517 ポストマウント

既に在庫が無ければ手に入らない型番ですが、中級グレードのメカニカルブレーキになります。もちろん、ST6700、ST5700やST4600でも引けます。死蔵している10速コンポを新しいグラベルバイクにつけるなんて夢があるじゃないですか!?
BR-CX77 シマノ製メカニカルディスクブレーキの本命はこれ?
・シクロクロス用に分類されるブレーキ CX70シリーズの BR-CX77 159g ポストマウント

なんといっても軽量で安い!これ結構いいんじゃないでしょうか。
例えば、有名な AVIDのメカニカルディスクブレーキ BB7 SL は159gですが2万円以上する高価なものです!

このBR-CX77も、推奨レバーが ST-9001/ST-6800/ST-6870/ST-6700/ST-6770/ BL-R780 とされています。つまり、既存のR9100などの11速コンポと組み合わせて使えるということ。もちろん上記と同じく、死蔵している5700の105や、6700アルテグラなんかと組み合わせてグラベルバイク作るなんて楽しそうです^^
シマノのサイトでは推奨ローターはSM-RT81の140mmと160mmとされています。

BR-RS305 はポストマウント用ではなく、フラットマウント用ブレーキキャリパー
・SORA相当のグレードの BR-RS305 こちらはフラットマウントになります。

推奨パッドは SM-RT54/RT56 , (160 mm)、 , RT-MT800 , (140 mm/160 mm)
フラットマウントのブレーキが必要なら迷う余地なくコレ一択です(現在はほぼフラットマウントのバイクしかないと思いますが・・・)。完成車でTRPのしょぼいキャリパーがついてるのであれば、こちらに交換することで制動力アップすることでしょう。
また、このブレーキに最高級品のローターを合わせているバイクに乗ったことがありますが、制動力は十分にありました。
SRAMの BB7S AVID Disc Brake
先ほどのBB7SLの下位機種になりますが、ぐっとお求めやすくなります。重量は197g。ローターが81gと軽量ですね。制動力を上げたいなら160mmのローターを選べばよいでしょう。恐らく、上記と同じシマノのSTIで十分に引けるでしょう。

おまけ:TRP – HY-RD ケーブル・油圧式ディスクブレーキキャリパー
・TRPの、ワイヤー式ブレーキを油圧にできるという面白いDISCブレーキキャリパー。205g
油圧なんで両側からローターをパッドで挟んでくれる。しかし、タンクに入っているオイルのメンテがやっぱり必要。自分でどれくらい大変か分かりませんが、工具買ってメンテやることを考えたら、素直に全部油圧システム入れたほうが良いかもしれません。(因みにフラットマウント&ポストマウントともにあり)。しかし夢のあるパーツであることは確か^^

まとめ:シマノの純正メカニカルディスクブレーキなら、BR-CX77が良い!のだが・・・
ということで、まとめてみましたが、どうしてもSORAグレードって言われるとちょっと・・・みたいな感じもあるので、軽量でグレードの高い、BR-CX77が良いのではないでしょうか。もしくは調整のしやすそうな BB7S AVID Disc Brake。
しかし、めっきりフラットマウントのディスク車ばかり。シマノからアダプタは出ていますが、実際に取り付けられるクリアランスがあるかどうかは実車を見てみないと分からないところ。そうなってくると、BR-RS305 や TRP HY-RDの出番ですね!
つまり、既存のコンポを流用することにすれば、ホイールをprimeのattaqer、ブレーキをBR-RS305、ローターをSM-RT54くらいを選べば、フレーム+5万円位でDISC車を組むことが出来ます^^
ポストマウント用のブレーキキャリパーをフラットマウントに取り付けるにはシマノからでているアダプターで取り付けることが出来ます↓
DISCでも1470gと超軽量なお買い得ホイール↓
DISC車のみの車種↓
FELTはFRも完全にDISC化の流れですね~。ただ、この価格なら105完成車買ったほうがお買い得^^
コメント