砂利道を走ったり、バイクパッキング用に購入したグラベルバイクですが、まさかゴミを積載することになるとは思いもしませんでした(^^;
グラベルバイクで行った砂浜でゴミ拾いをしました
近所にある海に時々自転車で行くのですが、こないだ砂浜で抹茶を飲んでる時に、意外とたくさんのゴミが目についたのがこのゴミ拾いのきっかけです。
一見とても美しく見える砂浜ですが・・・
しばらくのんびりしていると、多くのゴミが目に付くことに気が付きます。
もしかして、昔より、ゴミ増えてない??自分が気づくようになっただけ??とにかく、そういうことでゴミ拾いを実施。
波が流木を運んでくるラインを歩くと、沢山のゴミがあります。
漂着ゴミをサクサク拾っていくと、あっという間にゴミ袋がパンパンに!
割と気軽な気持ちで行ったゴミ拾いですが、ロードバイクだとこの量のゴミを運ぶのは困難。一方で、グラベルバイクならゴミパッキングも可能。これで家まで持って帰ることに。
目立つゴミは、分解されないプラスチックゴミ
ゴミ拾い自体は意外と楽しいのですが、目に付くのはビニールゴミ(ペットボトルや包装袋、プラスチックの破片など)。このような海岸への漂着ごみの7割は、河川を流れて海に出た、生活ゴミであると言われています。
このあたりの海に流れこむ夷隅川の流域の人口は高々6万人。なのにこんなにたくさんの生活ゴミがあるとは驚きです。こりゃ都会はもっとヤバいのか!
大量に海に流れ込むプラスチックゴミ。このままだと近い将来、魚よりもプラスチックの方が多い日が来るとも言われています。私が時々手伝いに行く伊勢海老漁では、今のところ漁網にゴミの方が多いということはないのですが、砂浜のゴミがこれだけ多くなっているとちょっと恐怖を感じます。
調べてみると世界のプラスチック生産量は30年前の3倍以上になっていました。
中国船舶からのゴミ投棄問題
さて、ある日ゴミの量が異様に多い日がありました。
どうも業務用のようなゴミ、しかも中国語で書かれたものがたくさんあります。
中国大陸から私の住む太平洋側に流れてくるのは不思議なので、少し調べてみたところ、中国船舶によるゴミ投棄問題があるよう。
本当にこれはやめてほしいです。今回見つけた大きなゴミ(オイルのケース)は恐らくこの商品が捨てられたものだと思われます。
あと不思議だったのは、この日はカラスの死骸が非常に多かったことです。変なゴミを食べて死んでしまったのかもしれません。
マイクロプラスチックだけでなく化学物質による環境汚染について
ところでゴミ問題はプラスチックに限りません。ロードバイクでは、ケミカルのグゥーキンαを使うときに、ケミカルによる環境汚染が気になりました。例えば、生分解性のケミカルといっても直ちに全て分解されるわけではないでしょう。それに、自分の畑に生分解性のケミカルを流したと考えた時、その野菜を食べたくないと思います。ですので、ケミカルはしっかりふき取って燃やして処理をしたほうがベターでしょう。
ケミカルといえば、医薬品による環境問題も指摘されていますね。例えば、うつ病などに使われる精神薬が尿から排出されることで水棲生物が狂暴化、生態系に影響がでているという話を聞いたことがあります。
このように、自然界で素早く分解されない化学物質を大量生産し、適切に処理しないことは、将来何かしらの害が発生することに繋がる可能性があります。
※ちなみに医薬品を使わなくても、薬草で痛みが止まったり、花粉症が東洋医学で治ることもあるよ
ここでイキナリですが、医薬品といっても元々は薬草だったりしたわけです。そして、私は本当に薬草に効果があるということを体験したことがあります。
経緯としては、歯茎が痛くて歯医者に行ったのに、痛み止めを出してくれなかった。でも、あまりに痛くて困るので、近所の薬剤師の勉強をしていた人に相談したら飲めるアロマオイルをお勧めされました。え?アロマオイル?って半信半疑でしたが、飲んだら本当に痛みが消えるのでびっくり!それに、歯医者からは手術しないと治らないと言われたのが、その後何事もなく治っています!
また、東洋医学も優れています。私は花粉症があり昨年はかなりひどくて困っていました。今年は東洋医学による医療で、薬を一錠も飲まなくてもいいくらいに症状が改善しています。つまり、アレルギーの薬は症状を抑えるけど、根本の治療では無い。一方で東洋医学では体質改善による治療が可能ということになります。(ツボを押すなどで免疫系のトラブルを治してくれたようです←しかもコレ一回行っただけで治った!)
もちろん、東洋医学で治せるかどうかは各人の原因次第のところがあるでしょう。
医薬品にはデメリットもある
良く出される薬の一つ、抗生物質は腸内細菌も殺してしまう。腸内細菌を殺すと「うつ」の原因になるらしい。これは腸でセロトニンを生成しているからでしょう。これも本で読んだ時は半信半疑の話でしたが、私自身、病気の治療にしばらく抗生物質を飲んでいたことがあって、思い返せば非常にメンタルの不調な時期でした。だから抗生物質がうつを誘発するというのは、恐らく本当のことでしょう。
このように薬にも、環境面、及び人体にデメリットが存在することや、その代わりの手段があることは、もっと知られていいことだと思います。
※超余談ですけど、変なもの食べたらいきなり下痢になる、あの仕組みって超不思議ですよね?あれもセロトニンが関係しているそうです。このリンク先の分泌性下痢がそれに当たります。
まとめ:ゴミ拾いしていると色々なことを考えさせられます
ただの海岸のゴミ拾いとはいえ、やってみるとプラスチックやケミカル、薬まで考えさせられることになりました。まず、船舶からのゴミの海洋投棄は本当にヒドイのでやめてほしいと思います。一日で砂浜がグチャグチャになります。
そして少し前までは化学薬品やプラスチックは無かった。私たちの少し前の暮らしから学ぶことも役に立つかもしれません。考えてみればSDGsとか言われる前から日本がやっていた「江戸時代」の暮らしこそがSDGs。パーマカルチャーでも江戸時代をヒントにしたと聞きます。
※いすみ市で行われてるパーマカルチャーの取り組み↓
江戸時代は医療体制も優れていたようです。予防として東洋医学、それで足りなければ漢方、必要に応じて西洋医学。当時の長生きの秘訣について書かれた「養生訓」。ゴミ拾いのあとに読みましたが、現代こそこの本から学ぶ部分が多いと感じます。
また「医原病」について詳しく書かれてある本。海外では誤った医療によって病気が発生することは当たり前の知識だそうです。
グラベルバイクでゴミを拾うなら
オーガニックな話が好きなら
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