BORA ONE 35 DB (ボーラワン35ディスク)のチューブレス化
本来クリンチャー用であるホイール、BORA ONE 35 DB をチューブレス化してみました。
BORA ONE 35DBをチューブレス化する組み合わせ(バルブコア)
今回の組み合わせはBORA ONE 35 DB に VELOFLEX CORSA TLR(ヴェロフレックスコルサTLR) でチャレンジです。
ところでこのVELOFLEX、MAVICのUSTホイールとの組み合わせでもビード上げに難儀する曲者チューブレスタイヤ。それを本来クリンチャー用リムのBORA ONEと組み合わせるということで既に無理があります(IRCのRBCCならまだしも・・・)。
チューブレスバルブはIRCのチューブレスバルブ、シーラントはStan’s no tubesを採用しました。
ボーラのリムにチューブレスタイヤを取り付ける
チューブレス化をする場合、穴のあるリムならチューブレステープを貼るのが必須ですが、BORA ONEのリムには穴が開いていないので、リムテープを貼らずにやってみます。つまり普通にチューブレスバルブを嵌めて、タイヤを嵌めて空気を入れる。いざビード上げ!
はい・・・予想していたことですが、全く空気が入る手ごたえがありません。かつてないほど明らかに空気がシューシュー抜けています!
ビードが上がらないチューブレスタイヤ&リムへの対処方法、その1
ということで工夫をします。要するにビードが上がるまで空気が抜けないようにすればいいんです!
やってみましょう!BORAのサランラップ巻きを!
大量のサランラップを消費するこの方法、家族の顰蹙を買う可能性がある諸刃の剣。しかし、BORAをチューブレス化するということは、家族から白い目で見られてもやってみたい魔力があります。
いざ空気入れ!CO2ボンベも使ってみましょう!
・・・・しかし、失敗です。なんかチューブレスバルブの周りがシューシュー言ってます。
ビードが上がらないチューブレスタイヤ&リムの組み合わせ。ビードを上げる方法、その2
ということで気を取り直して工夫第二弾。ダクトテープ or ビニールテープ巻き。
サランラップより空気が漏れないように、もっとしっかりタイヤとリムの間を埋めれば良いのです。それにこれは自分のテープなので顰蹙を買いません。
1/3周くらいテープで目留めしたところ、フロアポンプでは無理でしたが、CO2ボンベでビードを上げることが出来ました!!普通のタイヤならここまででなんとかなると思いますが、しかし相手はVELOFLEX、まだ問題があります。つまり、タイヤのエア保持層が限りなく薄いため、一度ビードが上がってもすぐに空気が抜けてしまいます。また、BORA ONEはチューブレスタイヤを保持するハンプが無いため、空気が抜ければ一度上げたタイヤもすぐに脱落してしまいます。
最終手段、シーラントを入れた状態でのCO2ボンベ投入
ということでやっぱり禁断の技、シーラント入れたままCO2ボンベを使う。これでビード上げに成功!VELOFLEXはサイドウォールから泡立っています。
※本来ラテックスベースのシーラントにはCO2ボンベを使うべきではありません。理由はシーラントが硬化したりするから。
私はやらなかったけど、どうしてもビード上げが難しい場合はリムテープを巻くと上がりやすくなるようで、BORAをチューブレス化した先人たちはリムテープを巻いてる人も多いようです。
BORA ONE 35 DB×チューブレスレディタイヤの安定性はどうか、実走してみる
めちゃくちゃ空気保持性の悪い veloflex tlr に stans no tubes のシーラントを60cc入れて一晩寝かせても、空気抜けはセーフ。走りに行っても大丈夫だし、その後数日運用してるけど普通のチューブレスタイヤと同じ感じで使えています。
まとめ:BORA ONEをチューブレス化するのはおススメしません
実にメーカー非推奨のこの組み合せ。VELOFLEX CORSA TLR のような難度の高いチューブレスタイヤでも取り付けることは可能でした。しかしBORA ONEのチューブレス化は人には全くオススメ出来ない。だってハンプが無いから空気圧が下がったらビードが落ちてしまうから。そしたらまたビード上げするの超面倒。空気圧を下げられるのがチューブレスのメリットですが、それをするのがちょっと怖い(^^; こんなことするくらいなら素直にラテックスチューブでクリンチャータイヤに乗るので十分かと。もしくは初めから、BORAWTOを買う方が良いでしょう。
それでもどうしてもやってみたい人に。この辺で出来ると思います。↓
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