完成車でグラベルバイクを購入していたらどうなっていただろうか?

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以前、バラ完で組んだグラベルバイクの変遷について書きました。しかし、これがもし完成車でグラベルバイクを購入していたら?当時候補にしていた別のバイクを購入してたらどうなっていただろうか?とふと思ったので脳内シミュレーションをしてみます。

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完成車でグラベルバイクを購入していたらどうなっていただろうか?

今現在、グラベルバイクは CHAPTER2 の AO に乗っていますが、当時の候補だった他のバイクは、 FELT のBREED30っていう23万円位のアルミのグラベルバイクと、35万くらいのカーボンフレームになる GIANT の REVOLT ADVANCED2 でした。

FELT(フェルト) BREED30 の場合

ということでもし、アルミのグラベルバイクである、FELT BREED30を購入していた場合を考えてみる。このFELT BREED30 って、改めてみてもなかなかいいいチョイスのコンポが搭載されていると思う。

グラベルバイクっぽくないルックスの FELT BREED。グラベルバイクとしてはレースよりの設計にみえます

具体的には、フロントシングル 40T に 11s の 11-42T のスプロケット、T47のBB、650B のホイールに 47c のタイヤ(これで700c×25c相当の外径になる)、シフターはGRX600で油圧ディスクブレーキ。アルミのグラベルバイクながら、案外軽い 9.85kg。約23万円。いやハッキリ言って十分でしょ、コレ。

もしこのバイクを購入していたとして、最初にやることは絶対チューブレス化、そのあと、タイヤをスリック(650BのグラベルキングTLC 38c or 42c、もしくはTerra hardpack 50cあたりを)に交換したらどれくらい速く走れるかテスト。もしかしたらこの辺で満足しちゃう可能性だってある。但し、きっと性格的にホイールは交換する。ZIPP303sも購入すると約12万(当時の価格)。結局35万は必ず使うと思います。

これなら、700cのカーボンホイールと、650Bホイールが残るので、走る場所に合わせてホイールを交換できて結構良かったかも。フロントフォークにダボ穴もあるし、アルミフレームでOKなら、なかなかコスパの良い選択肢だったと思う。※現在の FELT BREED30 は 36万 します。

GIANT(ジャイアント)REVOLT ADVANCED2 の場合

では次に、GIANT(ジャイアント)REVOLT ADVANCED2 を購入していた場合。コンポは11速105採用で 48-32T×11-34T、38cのタイヤがついて 9.4kg。フロントにプラシスワークスのクランクを採用して、軽いギア比を実現しているのが好ポイント。

この2020年のGIANT REVOLT ADVANCED2はデザイン的にも好きだった。ただ、フロントフォークにダボ穴が欲しいと思ったので最終的に選ばなかった。

やっぱりタイヤとホイールは交換するだろうから、12万追加で47万くらいは使ったと思う。

このバイクならカーボンフレームだし、買い替えないでずっと乗ってそう。但し、サドル、ハンドル、ステムはやっぱり交換する可能性が高い。

現在のバイク(CHAPTER2 AO)との価格比較

で、今乗っているバイク(CHAPTER2AO)は全部で約52万(フレーム約30万、コンポとホイールで約20万)、8.3kg。やっぱりGIANTより少し高いけど、こうして考えてみるとそう大きな差ではなかった。デザインは最高に気に入っているし、軽くて走行性能もロードとして乗れるだけのポテンシャルがある。つまり、今でもとても気に入っている。

こうして比べてみて、AOの良い点はフロントのダボ穴。なんだかんだでかなり役に立ってる。

当時のFELT(フェルト) BREED30 はアルミフレームであることに文句が無い人にとっては、コスパが良い選択肢だったと思います。

完成車の場合の難点は、油圧ディスクのレバーが重いこと

完成車と自分で組んだバイクの一番大きな違いといえば、変速レバー。

ほとんどの安めの完成車に採用される「機械変速×油圧ディスクブレーキレバー」。レバーだけで約600g。これでどうしてもフロントが重くなってしまう。自分の組んだバイクのレバーは、338g。自分のバイクのフロント周りはかなり軽快な印象がある。

アルミハンドルからカーボンハンドルに代えて100g軽量化しただけでもフロント周りが軽くなるの感じるくらいですし、262gの差はかなり大きいと思います。

もっとも、シマノSTIのカチッとした変速感×油圧ディスクの方が好ましい人もいるだろうからここは優先順位の違いですね。

もし、これからグラベル完成車を買うとしたら

じゃあもし、今グラベルバイクを持ってなくて、これから完成車を選ぶとしたらどうするか?

希望する条件としては、できればケーブルが外装式でデザインが気に入って、どっしり系より反応イイ系で、45~50mmくらいの太いタイヤがはいるモデルを選ぶ。グラベルを走りに行くときも、なんだかんだで舗装路を走ることも多いから、グラベルアドベンチャーというよりグラベルレースよりのバイクがいい。

完成車としてはコスパ&評判のいい CANYON GRAIL も有力な候補。カーボンバイクで40万弱。上であげた GIANT REVOLT ADVANCED2 に相当する。

CANYON Grail CF SL 7 ¥389,000 9.2kg ホイールは重いからすぐに交換しそう

また TREK CHECK POINT ALR なら30万以下で安価。最初からチューブレスホイール履いてて、ダボ穴が多くて、パッケージングが良い印象。上に書いた FELT(フェルト) BREED30 あたりの立ち位置。希望するスペックに近いし、試乗してみて良かったらこれで充分かと思う。

TREK CHEKPOINT ALR5 46-30T×11-34Tというギア比もいいし、ダボ穴も多い。

でもやはり、ハンドルは軽い方がいいから、フリクションレバーかグロータックのイコールレバー×イコールブレーキを使ってフレームセットから組むかもしれない。

Crux DSWのフレームセット¥176,000

となると、スペシャライズドのアルミ Crux DSW のフレームセットに自分で組むのもいい。フロントフォークにダボ穴が欲しいですけど。

BOMBTRACKは外装ケーブルかつ、ダボ穴が多くていいけど、流石にクロモリだと重いかなと思う(コレも乗ったこと無いですけど)。バイクパッキングの旅行用にするなら良さそう。

ダボ穴があるBOMBTRACKのHOOKはクロモリのフレームセットで170000円。CRUXと同等の価格設定だけど、こっちだとちょっと重いかなと思う

などなど、細かいこといいだすと、ダボ穴と走行性能で CHAPTER2 の KAHA (発売当初は40万だったけど、今ならセールで32万 )も候補になる(正直 TOA を KAHA に買い替えようと思ったくらいに凄く良く走る)。

AOと比べるとケーブル内装がちょっとイヤだけど、走行性能は大幅にUPする CHAPTER2 KAHA

結局、昔と同じようなラインナップで悩むようです。

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