バイクパッキングへの第一歩、フロントフォークへ荷物を積載する方法

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バイクパッキングでよく見かける、フロントフォークに荷物を積載する方法について調べました。アレって結構どうしているのか分からなかったんですよね(^^;

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ロードバイクのフロントフォークへ荷物を積載する方法について

最近流行りのバイクパッキング。最新のバイク×UL装備でどれくらいやれるのか気になります。ということで、よく知らないフロントフォークに荷物を積載する方法を調べてみました

取り付け位置としては昔ながらの定番スポットです!

ところで、最近のバイクパッキングでは、フロントバッグ、フレームバッグ、サドルバッグが三種の神器のようになっています。ですが、昔ながらの定番の位置=フォーク横に荷物を積むのは重心も下がるため悪くないと思うのです。

フロントフォークへパッキング用のケージを付けよう!

まずはフロントフォークにケージを付けましょう!!え?でもダボ穴とか付いてないし!!という人、安心して下さい。ちゃんと取り付け用のアダプターがあります

確かにダボ穴があると便利ですが、無くても何とかなります

調べてみたケージやアダプターはこんな感じです。↓

GORIX ゴリックス 自転車 多目的ケージ 防水バッグ セット

入手性が良く安価なのはコレ。ケージと4リットルの防水バッグまでセット。フロントフォークにネジでも付けられるし、ダボ穴が無ければタイラップで装着。最大荷重は3kg。

4000円弱で防水バッグがついてきます。ただフロントフォークにダボ穴が無い場合、(写真で見る限り)細いタイラップ止めの耐久性は未知数。あまり重い荷物を積まない場合は大丈夫でしょう。(太めのタイラップを複数本巻いたり、予備のタイラップを持つことで対応するのもありかも)

TOPEAK(トピーク) ヴァーサケージ VersaCage

信頼のTOPEAKのケージがこちら

  • 重量:128g 最大荷重:3kg 
  • ヴァーサマウント (YWB02400) 3個付属
  • バックルストラップ 2個付属

3000円位なのに、フレームにダボ穴が無い時用の取り付けストラップが3個ついてくる。こういうのって単品で買うと1000円弱しますからこれはお買い得。荷物用のストラップも2個付属するので申し分ありません。

gorilla cage II (ゴリラケージ)

DOMのゴリラケージ。スペック的にはTOPEAKと似ていますが、入手性がイマイチという難点があります。

重量:128 g 最大荷重:2.5 kg

ダボ穴が無い場合、マウントは別売りでその耐荷重が1.6kgとツライ仕様(^^; とはいえ、そもそもダボ穴の無いロードバイクは、フロントフォークに荷物の荷重がかかることを想定していないでしょうし、それくらいの重さにとどめたほうが良いのかもしれません。

ミノウラ(MINOURA) 自転車 多目的ホルダー MC-2000

ミノウラのアルミ製ケージ。これまでのポリカボーネート製より重い荷物を載せたときの耐久性に信頼できます。ストラップも2本付属。

重量:135 g 最大荷重:5 kg

良い感じなんですが、ただ、どうしても底面が狭かったりして、構造上ストラップで荷物を取り付けるのが安定しそうに無いのが難点。

ダボス グラベルパッキングケージ GP-1 DAVOS

ダボスというのはミノウラのグラベル向けブランド。つまり、上のミノウラのケージをグラベル向けに改良したのがこのGP1 DAVOS。

重量:310g(ベルト込み) 耐荷重:2kg

明らかに底面積が増え、収納性能がアップしていますね。ポイントは縦ストラップがついている点と、アルミ製では無く鉄製で耐久性を考慮して作られている点。

またケージの底面にボルト穴があり、ライトを装着出来るのも良い点。

耐荷重が2kgとミノウラのケージより減っていますが、これはグラベルでの激しい振動にも耐えうる重量が2kgということでしょう。

Blackburn(ブラックバーン) OUTPOST CARGO CAGE (アウトポスト カーゴケージ )

バイクパッキングのアイテムを多くリリースしているブラックバーンのボトルケージ。見た瞬間に、あ、これ良さそうと思う作り。アルミニウム製でストラップ込164g、耐荷重4kg。フォークにダボ穴があればコレでしょう!

