チューブレスタイヤに興味があっても取り付けが困難という噂で、二の足を踏んでいる人に、UST規格で嵌めやすい MAVIC(マビック) ホイールの紹介です。
- MAVIC(マビック)のホイール一覧
- MAVIC AKSIUM ELITE EVO UST(アクシウムエリートEVO)
- KSYRIUM UST(キシリウムUST)
- KSYRIUM ELITE UST(キシリウムエリートUST)は未舗装路もOKなホイール!
- KSYRIUM PRO UST(キシリウムプロUST)もオフロードOK!
- KSYRIUM PRO CARBON UST(キシリウムプロカーボンUST)
- COSMIC ELITE UST(コスミックエリートUST)、オフロードOK!
- MAVIC COSMIC PRO CARBON UST(コスミック プロ カーボン UST)
- MAVIC COSMIC PRO CARBON SL UST(コスミック プロ カーボン SL UST
- MAVICのUSTタイヤにおおすすめのHUTCHINSON(ハッチンソン)
- まとめ:MAVICならチューブレスホイールに手を出しやすい
MAVIC(マビック)のホイール一覧
MAVICのホイールは、大きく2種類に分けることが出来ます。一つは、ローハイトリムのキシリウムシリーズ、そしてもう一つは、エアロ効果を狙ったミドルハイトのコスミックシリーズです。(ディープリムのコメットシリーズもありますね)
まずは一般的なキシリウムシリーズから紹介したいと思います。リムが軽いので、ヒルクライム&ロングライド向けです。
MAVIC AKSIUM ELITE EVO UST(アクシウムエリートEVO)
¥52,000 1780g
- フロント: 825 グラム
- リア: 955 グラム
- リム高:25mm 内幅:19mm
- 素材: S6000アルミニウム / 純正チューブレステープ使用
- スポーク組:フロント&リア非フリー側 ラジアル組、リア フリー側 2クロス組
- スポーク数:フロント&リア 20本 ストレートプル、ダブルバテッド
- シールド カートリッジベアリング(QRM)
- フリーホイール:FTS-L スチール
- ASTM規格 カテゴリー 1 : ロードのみ
タイヤ付きで¥52,000というのは、ホイールだけで40000円くらいな感じですね。1780gというのは重いホイールでは無いので、悪くない選択肢。またC19リムなので、28mmくらいのチューブレスタイヤをつけるとエアボリュームが多く快適。しかも転がりが軽い感じが強く味わえます。
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KSYRIUM UST(キシリウムUST)
¥65,000 1650g
- フロント: 755 グラム
- リア: 895 グラム
- リム高:25mm 内幅:19mm
- 素材: マクスタル / ISMで軽量化/ 純正チューブレステープ
- スポーク組:フロント&リア非フリー側 ラジアル組、リア フリー側 2クロス組
- スポーク数:フロント 18本、リア 20本、ストレートプル、ダブルバテッド
- シールド カートリッジベアリング(QRM)
- フリーホイール:FTS-L スチール
- ASTM規格 カテゴリー 1 : ロードのみ
アクシウムから、フロントのスポークが2本減って、リムの素材が変わって軽量化(マクスタルは6061アルミニウムと比べて30%強度が高い素材)。リムが一気に60g軽くなるので、13000円差なら、キシリウムUSTを買った方が良いですね。
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KSYRIUM ELITE UST(キシリウムエリートUST)は未舗装路もOKなホイール!
¥95,000 1520g 実測1565g
- フロント: 665 グラム 実測668g
- リア: 855 グラム 実測897g
- リム高: フロント側 22mm、リア側 25mm アシンメトリー(左右非対称)内幅17mm
- 素材: マクスタル/ISM 4Dで軽量化
- スポーク組:フロント側 ラジアル組、リア側 イソパルス組
- スポーク数:フロント 18本、リア 20本、ストレートプル、ダブルバテッド
- アルミニップルで軽量化、ハブ軸がアルミで軽量化
- シールド カートリッジベアリング(QRM+)
- フリーホイール:FTS-L スチール
- ASTM規格 カテゴリー 2:ロード+ジャンプ15㎝までのオフロード
リム内幅が17mmになりますが、それ以外のアップデートが多いのがキシリウムエリート。上位のキシリウムプロと同じリムはフロントで400g切るくらい。リアのスポーキングがマビック得意のイソパルス組になっています。ベアリングも上位グレード(QRM+は最上位モデルのコスミックアルティメットでも使われているベアリングです)。地味にジャンプOKのオフロード仕様に^^ リムテープも不要なのでかなり良いホイールです。
キシリウムエリートは更に削り込まれています。よくみるとニップルが異なることも分かりますね。
マビック独自のイソパルス組みはキシリウムUSTとは明らかに異なります。この為にリアリムは左右非対称になっています。
細かく見ていくと、29万円するキシリウムプロカーボンust のアルミリム版のようなスペックで、リアが50g重いだけの、かなりお買い得なホイール。(リム幅が20mm程度と狭いのでエアロでは不利です)
海外のレビューでも絶賛されています↓
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KSYRIUM PRO UST(キシリウムプロUST)もオフロードOK!
