ヒルクライムでのギア(カセットスプロケット)の選択の仕方

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坂道でどれくらいのカセットスプロケットが必要なのか??これは諸説あるところで、サイトによってはコンパクトクランクならリア 28T があれば十分としているところもあります。またノーマルクランクとリア 25T で十分であり、それ以下は登り方ができていないとする書籍もあります。一方で、シマノからは 30T や 32T、最近だと 34T もラインナップになりました。

考えてみればそれぞれ脚力が異なるので、個人個人で必要なカセットスプロケットは異なるはずです。

私はフロント30Tでリア30T入れてギア比1にしてました

もちろん登りたい勾配にもよります。ツールドフランスの王者、クリス・フルームがリア30Tを使っていたこともありますね。

速く登りたいのか、楽に長時間登りたいのかでも変わってきます。

今回はツライと感じるヒルクライムが妥当なのかそうじゃないのか?

そして足をつかずに登りきる為には、どれくらいのギアがあれば足りるのか、計算してみました。

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ヒルクライムに必要なギア比(スプロケットの選択)

先ほど必要なギア比は人それぞれと言いました。カセットスプロケットを選ぶのにあたって必要なファクターは、以下

・出力できるワット数

・登りたい勾配の斜度

・総重量=体重+ロードバイクの重量

これらを算出する必要があります。この中で一番わかりにくいのがワット数!まずはこちらの目安を算出してみましょう。

そもそもあなたは何ワット出せるのか??

ロードバイクで滑らかな路面で専用のウェアを着ているとしたときの、

平地での速度とワット数を算出してみました。(身長170cm 体重65kg 自転車の重量は10kgと設定)

体重によって前方投影面積が変わりワット数が変化するのですがそこは割愛します。また平地の場合、自転車の重量で必要ワット数は変化しません!それよりも胴体の前傾角度でワット数がかなり変わってきます。算出にはこちらのサイトを参考にしています。

自転車動力 計算器 - 自転車探検!
自転車の速度などを入れて下さい。必要な動力(人力)W(ワット)が出ます。

胴体の傾き 45度 55度

24km   72W 74W

26km   86W 90W

28km   105W 110W

30km   126W 132w

32km   150W 157W

34km   176W 184W

36km   205W 215W

38km   238W 251W

40km   274W 288W

前傾角度が10度違うだけでも36kmで10wも変わってきます!平地では前傾姿勢が重要です。

さて、この速度は無風で走り続けられる速度見てみてください。

初心者の多くの人(9割くらい)は30kmで走り続けることが出来ないといいます。30キロの時の必要ワット数は約130W。つまり多くの初心者は130wを継続して出せないと言えます。

勾配ごとに必要なワット数

一方で勾配ごとに必要なワット数はいくらになるのでしょうか??

激坂でケイデンス60以下に下がってくるとペダリングが辛くなってくるので、ギア比ごとにケイデンス70で計算してみます。

   34/28T 34/32T 34/34T 

   10.6km 9.35km 8.80km ←それぞれのギアでケイデンス70の時の速度

3%  82W  71W   68W

5% 127W  110W  105W

7% 172W  150W  142W

9% 216W  189W  179W

11% 261W  229W  216W

13% 305W  267W  253W

15% 348W  306W  289W

こうしてみると、初心者は5%の斜度を超えるときつくなってくるようです。

フロントがコンパクトクランクでリア28Tとよくある構成だと、5%はもうアウトですね。

例えば筑波山の不動峠は平均斜度7%、秩父の定峰峠は平均斜度5%。日光いろは坂で5.6%。

筑波山を登るのはかなりシンドイはず。定峰峠はギア比1があると大丈夫、という感じになります。

日光の霧降高原のような平均8%の登りはギア比1でも160Wくらい必要なので、休憩しながらでないと無理でしょう。

初心者におすすめの(ていうか必要な)クランクとスプロケットはこれ!

こうして見てみると、初心者でヒルクライムに挑むのであればギア比1くらいある方がいいでしょう

具体的には、コンパクトクランクで、リア11-32T、11-34Tくらい。

これくらいなら、ハンガーノックになっても帰ってこれるので安心です。

35キロを継続して出せるような人なら、リア28Tあれば十分ですね。

こうしてワット数で考えてみると勾配のキツイ箇所があるコースだと、32Tはやはり必要ですね。

スプロケットが30TまではSSのリアディレーラーでOK!32tや34tならGSタイプに要変更!

自分のリアディレーラーがR9100世代(R8000,R7000)であればSS仕様で、30Tのスプロケットまで入ります。32Tや34TだとGSタイプのリアディレーラーに変更しましょう。

自分でやるならスプロケット外しも必要です。メンテナンスをするのに、スプロケットが外せると、ギアをばらして洗えるので気持ちが良いです。是非スプロケットも外せるようになりましょう^^

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コメント

  1. kawami より:

     初めまして。
    小学低学年の息子に700cのロードバイクを作ってあげようと思い、ギア(前後)で悩んでいる時に辿り着きました。

    Khodaabloom FARNA 395mmのフレームだけを入手することができ、コンポも現在使っているクラリス2400一式を移植しようと思っています。

     ただ、息子はげんざい135cmしかないので、体力的に大人と同じギア比にすると故障の原因となると考えていて、フロントアウター46or44Tで、インナー34Tと考えています。

    リアが、現在の20インチでは13-26Tを使用しているのですが、小径なので回すことができるのかなと考えていました。

    クラリスR2000の11-30Tを視野に入れていたのですが、ギア間の歯数差が常用になるだろう20T付近が3T飛ばしなので頭を悩ませていました。

    ローを26Tにするか、30Tにするかです。

     文中の、自転車動力 計算機、これは私の悩みを少し解決するきっかけとなりました。

    紹介していただき、本当にありがとうございます。
    (これが言いたかった)

     息子と自転車に乗るようになり2年、ロングライドイベント主体なのですが、これで、来年には3日間430kmを走らせることができるかもしれません。

    来年に息子の身長が140cmを超えていたらか、トップチューブを跨ぐ事が出来るようになったらですが。

    本当にありがとうございました。

    • sciffsciff より:

      お役に立てて良かったです。
      子供と一緒にロングライドとは羨ましい!それにしても3日間で430kmが目標って、相当鍛えられてますね(^^;
      私も息子がいるので、自転車に興味持ってくれたら一緒に走ってみたいと思っています。
      年取ったら息子を風よけに使います(笑)

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