なかなか悩ましい、ロードバイクの鍵問題について。高価なロードバイクを止めるのに、鍵が無くては安心できませんが、軽いものは頼りないし、頑丈な鍵だと重くなってしまうというジレンマがあります。しかしながら、使い方を考えれば軽量なワイヤーロックでも十分だったりします。
ロードバイクの鍵ってどうしよう?!10年使って不満の無い、軽量なワイヤーロック のインプレ
さて、ロードバイクのパーツって、意外に消耗品だったりして長く使うものは少ないかもしれません。そんな中、10年以上変えずに同じものを使っていたのが、今回のCYCLEPROの軽量なワイヤー錠になります。
10年使っても大きな不満の無い、CYCLE PRO(サイクルプロ) ワイヤーロック の仕様
ワイヤー式で三桁ダイヤルの鍵、それがこの CYCLE PRO(サイクルプロ) ワイヤーロック。ワイヤーが太くない為、少し強力なニッパーがあれば簡単に切断できてしまうでしょう。だから本気の盗難に対しては全くの無力。でも、出来心での「盗ろうかな?」と思う人に対しては抑止力となります。
ということで色は目立つ「赤」をチョイス。「あ、鍵がかかってるんだ!」って分かってもらうことを最優先。実測の重量は66g。重くはなく、そこそこコンパクト。ジャージのポケットに入れておいても邪魔になりません。
この手のワイヤーロックの欠点は、ダイヤルのロック解除の数字が変わってしまうことがあること。この10年で、2度ほどその目に合いました。が、落ち着いて対処すれば開けることが出来ます。逆に言うと、時間があれば工具が無くても誰だって解錠出来てしまう鍵ということでもあります。
↓今だとCROPSのこの鍵が特に軽量です
そもそもロードバイクのカギはどう考えたらいいのだろうか?
さて、先ほどこの鍵はあくまで「抑止力」と書きました。そう、この鍵を使う場合、ロードバイクから長時間離れないようにしています。
ロードバイクから長時間離れる場合の対策を考えると大変です。頑丈なABUSやクリプトナイトの鍵を使おうとすると、大きく重くなり、ロードバイクの良さをスポイルします。通勤用のアルミロードに、クリプトナイトのカギを付けて走っている人を知っていますが、たしかに目の届かない場所に長時間停めるなら、それくらいでないと心配でしょう。
しかし、走りをメインにするロングライドでは、それでも快適な走りを妨げてしまう。ということで軽量コンパクトな鍵+目の届く場所に停める&長時間離れない、で複合的な対策をしています。
まとめ:鍵の考え方は色々あるけど、気にしながら使うなら軽量なワイヤーロックも十分な鍵
盗難は怖いですが、目の届くところに駐輪して、怪しい人がいたら駆けつける、そういう方針ならワイヤーロックでもOK。レストランに寄る時も窓際の席から見える場所に駐輪するなど、気を遣うようにすれば軽量な鍵でも問題がありません。しかし、目の届かない場所に停めるのあれば、もう少し頑丈な鍵を検討したいですね。
※その後、流石にボロボロになってしまった鍵を新調しました。クロップスのQ3というケーブル系が3mmのタイプです。インプレはこちら↓
補足:頑丈で出来るだけ軽量な鍵はある?
ところでABUSの紹介ページによると、ABUSの太さ5mm以上なら飛躍的に切断耐性が高まるようです。また、鍵ごとにセキュリティレベルが設定されていて、レベル8だとまず切断不可能なよう。
で、耐久性を確保しながら、携帯性も考慮するならLEVEL5の ABUS5805 シリーズ(110cmで780g)がベストとされています。ただ、良く調べるとなんと更に耐久性が非常に高いレベル7で、超軽量な400gの6055シリーズがあります。
400gって結構重い印象ですが、3000円位で買える ABUS1500 は360gでレベル3。
だから、400gでレベル7の BORDO LITE MINI 6055K は重量のわりに相当耐久性が高いと言えそう。定価は7920円です。
他に10年以上使っているパーツは、ヒラメポンプヘッドです
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