Bryton(ブライトン)Rider 750SE 購入インプレ、なのに辛口レビュー

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Bryton(ブライトン)ライダー750SE を購入したのでファーストインプレです。

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Bryton(ブライトン)Rider(ライダー) 750SE 購入インプレ、なのに辛口レビュー

買ったばかりの BRYTON 750SE。セッティング後にテストライドしただけですが、自分にとっては機能的にちよっとなぁ・・・と感じる点があるので、いきなりの辛口レビューになってしまいました(^^; ※比較対象はこれまで使っていたSIGMA ROX12.0になります。

Bryton Rider 750SE 購入のきっかけは、サイコンの突然死

購入のきっかけは、これまで使っていたサイコンのディスプレイが突然浮いてしまったからです。

気づいたらディスプレイが浮いていたSIGMA ROX12.0、購入して丁度3年が経ちました

原因は恐らく、内部のバッテリーが膨張したのでしょう。バッテリーを交換して修理したいところですが、代わりのバッテリーが入手困難ぽい。ということで新しいサイコンについて調べてみたのがこちら

で、調べた結果、Bryton(ブライトン)750SE を購入しました。iGPSportsも候補だったのですが、事前にアプリを試そうとしたら、何故かアカウントが作れなかった(!)ので候補から外しました。(※後から試したら、WEB版からアカウントを作ることが出来ました) LEZYNEとEDGE130PLUSも発売から年月が立っているので外し、最近ユーザーが増えているBrytonに決定。バッテリーの持ちも良いようですし。

SIGMAのROX11.1EVOとも迷ったけど、Bryton試してみたいような気もするし、バッテリーの長い750SEに決定!

Bryton 750SEはバッテリーが40時間でカラー表示で地図のあるGPSサイコンです。

ちなみに定価は35790円ですが、20%オフだったので28632円。EDGE130PLUSと同等の価格で購入しています↓

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Bryton(ブライトン)Rider(ライダー) 750SE を開封、同梱品などのチェック

届いたBryton750SEを開封します。これで付属品含めて全部です。

本体のほかはマウント、USBケーブル、ストラップとシンプルです

アウトフロントマウントなどは付属しません。

Bryton(ブライトン)Rider 750SEのファームウェアアップデート

開封後、まずはファームウェアアップデートを行いました。

ちなみにサイコン本体に充電しないで、電源が入りました。ペアリングは何の問題も無し

なんと、本体はスマホとアプリ経由で連携するだけでアップデート可能。これはとても便利。一方で地図(OSM)の更新はPCとの接続が必要なようです。

Bryton(ブライトン)Rider 750SE のセッティング

次に、サイコンの初期設定を実施。いきなりですが、ここでアレっ?と思ったのは、下の画面で物理ボタンで左右(バイクの種類)を選べないこと。

いかにも物理ボタンの左右キーで選択できそうな画面ですが、タッチパネルの < > をクリックして選択します。折角の物理ボタンがあるのに、タッチパネルでないと出来ない動作があります。

例えば、速度が表示される画面からこの画面に戻る為には、下から上にスワイプする必要があります。ここの反応はちょっとイマイチ。これも、物理キーの左右同時押しでホームに戻るみたいな動作してくれるともっと良くなると思います。

センサーとの接続はとてもスムーズでした。

Bryton(ブライトン)のアプリ、Bryton Activeについて

このBryton専用アプリ、どうにも表示が垢抜けない部分があります。STRAVAとの連携したコース表示がコレ。マイナーなSIGMAの方が断然見やすい。この辺はブラッシュアップを願いたいところ。

Brytonのサイクリングコースの表示、これでもタイトルをちゃんとつけておけば分からなくもないです
SIGMAアプリのコース表示、こっちの方が広域が表示されているからか分かりやすいと思います

ところで、アプリを使った時のナビは、下の丸の中のアイコンを選択することでコースの選択が出来ます。選べるのは、「自動車」「モーターサイクル」「自転車」「MTB」の4種類。

自転車でルート検索したところ、裏道優先という印象
モーターサイクルで検索したところ、大通りが優先されます

ただ、これを切り替えてもルートを書き換えてはくれないので、納得いかないコースが表示されたときは、1,経由地から選んだポイントを消す、2,車種を変更する、3,再度ポイントを選びなおすという手間が発生します。もうちょっとUIを煮詰めてくれないものか・・・

ところで、一般的なロードバイク的ライドとしては、「モーターサイクル」を選ぶと良いかも。このあとサイコンにルートを転送すると地図にこのコースが表示されます。「自転車」を選ぶと、きっと通ったことの無い道に連れて行ってくれる系の楽しいナビです(笑)

Brytonならではの音声検索の精度は高い!

