千葉県には今でもクジラ漁を行っている港があります。そんなわけで、全国的にも珍しい鯨の町を訪れてみるのも一興でしょう。
南房総の和田町にある捕鯨基地を見に行こう!
クジラの骨格標本がある和田浦の道の駅
南房総を走るとき、休憩する人も多いであろう和田浦の道の駅。こちらにはとても大きなクジラの骨格標本が展示されています。
実はこの隣の建物の中(鯨資料館)でクジラに関する展示を見ることができます。あんまり見たことないものがあると思うので、意外と面白いかと。
無料ですし、折角なのでちょっと入ってみましょう。
で、何をかくそう、この和田町では現在でも捕鯨が行われています。
和田漁港で鯨の解体を見学しよう!
クジラ漁自体は和歌山県の太地町などでも行われているのですが、南房総の特別なところはクジラの解体を見学することができる点
解体場所はこんな感じ。建物の川の向かいから見学することが出来ます。
解体現場はその匂いも相まって、五感で感じることができるでしょう。
鯨体はやはり重いようで、現場ではワイヤーをかけてウインチで巻き取って動かしていました。
ここでは年に20~30頭を捕まえるそうで、そのタイミングで行けば現場を見ることができます。
上の写真は鯨の皮下脂肪。昔、コロっていう鯨の脂身がおでんの具に入っていたり、もしくは鍋にしたりしていましたが、今ではめっきり食べることもなくなった。これらは関西の料理なんだけど、もう一回食べたくなりました。
鯨の解体を見たい方は、外房捕鯨さんのブログをチェックしておきましょう。
解体したクジラ肉はその場で買うことも出来る
解体の見学後、販売があるので、列に並べば鯨肉を買うことも出来ます。
コレを買うには、保冷BOXがあるほうがいいので自転車では結構厳しめ。ただ、生の鯨肉を刺身で食べることができるので、好きな人は車で訪れましょう。私は竜田揚げや鯨カツ、焼肉などにしましたが、譲ってあげた近所の人は、刺身で食べて美味かったといっていました。
因みに鯨料理は今でもこちらで食べられるようです。
南房総にはグラベル向けの隧道もあるし、ロードバイクなら海沿いの道が快適
南房総には素晴らしい隧道も存在します。例えば、下のような地層のわかる隧道もその一つ。
因みに和田町にも石切り場跡や隧道が残っています。
この隧道の中は・・・
多分防空壕だったんじゃないでしょうか。
とても自転車でたどり着くことは出来ないけど、素掘りトンネルの道があったりする。
グラベルバイクで行くなら、千倉林道はなかなか面白かった。(舗装路ですけど)
千倉林道はこの分岐を下へ行きます。
ガチのトンネル潜りなら館山市の赤山地下壕もいい
ところで、ライトな隧道ではなく、ガチのトンネル潜り希望なら、館山にある「赤山地下壕」も抑えておきたいポイントです。
戦時遺跡にヘルメット×ヘッドランプを着用して潜ることが出来ます。※現地で貸してくれます
まとめ:千葉で鯨の解体を見るには、解体時間を最優先しよう
和田町で見られる鯨の解体。このタイミングは鯨を捕まえてから何時間後、というふうに決まっているようです。つまり、鯨の肉がある程度熟して、解体に良いタイミングがあるのでしょう。
ですので、鯨を見たい人は、上記の外房捕鯨さんのブログをチェックして解体の時間に合わせて和田町に訪れる必要があります。解体時刻は、朝8時~9時くらいが多いと思いますので、その時間に和田町へ輪行でIN、解体を見たらライド、というのが自転車的にいい流れかもしれません。そうそう和田町の捕鯨は夏の短い間しか行っていないので、その点は要注意!
南房総はやっぱり海沿いを走るのが爽快ですし、ライドコース案としては、和田町から内陸を通って千倉林道経由で林道畑2号線の隧道、野島崎灯台に出て海沿いを走って南房総を一周、洲崎神社~沖ノ島~館山、で地下壕探索っていうのはどうでしょうか。
※沖ノ島の穴は島の端っこにあるので、繋がっている砂浜を渡ることになります。
内房は海に沈む夕日もキレイですね。
夏の南房総といえばこちらもおススメ
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