wiggleのプライベートブランド「PRIME」。時々カーボンホイールを履いている人を見かけますが、アルミホイールでもかなり優れたスペックのホイールを販売しているのを見つけました。
3万円台で、1425g、空力の良い30mmディープでチューブレス対応(DISC版でも1470g!)。これ、完成車のホイールから買い替えるのには、定番のZONDA C17(1596g)を買うよりいいんじゃないですかね??と思わずにいられないスペックです。(ちなみに 、シャマルウルトラが1495g、デュラエース R9100 C24 が 1453g なので3万円でDURA越えの超軽量ホイールです)
Prime Attaquer ロードホイールセットのスペック詳細
- 素材: アロイ
- 30mm ディープ
- 内側 17.5mm、外側 22mm
- R010、CNC 加工済み 7075 アロイハブボディ、Anti Bite Guard、Shimano/SRAM 9/10/11スピードフリーハブ
- DT Aerolite (非駆動側)、DT Aero Comp (駆動側) スポーク
- Prime チューブレステープ適用済み
- 重量: フロント 620g、リア 805g、合計 1425g
のむらぼホイールのように、非駆動側をエアロスポークの最高峰 DT Aerolite(薄さ0.9mm) 、駆動側のみ DT Aero Comp(薄さ1.2mm)で組んだ半コンペという設計! これは駆動側の方が太いスポークなので、ホイールの左右でスポークの変形量のバランスが取れるようになっているということ。
そして30mmディープで外側22mmとエアロ効果も望めるリム。内幅は17.5mmと25cに適したリムになっています。
あらかじめチューブレステープが張られていてバルブセットも付属。チューブレス化にも抜かりないですね。
この価格帯だと首折れスポークが採用されていることが多いと思いますが、このホイールはストレートプルスポークが採用されているので、完全に価格を越えたスペックです。スポーク&ハブともに上位グレードの Prime Black Edition カーボンホイールと同じものが使用されています。
例えば BlackEdition 28mm はカーボンの28mmリムになって1395g。Prime Attaquer は 1425g なので、リム高が30mmになってリム重量が片方で15gだけ重量化したホイール(恐らくリム重量は440g、zondaの 470-480g より軽い&リムハイトも高いので、エアロ&ヒルクライム共に有利)ということです。ハブが同じなのでその気になればオプションの ceramic speed のベアリングを入れることも出来ます。見れば見るほど3万円台とは思えないスペック。
ALEXRIMS(アレックスリムズ) ALX473EVOが対抗できるホイールか
デュラ並みに軽量で安価なホイールということで、似ているスペックのホイールがあります。
ALEXRIMS(アレックスリムズ) ALX473EVO も30mmのエアロアルミホイールでチューブレス対応。
重量は 1460g。 0.95mm のエアロスポークを採用。 価格は47,000円(税抜) と少し上がります。
- 素材: アロイ
- リムハイト 30mm
- 外側 22mm
- スポーク組 リア 2:1
- 重量: 合計1460g
違いはリアが2:1で組まれていることですね。フランジ幅もしっかりしているので横剛性が高そう。
リムの設計はほぼ一緒なのでここでの違いはないでしょう。リム重量は恐らく 440g 。
ZONDAもC17になってからは、恐らくこれを上回るリム重量。
選手によるインプレも好印象の様子^^ ただやはり首折れスポークが採用されています。
NOVATEC JETFLY(ノヴァテック ジェットフライ)
NOVATEC JETFLY(ノヴァテック ジェットフライ)も競合するホイールの一つ。実測で1470g、32mmハイトのアルミエアロホイール。チューブレス可能。
- 32mmディープ
- リムの幅: 21.5mm (外側)
- スポーク数 (フロント/リア): 20/24
- スポーク組 (フロント/リア): ラジアル/ラジアル + 3 クロス
