どんなコンポでも変速できるSTI!!Growtac(グロータック)のEqual Lever(イコールレバー)について

この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

どんなコンポでも変速できるSTI、グロータックのイコールレバーについてです。

スポンサーリンク

Growtac(グロータック)の Equal Lever(イコールレバー)!どんなコンポにも合わせることが出来るSTIが発売予定!

R9200で機械式変速レバーが出るかどうか?気になりますよね。そんな中、機械式で12速でも13速でも引けるSTIが開発中、それがグロータックのイコールレバーです。→とうとう2024年に発売予定になりました!最新版のインプレを追記しました

グロータックのイコールレバーとはどんなSTIなのか??

2021年8月時点ではイコールレバーはまだ発売されておらず、サイクルモード大阪にて参考出品されていました。イコールレバーとは、STIの中のプーリーサイズを変更することで、どんなコンポの組みあわせでも引くことが出来るSTIです。※2023年でも参考出品中です。

実際の展示、見後なMIXコンポです。 XTのリアディレーラーがついてますね

発売されれば例えば、9速のリアディレーラーで11速のスプロケットを引くなんてことも可能になります。※フリクション式のレバーとしてはアタリマエの機能。

ところで、グロータックは、カンパニョーロのレバーでシマノのコンポの変速を出来るイコールプーリーを販売しています。※俗にいうシマニョーロ

これがイコールプーリーです

レバーの中のプーリーのサイズを変更することで、ワイヤの引き量を調整。そうすることで、純正同士の組み合わせでなくとも、変速を実現しています。

これをカンパ×シマノに限らずに実現しよう!という、一歩進めたSTIがこのイコールレバーですね。レバーの中にインデックス機能を追加するためのプレートを挿入するようです。このプレートがシマノ12速用、シマノ11速用、カンパ13速用、SRAM12速用 etc・・・と複数種類用意されることでしょう。

私も変速させてもらいましたが、違和感などなく非常にスムーズに変速しました。発売されれば、もちろん12速や13速もプーリー変更で上記のインデックスプレートを変えれば、インデックス式で引くことが可能でしょう!インデックスプレートが無くても、フリクション式で引くことが可能なようです。

このツイートは2021年のものですが、2023年は更に形状などブラッシュアップされています。

グロータックのイコールレバーのスペックはどうなるか?

折角なので開発者の方にお話を伺うと、重量はアルテグラのSTIぐらいになる見込みとのこと。※約450gかそれより少し軽いという見込みでしょう。

アルテグラのSTI、ST6800は450g

下の写真は2023年のグロータックブースにて。レバーの形状はカンパニョーロっぽい形状。

カンパニョーロのEKARを彷彿とさせる形状

握りごこちが重視されており、面取りなどかなりのこだわりがあるようです。

そして、2021年時点では左レバーの中身はどうするか、まだ検討中のようでした。2023年では、シフトワイヤーが2本入るようになり、SRAMetapの様に左レバーでギアを重く、右レバーでギアを軽く、みたいなことも出来るようになっていました。

もちろん従来通り右手だけでリアディレーラーの変速も可能。フロントシングルで左レバーの変速機構を取っ払えば、もっと軽量に出来そうですね。※400g切る位になるとメチャクチャ嬉しいですね。

シマノのR9200やR8100で機械式変速が出なくてもイコールレバーが発売されれば問題無し!

ということで、グロータックのイコールレバー、ニッチ商品になりますが発売が楽しみなパーツ。ディスクブレーキのバイクは油圧ディスク×電動STIじゃないと楽しみづらい風潮ですが、このイコールレバーを同社のイコールブレーキと合わせれば、フルメカニカルでディスクのロードバイクを楽しむことが出来ます

2023年冬、遂にサンプルが完成。製品の出荷は2024年になるようです。

イコールレバー(2024年度版)の変速感のインプレ

2024年度のグロータックブースにて、もうほとんど製品版と思われるイコールレバーの変速を試してみました。

今回はインデックスプレートが入っていない、フリクションレバーとして展示されていました。

変速フィーリング自体は、フリクション式のレバーを使う感じとほぼ同じ。インデックスプレートがなくても、必ずどこかのギアにチェーンが入るので意外と滑らかに感じます。え?もう普通に変速してるの??って感じ。いってみれば、イコールレバーって、カンパの変速レバーをフリクションレバーとして使う仕組みそのもの。

そして今回好印象だったのは、ブレーキレバーとして。テコの位置がシマノのR9100のレバーより多分上にあって、ブレーキを効かせやすそうな印象。ブレーキレバーの構造って、ブレーキの引きの軽さや効きの良さに関わる大事な点。だから、あまり注目されていないかもしれないけど、もうちょっとグロータックとして強くPRしてもいいポイントだと思った。

価格は片方24750円、変速機能無しなら13750円になるようです

グロータック、イコールレバーのまとめ

自転車は電動より、ワイヤーの変速感が好き!っていう人や、余ったディレーラーなどのコンポを活用して1台組みたい、なんて人には非常にハマるパーツになるでしょう。また、ブレーキレバーとしての性能も良さそう(ここは実際にブレーキをかけて停まったりした訳ではありませんが)なので、シマノのSTIだとブレーキを効かせにくいと感じる人にも合う可能性があります。

グロータックのワイヤー式ディスクブレーキ、イコールブレーキはこちら↓

イコールプーリーはこちら↓

フリクション式の変速(STIになる前の変速機構)が良く分かるのが、ダイアコンペのウイングシフター

7~13sで互換性のある無線変速コンポWHEELTOP

コメント

タイトルとURLをコピーしました