携帯工具ながら2~6Nmのトルク管理が出来る、TOPEAK(トピーク)NANO Torq Box X(ナノ トルクボックス X)のインプレです。
TOPEAK(トピーク)NANO Torq Box X(ナノ トルクボックス X)のインプレ、トルク管理が出来る携帯工具
TOPEAK(トピーク)NANO Torq Box X(ナノ トルクボックス X)の実測重量
実測重量はケース込で131g。(カタログ重量 128g )
一般的な5mmのアーレンキーと組み合わせて使える携帯トルクレンチです。ステムの増し締めや、シートポストの調整にちょうど使える2~6Nmをカバー。
例えば、同じTOPEAKの携帯工具、mini6Lやmini9などと組み合わせて使うことが出来ます。
もし、携帯ラチェットレンチである、TOPEAK ラチェットロケットと組み合わせる場合は、ビットを共用できるので接続用に5mmのビットだけあればOK。
そう考えるとトータルで軽量コンパクトにするには、 swiss toolsのビットセット と合わせるのも良さそう。
その場合、トルクバー単体+5mmビットで合計78gなので合計170g以下になるでしょう。
バー付きのTOPEAK(トピーク)NANO Torq Bar X(ナノ トルクバー X)もある
携帯工具が要らないように、連結するバーまで付属するナノトルクバーXもラインナップには存在します。2個ビットを収納出来て便利そう。
- 付属ビット : 3、4、5mm、 T20、T25
- トルク測定範囲 : 2~6Nm
- サイズ、Ø21 x 152mm
- 130g (本体 + トルクビット1個&ビット2個)
但し、ナノトルクXとは構造が異なり、トルク測定用ビットの工具につける側が雄ネジになっています。つまり使うときに5mmの六角レンチと組み合わせるのではなく、この専用バー、もしくはラチェットロケットと合体させる必要があります。
TOPEAK(トピーク)ラチェット ロケット ライト NTX+
よく見たらTOPEAKにはすでにラチェットロケットと組み合わさった工具がありました。
- 六角ビット : 2、2.5、3、4、5、6、8mm
- トルクスビット : T10、T15、T25 (+) ドライバー ビット
- チェーン ツール : シングルスピード~12速まで対応 (カンパニョーロ 中空ピンチェーンを除く)
- チェーンピン破断用穴
- グルーレスパッチ用コンパートメント付
- エクステンド バー付属
- ナイロン ケース付属
- L130 x W65 x H33mm
- 240g
チェーンツールやエクステンドバーまで付属します。初めて買うならコレで良さそう。軽量化を図るなら、不要なビットはおいていきましょう。但し、付属のトルクバーが雄ネジなのは注意!
トルクレンチ使用上の注意点!
トルクレンチあるあるですが、ネジを緩める側には使えないので注意!ということで、緩めることまで考えた使いやすい組み合わせとしては、普通の携帯工具とこのトルクバーのセット、もしくはラチェットロケットとトルクバーのセットが良いのではないでしょうか。
TOPEAK(トピーク)NANO Torq Box X(ナノ トルクボックス X)の使い方
使い方は非常に簡単。トルクビットを5mmの六角に接続してビットを取り付け。あとはネジを締めるだけ。
締まったところで数値を読み取ります。この場合は約3nmですね。
事前にトルク値を設定するタイプではありません。ビットは磁石でくっ付くので、作業中に落とすことは無いでしょう。
TOPEAK(トピーク)NANO Torq Box X(ナノ トルクボックス X)の欠点
欠点としては構造上、工具を挿す角度によって、トルク表示が見づらくなります。これは仕方ないけど、ちょっと面倒。
とはいえ、出先でそこまでの作業性を求めることも無いでしょう。
まとめ:携帯工具としては面白い携帯トルクレンチ
TOPEAKのラチェットロケットとの組み合わせは意外に軽量。これなら出先でトルク管理が出来ます。とはいえ、自宅でしっかりした整備をする用途にはやはり専用のデジタルトルクレンチの方が使い勝手が良いです(指定トルクになると音とライトで教えてくれます)。一方で夜中に寝てる家族にバレないように整備するには、音のならないこの工具も良いかと(笑) またTOPEAKはビットの精度も高く頑丈と思います。
私はデジタルトルクレンチを修理に出している間の繋ぎを兼ねて購入しましたが、なかなか面白い工具。出先でサドル高の調整などには十分使えます。
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