- F/630g R/850g Total/1,455g
- スポーク:Jフック・ダブルバテッドスポーク
- チューブレス対応リムテープ装着済、チューブレス用バルブ同梱
- 価格:¥69,800(税別)
こちらはアレックスリムより使っている人を見るホイールです。 リム高が2ミリ違いますが、ホイールの組み方やリム幅などが Prime Attaquer ロードホイールとほぼ同じ。
この JETFLYや アレックスリム ですらコスパの良いホイールと感じたのですが、PRIMEは更にそれを上回るコストパフォーマンスです。また、PRIME Attaquer はアレックスリムと異なり、ストレートプルスポークなので、スポーク折れもしづらく、力のかかり方も良いでしょう。
SHIMANO WH-RS700-C30
DURA-ACE R9100 C24より重いのですが、好印象と評されることが多いWH-RS700-C30。RS81-C24の後継ですね。
- 重量:1568g
- リムハイト:フロント/24mm リア/R28mm
- チューブレス対応
- 価格 ¥83,485(税別)
チューブレス対応になってリム剛性が上がったのが功を奏したのかもしれません。良さそうに思いますが、ちょっと価格帯が上がってくるので、これなら海外でレーシングゼロでも買った方が・・・となりそう。またリムハイトの低い前モデルで(F21mm、R24m)フロント408g、リア439gだったので、C700のリム重量は少なくともフロント420g、リア450g以上でしょう。
ZONDA(ゾンダ)C17はどうか?
一番の迷いどころは定番のカンパニョーロの ZONDA(ゾンダ)もしれません。ZONDAのスペックは
- 素材: アロイ
- フロント24mm、リア27m
- 内側 17mm、外側 22mm
- F/16本 R/21本(MEGA G3)
- 重量: フロント 670g、リア 870g、合計 1540g
恐らくリムは480g 程度。prime attaquerより、リムハイトが低く40g程度重い予想なので、ヒルクライムなどでは、明らかにprime attaquerが有利でしょう。ただ、カンパのホイールは頑丈なのと、 G3組の見た目がカッコいいので、見た目で選ぶのも手ですね。
結論:Prime Attaquer ロードホイールセットは、完成車からの買い替えに積極的にお勧めできるホイール
JETFLYやアレックスリムを買っても、結局上位のアルミハイエンドが欲しくなったりカーボンホイールを欲しくなったりする可能性は非常に高いです(笑)ということは、最初に安いのに軽く、リムのスペックも変わらない Prime Attaquer ロードホイールに変えてしまうのはとても良い選択。これなら、もし将来、カーボンの上位ホイールを買っても、輪行用や雨の日用、カーボンの熱問題の心配なダウンヒルの多いコースなどにも十分使いたくなるスペック。
もし、同じリムハイト30mmのレーシングゼロカーボンに買い換えたとすると、合計1340gでリム重量405g程度。Prime Attaquer ロードホイール(1425g)から前後リム合計で約70-80g軽量化できます。まぁレーゼロカーボンは26万円ですからね(^^;) というかこれだけのスペックになると、買い替え先に悩みそうです。他の候補はキシリウムプロust が1420gでリム重量400g程度。こちらも10万越えのホイール。
あとは、転がりの軽いラテックスチューブ(70-80g)にするか、51gのブチルチューブ「マキシスフライウェイト」あたりで軽量化ですね^^
DISC版も 合計 1470g と超軽量!私ならDISC車はこのホイールで組みます!これじゃなかったらその上は BORA WTO 33 くらいしかない(笑)
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コメント
YouTube載せたら直ぐ不良を認め返品OKのメールが届きました。(笑)
最初からYouTubeに載せれば良かったですね。効果絶大。
因みに
https://youtu.be/doVc7NM2ffE
https://youtu.be/IaKbGyTohEE
このホイール、使う気になれますか?