Brytonならではの音声検索は確かに出来ると便利。スマホ単体で検索できるサイコンを持っていますが、スマホの画面で単語をうつのは億劫だし、小さい画面で地図をスクロールして目的地を選ぶのも正直言って超面倒。音声入力でパッと選べるのは画期的です。この音声認識はとても精度が良く好印象

ただし、サイコンから音声ナビを使うときの場合、さっきのような4種類のコースからの選択は出来ず、予め決めておいた方針で作成されます

サイコンからの音声検索のルート作成方針を、アプリ内で設定できます

Bryton Rider 750SE の隠し機能?POIをお気に入り登録できる

これは知らなかった機能ですが、アプリで検索したポイントをお気に入り登録しておくことが出来ます。

これで、サイコンにもお気に入りが現れて、サイコン側で選ぶことでワンタッチでルート検索が出来るようになります。自宅なんか登録しておけば結構便利かと。

Bryton750SE のナビの欠点(?)というか弱点?

ところでこの750SEのナビですが、比較的、案内が見づらいという弱点があります。

公式の画像だとあと何メートルで曲がるか、クッキリした表示に見えますが・・・

まず、曲がり角まであと何メートルなどのアラート(表示)が見ずらい。但しこれは、あくまで私がこれまで使っていたSIGMA ROX12.0との比較になります。

実際の画面だと、なんだか分かりづらい。下の矢印表記がなんだか見づらいんですよね
SIGMAのROX12.0の方がコントラストが高く分かりやすい表示

細かい路地の曲がり角だと更に分かりづらい。

細かい路地での曲がり角はとくに分かりづらい。左下の矢印が赤とかなら、どう曲がるか見やすいと思うんですけど
同じ場所での表示、細かい道だとズームアップして分かりやすく表示してくれるSIGMA。上のLEFTという赤い表示も分かりやすくて良い

但し、これはBrytonは「地図を見せる」ことが優先SIGMAは地図を見せることよりも「曲がるポイントを見せることが優先」という違いと思います。

オープンストリートマップ同士で比較すると地図自体は見やすいBryton。スピードや心拍、ケイデンスの表記に大きな違いは見られませんでした。

また、SIGMAのサイコンに慣れた身としては、ルートミスした時にアラームを鳴らしてくれないのは、ナビとして問題では?と思います。 →2023年9月のアップデートで音が鳴るようになりました

逆に音がイヤな人にとっては750SEの方が良い仕様です。コレ、きっと音のON-OFF機能があるとベターでしょう。

大きなアラームを鳴らしてくれるサイコンに慣れた自分としては、気づかずにミスコースしてリルートされることが発生しそう・・・

また、スマホのgooglemapで音声案内をONにしてポケットに入れておいて、その助けとしてこの地図を使うなら、かなり走りやすいだろうと思います。

Bryton 750SEのナビの表示をカスタマイズ

なお、よく調べてみると、私の様な曲がるポイント重視」の人向けの表示項目がありました。カスタマイズで表示できる「Turn Info」日本語だと「ルート情報」。下の写真のように2km先に左折があることを事前に表示してくれます。見てわかるように大きな表示と小さな表示では内容が異なります。

Turn Info 小さい地図と次の曲がるポイントを表示してくれる。これを2ページ目か3ページ目くらいに入れておくと役に立つかも

この例で1マス表示だと、「2.0km」と曲がるポイントまでの距離のみが表示されます。

Bryton750SEのオフラインでのリルート機能はどうか?

750SEの魅力の一つである、オフラインでのリルート機能。電波の薄い田舎を走るにはかなり大切な機能。スマホの電波をオフにしてテストしたところ、リルートが機能しました。ちゃんと動作します。

ただ、最初のルート検索をするときは、インターネットが無いとルートを作れずに、エラー表示が出てきて消せないのが煩わしいです。

電波のない場所で新たにルート検索をしようとするとエラー表示が出る。電波のない場所をよく走る人は要注意!

