VITTORIA(ヴィットリア)CORSA PRO CONTROL TLR(コルサ プロ コントロール・チューブレスレディ)の購入インプレ

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ビットリアのタイヤ、コルサプロ・コントロールのインプレです。レーシングタイヤのCORSA PROと違って、より耐久性&グリップ力に性能を振ったコルサ プロ コントロール。あんまりインプレで見かけない方ですね。

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VITTORIA(ヴィットリア)CORSA PRO CONTROL TLR(コルサ プロ コントロール・チューブレスレディ)のインプレ

VITTORIA コルサプロコントロール 34c の実測重量

今回、購入したコルサ プロ コントロールは 34c、コットンケーシングのタイヤです。カタログ重量360gに対し、実測重量は377gと少し重め。

レーシングタイヤのCORSA PROに耐久性を持たせたタイヤがCORSA PRO CONTROL。競合するタイヤはGP5000のオールシーズン版である、GP5000AS TR の32c(385g)か35c(425g)でしょう。それらに比べるとコルサプロコントロールは少し軽量ですね。

最近のオールロードでライトなグラベルに突入しがちな人にとって、こういうタイヤの選択もありでしょう。

Veloflex(ヴェロフレックス)のコットンケーシングと比較

さて、コットンケーシングが特徴のタイヤといえば Veloflex も有名。Veloflex の レース用チューブレスタイヤ CORSA RACE TLR はコットンケーシングにタイヤのゴムを張り付けたようなフラットな成形。

VELOFLEX CORSA TLR 手作りで作られているような構造

比べるとCORSA PRO CONTROLは丸みを帯びていて、ゴムまで含めて一体成型したような形状になっています。

VITTORIA CORSA PRO CONTROL TLR

この構造の為に新しい工場を作ったということなので、タイヤとしてよほどの改善があるのでしょう。

ちなみにタイヤの匂いとしては、VELOFLEXの方が良い香りがします。

コルサプロコントロールをZIPP303sに装着する

さて、このタイヤ、 CHAPTER2 TOA の前輪(ZIPP303s)に採用します。フックレスリムとの組み合わせですが、装着はいつも通りCO2ボンベ頼りで一発OK。

ビニールテープ目止めしてCO2ボンベで上げます。これでコンプレッサー不要。

非常にスムーズに作業完了。

めっちゃイイ感じ

CORSA PRO CONTROL 34Cの実測幅

C23フックレスリムに装着して実測幅は33mmくらい。新ETRTOで34cのタイヤなので、実測は34.5~35mmくらいと想定していましたが、ちょっと細め。

タイヤのケーシング幅はグラベルキングSSの32cとほぼ同じだったので、まぁこんなもんかも。今後使っていくと伸びて太くなるかもしれません。

CORSA PRO(コルサプロ) の為のシーラントの選択

ところで、シーラントはコットンケーシングに影響を与えない、アンモニアフリーが推奨されています。ちなみに純正品である VITTORIA ユニバーサルシーラントは、アンモニアフリーかつ、ラテックスフリー、固形粒子が入っているタイプ

VITTORIAの純正ユニバーサルシーラントには、固形粒子がめっちゃ入っています。また、アンモニアとラテックスが含まれません

この点、同じようにコットンケーシング採用のVeloflexとは全く方向性が異なるのが不思議。VeloflexはアンモニアOKで、ラテックスベースのシーラントを推奨。固形粒子は非推奨(コットンケーシングの隙間を埋められないからという理由)。推奨されるシーラントの性質が、全くの真逆。

VITTORIAとVELOFLEXでは、同じコットンケーシングと言っても作りや特性が異なるのでしょうかね?

今回、純正シーラントを50mlほど投入しました。空気の保持性も十分に良いです。

ビットリア ユニバーサルシーラント 1リットル買いました。良く振ってから投入しましょう

ところで、アンモニアがほぼ含まれない MAKUHARU(マクハル)もいいのでは?と思って検討しました。

フジチカのマクハル、アンモニアが含まれない、ラテックスベースのシーラントです

但し、MAKUHARUはタイヤを脱脂する必要がある。アンモニアですら良くないとされているコットンケーシングを「パーツクリーナーで拭く」なんて大丈夫か??と思わなくもないから、やっぱり純正シーラントを選択しました。※この組み合わせで施工するショップもあるようだから大丈夫なんでしょうけど。

データで見る VITTORIA CORSA PRO CONTROL の転がり抵抗

bicyclerollingresistance.com を参考にすると、(これらは28cのデータになりますが)

  • Vittoria Corsa N.EXT TLR 28 12.9w (6.2bar) 298g
  • Vittoria Corsa Pro Control TLR 28 13.4w (6.2bar) 307g
  • Continental GP5000 AS TR 28 11.1w (6.2bar) 345g

なのでコルサプロコントロールの方がコルサネクストより、高価&重い&少し転がり抵抗が悪いタイヤということになります。しかも、パンク耐性とウエットグリップはほとんど同じ。だから、これらのデータだけで判断すると、コルサネクストを買った方が良い。また、競合であろうGP5000AS TR より少し軽いけど2w遅い。

では、実際のライドフィーリングで、ナイロンケーシングとコットンケーシングの乗り味の差にどれだけの差があるか、ですね。

コットンケーシングが売りのコルサプロコントロール

CORSA PRO CONTROL 34cのデータはないのですが、以下が参考になるかもしれません。

  • Vittoria Corsa N.EXT TLR 34c  17.8w (2.8bar) 348g
  • Continental GP5000 AS TR 32c 16.3w (3bar) 384g

太くなっても28cと傾向は同じの様です。

コルサプロコントロールは、パンク耐性が非常に高評価

こうしてみると、素性はピュアレーシングタイヤでパンク耐性を高めたタイヤが欲しい場合、コルサネクストやGP5000ASTRもかなり良さそうな選択肢。コスパ的にはCORSA N.EXT(コルサ・ネクスト)ってかなりいいチョイスかもしれません。

まとめ:オールロードバイク向けのパンク耐性の高いタイヤの選択肢、コルサプロコントロール

軽めのグラベルも突入するようなロード向けタイヤ、コルサコントロールプロ。作業自体は難しく無い部類かな?ハンドポンプでビードは上げられないと思います(少なくとも34cだと)。取り付けた印象も、ほんのちょっと乗った印象も、VELOFLEXのTLRのような特殊なタイヤ感はない。普通のタイヤの印象がある。コットンケーシングってどうなのよ?って部分に関してはもう少し乗ってみてですね。

ところで、今回はてきぱきと手際よく作業できたので時間はそんなにかかってない。しかし、後から気付いたらローテーション間違って逆に取り付けてた(^^; 表示が小さいので注意しましょう。

ローテーション表示が非常に小さいので要注意

実はこのタイヤ、アウトレットでめっちゃ安くなっていました。

GP5000s TR 32c もめちゃくちゃイイです

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