こうしてみると明らかに不良ですね(^^;
段差があり過ぎです・・・
返品OKがきて良かったです
7/23にCRCにメールして以来、一向に返品処理が進みません。
ここまでしたくなかったのですがYouTubeにエア漏れの動画をUPしてみました。
もしよければ感想を聞かせてください。
https://youtu.be/pgRFpPGtfmo
https://youtu.be/deonEPIj95o
リムの継ぎ目からだけそんなに漏れたことは無いとおもいますけど、
とりあえず、普通にサイドウォールから空気が漏れてるので少なくともシーラント不足かな~。
あとはしっかりビートが上がってないかを確認したいところですね。
昨日、立ち寄ったショップで訊いてみたのですがチューブレスホイールとしてリムの継ぎ目からのエア漏れは致命的で「チューブレスホイールとしての品質を満たしてない」との事でした。
確かに家にあるRS500・21・ゾンダ・ユーラスなど指でなぞったぐらいでは何処に継ぎ目があるのか分からないのですが、このホイールは明らかに爪が引っ掛かります。クリンチャーとして使って大丈夫?と思うくらいです。因みに立ち寄ったショップの店長さんは選ぶなら継ぎ目のないカーボンが良いですよと言ってましたが、4万円の価格帯でそれなりの品質も求めるのは酷なのかもしれないですね。
継ぎ目の精度不良ならまずはCRCに返品の連絡してみたらでどうでしょうか。
アルミリムなんで、内側の継ぎ目の段差を金属やすりで整えて使う方法もありますけど・・・まずは交換でしょうね。
今日、CRCよりホイールが届いたので軽くテストしてみました。
タイヤお勧めのIRCで空気を入れるとパチンパチンと小気味よい音が4~5回なり
ビートが上がるのが確認できたのですが、エア漏れの音がするので調べてみると
バルブの対角線上にあるホイールの継ぎ目とタイヤの継ぎ目付近からエア漏れが確認できます。
エア漏れは片面のみで、この時点ではタイヤに問題があるのか?ホイールなのか?判断が付かないのでもう一つの新品を試しても同じ個所からエア漏れが起きます。後輪は同じ個所の両面からエア漏れしてます。この状態でシーラント入れてエア漏れは解決するのでしょうか?それともホイールの品質の問題でショップに持ち込んでも無駄でしょうか?隣の店長は金曜の午前中しか捕まらないので困ってます。
リムの継ぎ目の精度が悪いのか、継ぎ目のテープがダメなのか、
自分だったらその辺りを見て大丈夫そうならシーラント入れます。
慎重を期すならリムテープが密着していない可能性を考えて、一度クリンチャータイヤとチューブを嵌めて
テープを密着させてから再トライですね。
しかし、今回、初チューブレスタイヤとのことなので、ショップにお金を払って技術指導してもらったほうが
後々まで妙なトラブルに悩まされないので良いのではと思います。
私も初回はチューブレスタイヤを嵌めることすらできずに、タイヤレスになったので、ショップで色々教わりましたよ。
結果として出先のトラブルなどにも対応できるスキルが付いたので、しっかり教わってよかったと思っています。
いつも楽しく拝見してます。
sciffさんのインプレに触発されてチューブレスに挑戦しようと思います。(笑)
ホイールはCRCのPrimeBaroudeurというホイールが安かったので注文したのですが、このホイールにお勧めのチューブレスタイヤはありますか?できれば25Cのタイヤを入れたいのです。
又、運用に辺り必ず用意した方がいいものがあれば教えてもらえませんか?
恐れ入りますが宜しくお願いします。
今のおすすめタイヤは、新シュワルベプロワンか、最新のIRCです。
個人的にはIRCの方がシーラント入れた後の空気圧が安定しやすいのでおススメです↓
https://105hillclimb.com/post-11246/
新プロワンはシーラントが少ないと、空気が抜けやすい傾向があるので、初心者だと扱いに少し神経を使うかもしえません。
もしくは、旧プロワンの25cタイヤなら大丈夫です。
またタイヤのインストールについてはこちらの記事を参考に
https://105hillclimb.com/post-1746/
GP5000TLは転がり抵抗が低いですが、はめ込みがきついらしいので初心者にはおススメしません(笑)
IRCかプロワンなら、シュワルベのイージーフィットとタイヤレバーがあれば装着は難しくないと思います。
もし、フロアポンプでビートが上がらないならCO2ボンベを追加で購入されると良いでしょう。