Bryton 750SEのディスプレイの視認性はどうか?

ディスプレイの見やすさは特に問題無し。

英語表記はスマート、昼と夜で背景を白と黒で自動的に切り替えることも出来る(日没時間のデータがある)
ナビを使っている間に表示される、標高グラフ

ただ、画面は傷がつくと見えづらくなるので保護シールを買っておいた方が良いでしょう。

Bryton 750SEでの改善点、地図表示の滑らかさはどうか?

750SEで改善しているか気になる、地図の移動&ズームについて。ヌルヌル滑らかな表示とはいえませんが、さほど待たされることもなく、十分に使えます。地図をスクロールさせたいときは一度画面をタップして、手のマークを押してからタッチパネルでスクロールさせることが出来ます。拡大縮小は画面内の+とーをタッチすることで可能になります。注意点としては、2本指でのピンチイン&ピンチアウトは出来ません。

750SEはそこそこ快適にマップをスクロール出来ます。+とーでズームイン&ズームアウト、拡大すればこのように鉄道路線も表示されます
標高の自動補正機能は無いようです、これは残念、補正するにはサイコンもしくはアプリから標高を入力することができます

ライド中にちょっと先を見たい、というような用途には十分使いやすい地図です。

ライド後のデータアップは自動でOK

ライド完了後のSTRAVAへのデータアップは自動で行ってくれました。

Bryton Rider 750SE の GPSの精度は上げることが出来る

GPSの精度を選択できますが、公式マニュアルだと、GPS+QZSS+Galieo+Beidou の組み合わせが日本では最高の精度とのこと。この設定になってない人は変えてみると良いかもしれません。ちなみに、私は標準のGPS+QZSS+Galieoでも不満はない精度です。

スピードやケイデンスの検出スピードは問題ないが、斜度の表示は別メーカーと異なる

今回、SIGMAとBrytonの比較を行いましたが、この2機種でスピードやケイデンスの検出&表示スピードはほとんど同じ。しかし、斜度はアルゴリズムが違うのか結構数値が異なります。自分としてはSIGMAの方が正確に思うので、Brytonの勾配検出アルゴリズムは改善の余地があるのでは?と思います。

まとめ:Bryton750SEは、人によってはナビ機能が使いづらいかもしれない?

ということで、基本的なサイコンの機能でいえば、気になったのは自動高度補正がないことくらい。センサーの認識はスムーズ、地図も使いやすいし、サイコン画面を長押しすると、その場で表示項目を切り替えられる機能も便利。

ただ、ナビで曲がり角やルートミスなどをアラームで教えてくれない点が自分にとっては違和感があります。カスタマイズでルート情報を出すことで対応できそうではありますが・・・

ということでこのブライトン750SE、これまで、地図のなかった人がこのサイコンを買えば満足度は高いと思います。「タッチパネルでちょっと地図を動かしたい」という要望の人にはちょうどいい。でも、合う人と合わない人があるでしょう。例えば、音に関する通知機能でいえば、「ターゲットとする心拍ゾーンに合わせて音が鳴る」というような機能は無いっぽい(心拍が高すぎると鳴るアラーム機能はあるが、設定しても音が鳴らない(^^;、アップデートで鳴るようになりましたがイマイチ使いにくい、低すぎで鳴る機能も無い)のでそういうトレーニング勢には向いてないんじゃないかと思います。(コレとは異なるワークアウト機能はあります)

また、どうしてもUIやアプリなどに煮詰められてない部分が見受けられるのがちょっと微妙かな?というのがファーストインプレッション。今後、Brytonを使いこなして(もしくはファームのアップデートで)評価が変わることを期待します。

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実際にライドしてみたインプレ。Rider 750 SEの美点が分かって、ちょっと好印象になりました

サイコンの比較検討2023年度版

この前に使用していたサイコンSIGMA ROX12.0について

安価なインテグレーテッドマウント

GOOGLEMAPで音声案内をONにして、補助にサイコンの地図を見ながら走るのも良いかも

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