¥140,000 1420g 実測1443g
- フロント: 590 グラム 実測 592g
- リア::820 グラム 実測 851g
- リム高: フロント側 22mm、リア側 25mm アシンメトリー(左右非対称)内幅17mm
- 素材: マクスタル/ISM 4Dで軽量化
- スポーク組:フロント側 ラジアル組、リア側 イソパルス組、アルミ製ジクラルスポーク採用
- スポーク数:フロント 18本、リア 20本、ストレートプル、ダブルバテッド
- 自動調整シールドカートリッジベアリング(QRM オート)、フロント&リア
- フリーホイール:インスタントドライブ360
- ASTM規格 カテゴリー 2 : ロード+ジャンプ15㎝までのオフロード
アルミリムホイール最高峰のキシリウムプロ。アルミスポーク採用で剛性UP&軽量化。フリーもインスタントドライブ360というかかりの良いものに変わっています。こちらもオフロードOK仕様!
フロントの軽量化(75g)が大きいのは、スポーク以外にハブが異なります。
明らかに細く、そして横幅ギリギリまでスポークを張れる設計になっているので横剛性もUP。
リアのハブも、径が大きくパワー伝達性に優れた設計。ハブも軽量化されているでしょう。
ロードは勿論、オフロードもOKの最高峰のアルミホイールですね!悪い評価を聞いたことが無いので、ディープリムが不要ならこのホイールでゴールでOKと思います。
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KSYRIUM PRO CARBON UST(キシリウムプロカーボンUST)
¥295,000 1445g 実測1507g
スチールスポークなので、キシリウムエリートのカーボンリム版。リアハブにはキシリウムプロの仕様も取り入れられています。非常に高価ですね。リムはU型断面なのでエアロ効果も良いでしょう。スポークも楕円のエアロ形状になるので横風にも強く。リム重量は405gといわれています。
- フロント: 640 グラム 実測 661g
- リア: 805 グラム 実測 846g
- リム高: 25mm 内幅19mm
- 素材: 3Kカーボンファイバー/ 純正チューブレステープ使用
- スポーク組:フロント側 ラジアル組、リア側 イソパルス組
- スポーク数:フロント 18本、リア 24本、ストレートプル、ダブルバテッド、エアロ
- フロントベアリング:調整可能なシールドカートリッジベアリング(QRM+)
- リアベアリング:自動調整シールドカートリッジベアリング(QRM オート)
- フリーホイール:インスタントドライブ360
- ASTM規格 カテゴリー 1:ロード
また個人的にC19リムは好印象です。異なるホイールですが、実際にC15と C19リムで乗り比べると、C19の方がコーナリングなどの安定感&転がり感が強くて良い印象を持っています。
ただ、実測1500gでこの定価になると、同じ価格帯の BORA WTO 45 (の実測1506g)を選んだ方が絶対速いと思います。
ただBORAは剛性が高めで足に来やすいので、柔らかめが好みならキシリウムカーボンプロUSTはアリな選択でしょう!
↓CRCの価格ならアリかも!
Mavic Ksyrium ( キシリウム ) Pro カーボンSL UST ロードホイールセット 2020 11万円弱
COSMIC ELITE UST(コスミックエリートUST)、オフロードOK!
¥75,000 1770g
- フロント 815 グラム
- リア: 955 グラム
- リム高:30mm 内幅17mm
- 素材: S6000アルミニウム / 純正チューブレステープ使用
- スポーク組:フロント&リア非フリー側 ラジアル組、リア フリー側 2クロス組
- スポーク数:フロント&リア 20本、エアロフラットスポーク
- シールド カートリッジベアリング(QRM)
- フリーホイール:FTS-L スチール
- ASTM規格 カテゴリー 2 : ロード+ジャンプ15㎝までのオフロード
何ともコメントしづらいコスミックエリート。価格のわりに重いので誰も買わないんじゃない?ってホイール。しかし、マビックの普通のオープンプロのリムで組んだ手組ホイールの良さを知っていると、やっぱりこの普通さが妙に気になる(笑)乗ったことないけど、ゴロゴロ転がっていきそう。少なくともこれまでに乗ったリムの重いMAVICのホイールはゴロゴロ勝手に転がる感じが強い。それから頑丈。
通勤用や林道用的な感じで結構欲しい(笑)
PBKでMAVIC COSMIC ELITE USTの価格(3万円台)をチェック
MAVIC COSMIC PRO CARBON UST(コスミック プロ カーボン UST)
¥220,000 1650 g
- フロント: 745 グラム
- リア: 905 グラム
- リム高:40mm 内幅:19mm
- 素材: 3Kカーボンファイバー/ 純正チューブレステープ
- スポーク組:フロント&リア非フリー側 ラジアル組、リア フリー側 2クロス組
- スポーク数:フロント 18本、リア 20本、ストレートプル、ダブルバテッド
- シールド カートリッジベアリング(QRM)
- フリーホイール:FTS-L スチール
- ASTM規格 カテゴリー 1 : ロードのみ
実はキシリウムUSTと重量が変わらないカーボンホイール(^^; 仕様としてはキシリウムのリムをカーボンの40mmにしたもの。ニップルもスチールで、ハブ軸もスチール。ベアリングなど部分的にはキシリウムエリートに劣る仕様。しかし足当たりの柔らかいカーボンのセミディープが欲しいならあり。インプレなどを参考にすると、体重&パワーがあるライダーでないと、上位のSLモデルは踏みづらい様子。
踏み味は、キシリウムエリートよりも軽いというインプレも見ますので、体重が軽くてディープリムが欲しい人はアリな選択。特にBORAの剛性が固すぎる人には良さそう。逆に体重が重い人や、パワーのある人には物足りないでしょう。
今だけ!CRCで9万円以下で買えます! ※タイヤはUSTではなく、シュワルベプロワンになりますが、サイスポの特集では取り付けは大丈夫そう!というか、後からUSTタイヤを買ってもOKな価格!
