CHAPTER2(チャプター2) HURU(フル)のインプレ

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今回、CHAPTER2で唯一まともに試乗したことなかった、軽量バイクのHURUに試乗してきたのでインプレです。 #AOを注文しに行ったのにむしろHURUに乗ってみた(^^;

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CHAPTER2(チャプター2) HURUのインプレ

フレーム重量789g (Rim) 、 819g (Disc)と軽量フレームであるCHAPTER2 HURU。私が今乗っている軽量バイクのFELT(フェルト) FR1とどういう違いがあるのか試乗してみたところ、同じクライミングバイクといっても全くの別物でした。

CHAPTER2(チャプター2) HURU(フル)は、ヒルクライムバイクというより超軽量なオールラウンド・レーシングバイク!

見た目的には、同じCHAPTER2のTEREやREREよりパイプ系が細く華奢そうに見えますが、実際に乗ると、明らかに固めでしっかりしたフレーム。

試乗したXSサイズのHURU DISCブレーキ仕様だけど軽量

「羽と上昇」という意味のHURU(フル)というネーミング。ですが、単なるヒルクライムバイクというよりも、むしろ「剛性が高い、登りも得意な、軽量レーシングバイク」という方が適切と感じました。

つまり、軽量ヒルクライムバイクだと思ってダンシングでのヒラヒラ感や、しなやかさを期待していると「不意打ち」を食らいます。

ダウンチューブのカーボン柄がカッコいいです

ハッキリ言ってT1000カーボンが使われているだけあって剛性高め。FELT FR1のようなヒラヒラ感を期待したダンシングをすると、自分の脚に疲労が蓄積していきます。(要するに私のFR1とは踏み方が違うフレームということですね)

むしろクルクル回したほうが楽で速い

10%以上の勾配のヒルクライムではダンシングでガシガシ登るよりも、キレイに回すことを意識しながら登ると疲労も少なく速く登れました。※後から考えてみれば、接線方向に長く力をかけるようなダンシングをすれば良かったかもしれません。

TERE(テレ)やRERE(レレ)のようなエアロ性能の高そうな形状ではないが・・・

また、カムテール形状などは採用されておらず、TEREよりエアロ性能は低いはず・・・と思って乗ったのですが、平地巡航時に回転を意識した加速を心がけると、無駄なくスーッと進んでいくようで非常に気持ち良い!自分的には登坂性能よりこの巡航の気持ち良さの方が印象的でした。FELTのFR1だともう少し踏まないとこんな風には進まないので、この辺がT1000カーボンの力なのかもしれません。明らかに平坦路でFELT FR1より楽できます

※BB周りの雰囲気的には、リドレーのハイエンドエアロバイク、NOAH SLと近い感じがします。でも、HURUでこういう走りをしている時は、カッチカチという感じでも無いです。

ピンポイントで踏みながらギュンギュン加速したい人より、トルクをかけながらキレイに回すペダリングで走らせたい人の方が、ピッタリくると思います。

HURU(フル)の振動吸収性

路面状態のあまりよくない道も走ったところ、HURU自体の振動吸収性は高そうに感じました。特に今回DISCブレーキ仕様なのでシートステーにリムブレーキ版のような補強が要らないのも理由の一つかも。

明らかにカーボンの種類が異なるシートステー、振動吸収の為にT800カーボンだそうです

CHAPTER2 HURUで驚いたこと

さて、上で平坦の巡航が気持ち良いと書きましたが、後から振り返ってみると、平坦基調ですがちょこちょこ4~5%の登り下りを含むコースで、よく考えたら全く平坦ではありませんでした(笑) つまり、4~5%くらいの坂なら踏まなくても回しているだけで平地みたいにスルスル登れるということですね。

まとめ:CHAPTER2(チャプター2) HURU(フル)は、T1000カーボンを使用した、超軽量オールラウンド・レーシングバイク!

今回乗ってみた感じでは、このHURUが、CHAPTER2では最もレーシング性能の高いバイクではないでしょうか?TEREやREREよりスタックも低く、レーシーなジオメトリで剛性も高い。重心は、高くも低くもなく、肉厚な感じがするわけでもなければ、肉薄でパリパリした感じでもない、バランスの良い感じ。ということで、少し乗っただけでは、ぱっと分かりやすい良さは感じにくいかもしれませんが、乗っているとジワジワ良さが分かってくるタイプ。ヒルクライム性能だけでなく、平坦(というか4~5%の坂も含める)でヌルヌル伸びてくような気持ち良さが非常に印象的な、超軽量オールラウンド・バイクです。興味がある人は、長めの試乗をおすすめします。

※おまけ、東レのカーボンのスペック表(笑)

炭素繊維トレカ引張強度(kgf/mm2)引張弾性率(GPa)
T700SC500230
T800HB600294
T1000GB650294
T1100GC715324
確かFELT FR1はT700カーボンです、数字の大きいT1000カーボンはそりゃ硬いわけです

超軽量レーシングバイクHURUに合いそうな、36gの軽量チューブ

※今回、AOを注文しにいったので、折角なので乗ったことのなかったHURUの試乗と、CHAPTER2の試乗車リストをまとめてみました。

HURUは岡山のBICYCLE PRO SHOP なかやまでも試乗できるようです↓

CHAPTER2 HURU 試乗車完成!! – BICYCLE PRO SHOP なかやま
「HURU」とはマオリ語で「羽と上昇」という意味を持つ言葉です。

BB周りの印象がHURUに近く感じたRIDLEY NOAH SLのインプレ↓ グライペルが乗っていたバイクです!

CHAPTER2新モデルのTOAの方が好みでした。HURUより足当たりがマイルドになりますが、剛性もしっかりしていて無駄のない推進力を感じます。しかもエアロで振動吸収性も良いという全部入りのバイク

注文したグラベルロードのAOのインプレ↓ グラベルバイクの中でもレーシーな味付けです。グラベルだけでなく、舗装路の性能も犠牲にしたくない人に。

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