ロードバイクの購入で悩むのがサイズ選び。初めての人はもちろんだけど、2台目を買おうという人だって意外とサイズ選びに悩むことが多い。今回はそんなサイズ選びで、見た目を考えるなら重視したいシートチューブ長についてです。
背の低い人のロードバイクのサイズ選び!バイクに乗れるか迷ったら、シートチューブ長をチェックしよう!
ジオメトリのリーチ(reach)とスタック(stack)について
バイクのサイズを選ぶ場合って、サイズを一つ変えたくらいだと実はリーチやスタックって値はそんなに大きく変わらない。1サイズの上下はステムやコラムスペーサーで調整できるくらいだったりする。

ただし、必ず注意したほうが良いのは、ハンドルの高さでスタックを選ぶこと。最近はスタックが高いバイクも多く、サイズ選びを間違えると、ハンドルが下がりきらなかったり(特に一体型ハンドルの場合)、あるいは逆にスタックが小さくてコラムスペーサーをガン積みしなければならなくなったりする可能性がある。見た目も悪くなるし、コラムスペーサーを5cmも積みたくないですよね。
シートチューブ長が異なるとバイクの印象はどう変わるか?シートポストの出方での、バイクの印象の違い
で、ここからが今回の本題。フレームサイズってXSとかSとかってメーカーはサイズ表記していますけど、47とか50とかシートチューブ長でのサイズ表記のメーカーもある。
シートチューブも結構許容幅が大きい数字で、私の持っている4台のバイクでいえば、シートチューブ長が最大58mmも異なるフレームに乗ってる。じゃあ見た目はどうなるか?というと、
シートチューブ長が483mmの CHATER2 TOA(メーカー的には458mmのフレームを推奨)

480mmの CHAPTER2 AO(メーカー的には460mmのフレームを推奨)

440mmの BIANCHI SEMPRE ※フラットハンドル化してますけど、元々はロードです。(メーカー的には470mmのフレームを推奨)

425mmのFELT FR1(メーカー的には465mmのフレームを推奨)

こうしてみると、480mm位からシートポストの出代が短くて今ひとつかっこよくない印象がある ^^; 425mmのバイクとは雲泥の差。
結局のところ、身長165cmだと480mmくらいまでにしたほうが無難(メーカー推奨で165cm-175cm)だし、比べてみれば425mmは少し小さい感じがあるかもしれない(推奨身長は150〜165cmだから範囲内ではある)。そして440mmはかなり見た感じも良いと思うし、メーカー推奨の460mm位もやはり妥当に思える。もし、シートチューブ長が490mmだと絶対にパスしたほうが良さそうだ。
まとめ:希望のバイクに乗れるかどうか迷ったら、股下基準でも考えてみよう
ということで、フレームに乗れるかどうか迷いやすい身長の低い人にとって、スタックさえ条件を満たしていれば、乗れるかどうかは股下基準で考えても良い。だってリーチはなんとかなる。しかし、シートチューブが長いのはどうにもならない!ホリゾンタルに近いフレームを選ぶときは特に注意しましょう!

もちろん、ロードバイクは組み上がった際の見た目も大切。選べるならシートポストの出方にもこだわりたいところですね。
追記:サドルの厚みや、ペダルのスタックハイトもシートポストの出方に影響する
ところで、一番上の483mmのバイクは、極端にシートポストが短い印象があるけど、それはサドルに厚みのあるタイプを選んでいるからというのもある。薄いサドルや、短いクランク、スタックハイトの厚いペダルを選べば、シートポストはもっと出すことが出来るし、サドルが上がる分、ハンドル落差だって調整することが出来ますね。
ココが詳しくまとまっています↓
デュラエースより、2mmサドルが高くなるペダル
クランクを170mm→160mmに変えれば、シートポストが10mmアップ
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