Mavic Cosmic Pro Carbon UST WTS with Sealant ¥89424
PBKでMAVIC COSMIC PRO CARBON USTの価格(11万円台)をチェック
MAVIC COSMIC PRO CARBON SL UST(コスミック プロ カーボン SL UST
¥295,000 1490 g 実測1556g
一言で言うと、キシリウムプロカーボンのリムが40mmになったもの。明らかにコスミック プロ カーボンとは仕様が異なります。リムは450gと予想。
エアロ効果としては、Mavic Ksyrium Pro UST よりも時速40 kmで約10 W節約できます。またスポークが楕円のエアロになるのでノンSLのコスミックプロカーボンより横風に強いでしょう。
- フロント: 665 グラム 実測685g
- リア: 825 グラム 実測871g
- リム高:40mm 内幅:19mm
- 素材: 3Kカーボンファイバー/ 純正チューブレステープ
- スポーク組:フロント側 ラジアル組、リア側 イソパルス組
- スポーク数:フロント 18本、リア 24本、ストレートプル、ダブルバテッド、エアロ
- アルミニップルによる軽量化、ハブ軸がアルミで軽量化
- フロントベアリング:調整可能なシールドカートリッジベアリング(QRM+)
- リアベアリング:自動調整シールドカートリッジベアリング(QRM オート)
- フリーホイール:インスタントドライブ360
- ASTM規格 カテゴリー 1:ロード
ただ、MAVICのカーボンホイールは、チューブレス化にリムテープが必要なので劣化した時の張り直しが面倒。定価なら同価格帯で リムテープ不要、45mmハイトでよりワイドリムの BORA WTO 45 (1496g 実測1510g) の方が圧倒的に性能も優れていると思います。
↓このCRCの価格なら超良いですね!
Mavic Cosmic ( コスミック ) Pro Carbon SL UST ロードホイールセット 2020 ¥112999
PBKで CAMPAGNOLO BORA WTO 45 の価格(17-18万円)をチェック
Wiggleの Campagnolo – Bora (ボーラ) WTO 45をチェック
MAVICのUSTタイヤにおおすすめのHUTCHINSON(ハッチンソン)
国内でのUSTタイヤの価格が高いと感じている人へ!
MAVICのUSTタイヤ、イクシオンプロUSTなどはHutchinson製なので、wiggleなどでHUTCHINSONのFUSION5チューブレスレディモデルを買うのも手です↓ 割と安く手に入ります。
Hutchinson – Fusion 5 Performance 11Storm TR ロードタイヤ
まとめ:MAVICならチューブレスホイールに手を出しやすい
昔はチューブレス用のアルミホイールといえば、シマノの WH6800と、カンパ・フルクラムの 2way-fit でした。ところが、フルクラムから中級クラスの レーシング3 や RACING 0 の 2way-fit が無くなり、買いやすいチューブレスホイールの選択肢が減っていたところ、マビックが出してくれたので選びやすくなりました。
細かくスペックを見ていくと、カーボンホイールより、林道も走れるアルミリムのキシリウムエリートUSTか、キシリウムプロUSTがお買い得に思います。
※ということで私は未舗装林道用にキシリウムエリートを注文済みです(^^;
マビックは並行輸入品だとマビックケアが受けられないので国内ショップで買うのもありでしょう。破損しても手続きすれば手続きすれば40%オフで買えるという制度です。しかし、それでも海外通販の方が安いから意味ないかも・・・
キシリウムエリートUSTが到着したので2回に分けてインプレ↓
キシリウム プロと競合するシャマル ウルトラ 2way-fit
シャマルの完全上位互換ホイールだったBORAWTO45のインプレ
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