高級シートポストクランプ、トムソンのシートクランプのインプレです。
THOMSON(トムソン)SEATPOST COLLAR SEATCLAMP (シートクランプ)のインプレ
以前シートポストクランプのインプレを書きました。私としては軽量でもしっかり止まる KCNC か、カーボン向きに作られている MICHE のクランプが良いと感じています。
今回、追加でMICHEのクランプを注文していたのですが、欠品だったのでトムソンに変更してみました。
THOMSON(トムソン)SEATPOST COLLAR SEATCLAMP (シートクランプ)の実測重量
届いたTHOMSON(トムソン)のシートクランプは巾着袋の中に入っていました。
実測重量は30gと重量級。
これから交換しようとしている CHAPTER2 AO の純正シートクランプは22.5gだったので7.5gの重量化です。
THOMSON(トムソン)SEATPOST COLLAR SEATCLAMP (シートクランプ)は説明書の時点で驚いた!
軽い力で止まるというウワサのトムソンのシートポストクランプ。メーカー指定トルクはなんと2.8Nm!
5~6Nm位を指定されるクランプとは雲泥の差。これは精度が超高いことが期待できますね。ただ、これってシートポストとフレームの精度も求められるような気もしますが・・・(^^;
とか思っていると、説明書にとんでもないことが書かれていました。
翻訳すると、”シートチューブにバリや塗装の剥がれがないことを確認してください。滑らかな仕上がりにするために、フレームを軽く研磨するといいでしょう”。え??シートチューブを研磨するの???
THOMSON(トムソン)SEATPOST COLLAR SEATCLAMP (シートクランプ)は組み付けの時にもその精度の高さに驚いた!
ひとまずチェックしてみた限り、シートチューブにはバリは無かったので、汚れを落としてクランプを取り付けることにします。
カーボンフレームの場合、説明書では割の位置から180°ずらして取り付けるように指示がありますが、シートチューブの前後両側に割が入っていたので、クランプの割を少しずらして取り付けてみます。
そして再びオドロキが!
軽くボルトを回して、「ああ、サドルがちょっとズレてる、真っすぐじゃないな・・・」とサドルの向きを調整しようとしたら、シートポストが回らない!トルク的には0.5Nmもかかっていません!なのにぴったりと締まっていて動かないのです。なんやコレ・・・
これなら2.8Nmではカッチカチでしょう。ということで、2.5Nmで締めて走ったけど、一切のズレは確認できませんでした。
規定トルクの2.8Nmでズレる場合の対応
説明書には規定トルクでもズレる場合の対応が書かれています。まず、グリスは完全に取り除く。クランプにトルクをかけていない時にシートポストが揺れるようなら、シートポストのサイズがあってないので、シートポストの太さを合わせるシムを使ってください、とのこと。
逆に言えば、サイズがピッタリ同士なら2.8Nmでも絶対にズレないという自信のあらわれかと。
まとめ:THOMSON(トムソン)は本当に良いものでした
ということで、THOMSON(トムソン)のクランプは異常に精度が高く、良いものです。4000円位する高価なクランプですが、確かにその価値があります。
THOMSONのクランプ。シートポストクランプにこだわりがある方は、手を出してみる価値があります。実はTHOMSONにはハンドルもあるので、ステムやステムキャップと組み合わせるのも良さそうです。
シートポスト径などを測る時には、ノギスも精度の高いものがあると役に立ちます。ミツトヨが国産で評判が良い様ですが、私の新潟精機のでも十分に滑らかに動きます。
その後クランプ周りから異音が発生→カーボンコンパウンドを塗ると音がやみました
各種シートポストクランプのインプレ
取り付けにはしっかりとトルク管理をしたほうが良いでしょう
シートポスト関係の話
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