CHAPTER2(チャプター2)のKAHA(カハ)が発表されました。前作のAOから何が変わったのか見ていきたいと思います。
CHAPTER2(チャプター2)KAHA(カハ)!グラベル・レースモデルの発表!
CHAPTER2からグラベルレースモデルのKAHA(カハ)が発表されました。私の乗っているグラベルバイクのAOと比べてどのような進化をしているのか見ていきたいと思います。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52560839335_3c301951ba_c.jpg)
CHAPTER2(チャプター2)のKAHA(カハ)は前作のAO(アオ)から何が変わったのか?
KAHAはスピードを重視したというグラベルバイク。AOとの違いは専用のマナグラベル・カーボンハンドルでケーブルをフル内装に出来る点です。エアロも重視した設計ということでしょう。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52543173587_6ce65e6d2a_c.jpg)
KAHAのダウンチューブはTOAに似た形状に見えるので、エアロダイナミクスもアップデートされていそう。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52544102220_dced6cc656_c-edited.jpg)
因みに前作のAOはダウンチューブが逆カムテール形状なので、空気抵抗は全く意識されていませんでした。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/image-1-1.jpg)
そうそう、BBもAOのBSAとは異なり、TOAと同じT47になっています。TOAとAOでは激坂での推進力に大きな差を感じるので、KAHAはかなり進化しているのではないでしょうか。
最大タイヤ幅は42mmから47mmと太くなる一方で、フォークとフレームセットの合計で前作のAOに比べると約150gの軽量化。シートポストは汎用の31.6mmから27.2mmに変更。更に、サスペンションフォーク対応がうたわれているので相当ハードなライドでも大丈夫なフレームなのでしょう。KAHAはスピード、剛性、軽量化と多岐にわたって進化しているように見えます。
CHAPTER2(チャプター2)KAHA(カハ)はAO(アオ)よりもダボ穴が多い!
KAHAは、写真を見る限りダボ穴が非常にたくさん配置されています。なんとフロントフォークは片側に4か所。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52551187911_effd760edc_c.jpg)
ダウンチューブ上部にもたくさんのダボ穴。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52543929084_992df00020_c.jpg)
バイクパッキングにも対応し、また、まさにアンバウンドの様な長距離グラベルレースにも対応したバイクということですね。
なお、AOでアンバウンドに参戦した記事がシクロワイアードにあります(笑)↓
![](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images_title/microsite/2022/06/ico_ug2022_03.jpg)
CHAPTER2(チャプター2)のKAHA(カハ)のジオメトリーはリーチが長め!?
ところで、分かりやすいスペック表記ではないのですが、私はKAHAとAOの一番大きな違いはジオメトリーと思いました。
KAHAのリーチは長く、XSサイズ(身長160-170cm用)で377mm。AOのXSサイズだとリーチは355mmでした。なんとリーチが2cmほど長くなっています。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/KAHA.jpg)
ロードバイクであるKOKOでもXSのリーチは365mm。大体これくらいのサイズのロードバイクのリーチは、370mm~375mmが多い印象。だからやっぱり長いかな。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52544120745_59843df165_c.jpg)
AOと比べてKAHAはヘッド角(D)が立っていて、フォークのオフセット(J)が大きい。これって、TREKのプログレッシブジオメトリーっぽい設計??参考までにTREKのCHECKPOINTのジオメトリはこちら↓
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/SLRTREK-1024x562.jpg)
以前、グラベルバイクのリーチとスタックを調べてて、プログレッシブジオメトリが気になった記事↓
CHAPTER2のKAHAは、TREKのCHECKPOINTに似ているのではないか?
グラベルレースと銘打ったKAHAですが、コンセプト的にはダウンチューブストレージやBB下のシリコンカバーなど、TREK(トレック) CHECKPOINT SLR(←こっそりリンク先を見てみてください(^^;)を意識してるんじゃないかな?ギミック的なところを最新トレンドから持ってきた感じ。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52543160317_e739f42d9c_c.jpg)
TREKのジオメトリと比べると、BBドロップは浅め、チェーンステーは短め。リアの剛性感を高めて、より軽快感が増す設計なんじゃないかと予想。KAHAのフォークのオフセットは、小さいサイズ用に2種類ありますね。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52560360896_b0515634a0_c.jpg)
勝手な想像ですが、Mike PrydeさんがCHECKPOINTやDIVERGEを見て、コレいいなぁと思ったところをAOやTOAに取り込んで、自分用に超絶カスタマイズして作ったのがKAHAなのかもしれません(笑)
まとめ:CHAPTER2(チャプター2)KAHA(カハ)はスピードを重視してトレンドを取り入れたグラベルバイク
CHAPTER2(チャプター2)KAHA(カハ)はこうしてチェックする限り、AOの後継機というよりかなり別物の印象を受けました。むしろ前の三角がTOAで、シートステーがHURU?みたいに見えるので乗り味も相当変わっているのではないか。少なくともスピードを相当重視した設計のようですし。
![](https://105hillclimb.com/wp-content/uploads/2023/02/52544120745_59843df165_c.jpg)
一方で、最大タイヤ幅は大きくなり、ダウンチューブストレージを採用してダボ穴を増やし、様々な用途への対応力も増していますね。
今度小田原のサイクリングジプシーカフェに行ったときにKAHAに乗ってみたいと思います。
前作のAOについて
以前、TREKのプログレッシブジオメトリーについて書いた記事(グラベルバイクをジオメトリを調べてて、気になったので・・・)
その他のグラべルバイクについて
グラベルバイクにおススメのハンドル、ディズナのバンディー2
コメント