実測重量は155gとカタログスペックより軽量。ストラップは滑り止め付のものが2本付属します。

あっという間にポチッていました(^^;

TOPEAK(トピーク) ヴァーサマウント ボトルケージクリップ

タイラップ式のボトルケージ用マウント。定番のエリートもそうですが、このタイプは締め付け力が良いのでかなり安定しそう。上のヴァーサケージに付属するものなので耐荷重はヴァーサケージ(スラップ3本で耐荷重3kg)が参考になるでしょう。

タイラップも当然太い方が強固

SKS エニイウェア ボトルケージ取付け用 ダボ穴

ベルクロで止めるタイプのボトルケージ用ダボ穴。取り付けがお手軽です。

私もこういうタイプをつかったことがありますが、確実にタイラップ式の方が安定感があります。どうしてもマジックテープは締めきれないので重いものを載せるには不向き

ゼファール(Zefal) ボトルゲージホルダー GIZMO

細めのタイラップ4本で固定するZefalのボトルケージ台座。対応チューブ系が15mm-75mmと幅広いのが特徴。

4本留めなので一気に全てが切断することは考えづらそう。万が一に備えて予備のタイラップを持つと良いでしょう。

荷物を載せる用のケージとマウントアダプターはこんな感じです。

自転車旅行では、リュックを背中に背負うのは出来るだけ避けたい

過去にテントを積んで自転車旅行をした経験としては、リュックを背中に背負って走るのは絶対に避けたい。背中は蒸れるし(ドイターのフューチュラシリーズなら大丈夫ですが・・・)腰は痛くなるし・・・やはり出来るだけ荷物は身に着けないほうが理想的。

背中に風が抜けるドイターのバックパック「フューチュラ」は、ロードバイク用だけでなく40リットルのガチ登山用もあります

フロントフォークへ荷物を積載するときのバッグの重量は、ケージが2個で300g、それぞれドライバッグに荷物を入れて積載するとしてバッグが300g、合計600gが重量に加わります。薄手の70Dナイロンのバッグなら2個で120g位なので、合計420g。それであれば15L入るバッグとしてもそんなに重くは無いでしょう。

こういう頑丈なタイプだと2個で300g位、薄手を選べば軽量化できます。ちなみに、バックパックでもかなり薄手の30Dナイロンのものがあったりします

Blackburn(ブラックバーン) OUTPOST CARGO CAGE (アウトポスト カーゴケージ )を CHAPTER2 AOに取り付けてみた

さて、ブツが手元に届いているので早速取り付けです。どんな感じになるのか見てみましょう。

まず、重心を低く、そして荷物がハンドルと干渉しないように出来るだけ下に取り付け。

できるだけケージは下に取り付けます

ブレーキキャリパーとのクリアランスも十分。合格です。

なお、このブラックバーンのカーゴケージは、基部に3つの平たい穴があって、ここにストラップを通して固定できるようになっています

試しに手持ちのモンベルのステラリッジ2テント(二人用の山岳テント)を積んでみる。

いけるやん!

ハンドルのドロップにもよりますが、私のSサイズのフレームでも高さ30cmくらいまでの荷物ならハンドルと干渉しません(写真の荷物が高さ約30cm、直径約15cm)。テントポールだけは畳んでも40cmあるのでフレームに括り付ければOK。

ところでこのテントがあれば・・・こんなことが出来ます!!

絶景スポット×テント泊 @槍ヶ岳

反対側にもケージがあるので、寝袋とマットは余裕で積載できますね。コッヘルと火器も入りそう。片方で5〜8Lくらい入りそうなので、両側で15L確保できますね。

荷物を積んだことによるハンドリングの影響

荷物がフォークにつくということは、ハンドルの切れ角に影響があります。下の画像までしかハンドルを切ることが出来ません。

ハンドリングはどうしても重くなるので、イヤな人はフレームバッグを使った方が良いでしょう

とはいえ、これだけ切れれば余程の急旋回でもない限り大丈夫です。

まとめ:フロントフォーク横のパッキングは簡単でした。しかも積載量もかなりある!

ということで、フォーク横の積載は超簡単。ダボ穴が無くてもケージの取り付けは可能。そしてこのテントは1.5kgなのでトピークのケージ(マウントアダプターもついてます)でも十分保持できる重さ。

前方投影面積はヤバそう・・・でもエアロカウルか、カムテール形状の収納袋があればOKかな(笑)

自転車旅行に行くなら、あとは着替えや洗面具、充電器などを持てばOK。サドルバッグがあれば十分でしょう。つまり、ロードバイクでも一瞬でテント泊仕様に出来ることが分かりました!これは夢が広がりますね。

 

フロントフォークに積載する場合、衣類や寝袋は、ドライサックやコンプレッションバッグに詰めて積載するのが良いでしょう。見た目を気にしないのであれば、もしかするとジップロックが最安&最強のドライバッグかもしれません。←UL登山をやる時は、食べ物の包装を全部外してジップロックに詰めて持っていきます。

2個のケージをうまく活用すれば、キャンプ装備と衣類、調理道具が収まります↓

より安価で簡単に自転車旅行を始めたいなら、リアキャリアがつく自転車を用意しましょう↓

テント泊装備や調理道具など

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