チューブレスタイヤがリムから外せない!!マジで困った時の対処法

この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

稀に良くあるチューブレスタイヤがリムから外れない時の対処法です

スポンサーリンク

チューブレスタイヤが外れない!!マジで困った時の外し方

チューブレスタイヤでは組み合わせによってホイールに入れづらかったり、外しづらいケースがあります。

嵌めづらい時はこちら↓ シュワルベのタイヤレバーを使えば大体なんとかなります

ところで、遂に私もマジで外れない組み合わせに当たってしまったので、その時の対処について書いてみようと思います。

Schwalbe PRO ONE(シュワルベ プロワン)×Cosmic PRO Carbon UST(コスミックプロカーボンUST)の組み合わせでチューブレスタイヤが外れない現象が発生!!

それは、シュワルベプロワン×コスミックプロカーボンUST!!ハッキリ言ってここまでビクともしない組み合わせは初めてです。

BORA WTOでもシャマルでも、キシリウムエリートUSTでもこんなに外れない組み合わせはありませんでした

基本的には以下の対応で外せるタイヤが殆どです。

  • まずは、頑張って押す
  • 普通に押しても無理なら、押す位置と角度を変えてみる(例:1か所を押すのではなく、少し間を広げて押す)
  • それでも外れない時はタイヤレバーを使う

しかし、今回の組み合わせではそのタイヤレバーが入る余地もありませんでした(^^; いや~こんなことってあるんですね。

隙間が無さすぎてタイヤレバーが入らない!

ということで工夫してみたものの結論としては頑張って押しまくるしかありませんでした。。。

あまりの外れなさに、タイヤをカットしようと思ってハサミを使ってみましたが、タイヤって超頑丈なんですね。文字通り、全く歯が立ちません。

ハサミを当ててみるも・・・
かすり傷ひとつありません!スゴイ!

結局、タイヤを一部ワイヤーカッターでカットして指を掛かりやすいように穴をあけ、引っ張りだす力と押す力を組み合わせて取り外しました。一見全く動かないように見えても、少しずつ動いているようで、最後はいきなりパコっと外れました

シュワルベプロワンの切断面。しっかりしたビードがついています

どうしてチューブレスタイヤが外れにくいのか??チューブレスホイール、リムの断面形状を比較してみる

過去にシュワルベプロワンを使ったホイールではこんなに外し辛いことはありませんでした。ということで各ホイールのリム形状を観察してみることにします。

BORA WTO45のリム。タイヤが落ちないように小さいバンプがあるのが見て取れます。リムテープ要らずで、とっても作業性良好なホイールです。

BORA WTO45

フックレスリムのTOKENの RoubX Prime。リムテープが必須のフックレスリム。バンプはBORAWTOより大きく、緩い坂を描きます。

内幅25mmもあるグラベル用ホイールです

キシリウムエリートUSTのリム。こちらはリムテープ不要。コスミックプロカーボンより作業性が良いホイールです。

コスミックプロカーボンUSTのリム

ムムム!!これは明らかにバンプの幅が広いですね。BORA WTOでは0.5mm位の幅のバンプですが、コスミックカーボンは1.5~2mm位の幅があります。しかもフックレスリムのような緩いカーブではなくカクカクしてます!つまりこれを乗り越える為に、それだけの力を込めて押す必要性があるわけです。

リアタイヤで同じ組み合わせの取り外しに再チャレンジ!今度は外れました!

さて、理由が分かったところでリアのタイヤにチャレンジします。

結論としてはしっかりと力をかけることが必要。こういう場合は手の指で押してもダメ。手のひらを使います。

もちろんリアホイールも同じように簡単には外れません 指で押してもダメ、レバーも入らない

久しぶりに昔の超絶に固いチューブレスタイヤを嵌めるときに習得した技を使います。

滑り止め付きの軍手をする→リムを地面に対して垂直に持つ→リムを握り込むように、手のひらを使ってタイヤをグイグイ斜め上に押しあげる!!

画像は片手ですが、両手で少し間を開けて持ち、手のひら全体でタイヤをグイグイ押し上げます

これで・・・・ウーンと力を込めると・・・

意外にあっさりと外れました!!

※指の付け根付近をタイヤに密着させて、軍手の滑り止めの摩擦力でタイヤを押し上げる感じ。押し上げるというか、摩擦力でタイヤを向こう側にずらしていく、というイメージの方が力をかけやすいかも。

外れるときはあっけないもんです。2mmのバンプを乗り越えればOKなのです

なお、リムテープの端っこを抑えるためのテープも同時に剥がれました(^^;

うわぁぁぁぁぁ!はがれちゃった!まぁいいけど。

そもそも外れないリムへの対策:リムテープの巻き数を減らす

とこで、このようにビードが落ちにくいリムへの対策としては、リムテープの巻き数を減らすというものがあります。つまりリムテープの厚みを減らしてスキマを大きくするという考え方ですね。MAVICの COSMIC PRO CARBON UST は純正リムテープ2周巻き。これをより薄いテープで2重巻きにするか、もしくは一回だけ巻く。これで少しは楽に外せるようになるんじゃないかと。※耐久性は不明です(^^;

他のリムテープより薄く軽量という評判のSTANSのリムテープ

まとめ:外れにくいチューブレスタイヤは、軍手をはめて手のひらを使って押そう!!

ということで、最近の嵌めやすいチューブレスタイヤでは忘れ切っていた技を思い出しました。この手のひらを使って押す方法は、昔の ”固すぎる” チューブレスタイヤを嵌めていた人は出来ていたと思いますが、最近シュワルベのタイヤレバーで嵌め始めた人にとっては新しく覚える技になるかもしれません。是非、習得を!

ということで前後共にシュワルベプロワンからVELOFLEXに交換完了です

固いタイヤを嵌めるとき&外すときにはとっても重要な「滑り止め付手袋」!これがあれば指の皮がむけるようなことはありません!

よく考えたらシュワルベプロワンより外すのきつそうな veloflexTLR (^^; コスミックプロカーボンに嵌めてました・・・→その後この方法で簡単に外せました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました