スポーツドリンクの成分を比較!ロードバイクの水分補給に本当に適しているドリンクは一体どれなのか?!

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ロードバイクには必須である水分補給。スポーツドリンクも色々あり、メーカー的にはそれぞれのドリンクで様々に工夫しているようですが、私たちには違いがイマイチ分かっていなかったりします。。。そこで、ロードバイクのスポーツドリンクには何がいいのかまとめてみました。

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ロードバイクの為の、スポーツドリンク比較

スポーツドリンクと言えばまず思いつくのがポカリスエットアクエリアス。この二種類はどう違うのでしょうか。

ポカリスエット

まずはポカリスエット。

100m当たりの成分はこちら。

エネルギー 25kcal、タンパク質 0g、脂質 0g、炭水化物 6.2g、食塩相当量 0.12g、カリウム 20mg、カルシウム 2mg、マグネシウム 0.6mg

人間の体液と同じような成分になっており、体への浸透圧を考慮して素早い水分補給を目的に作られています。例えば、お風呂上りや、暑くて汗をかいた後のシーン。つまり、一般向けの水分&電解質補給を想定して作られています。ですので運動中というより、運動の前後に水分補給をする用途には良いでしょう。

アクエリアス

アクエリアスは、ポカリスエットと違い、カロリー少なめ。

しかしながらポカリに入っていない、アルギニンが含まれています。アルギニンはアミノ酸の一種で、脂肪の代謝を促したり、疲労回復を早める効果があります。また、必須アミノ酸であるバリン&ロイシン&イソロイシンが含まれているのがポイント。つまり、アクエリアスは、ポカリスエットよりも、スポーツする人向けにアレンジされています。

100m当たり、エネルギー 19kcal、タンパク質 0g、脂質 0g、炭水化物 4.7g、食塩相当量 0.1g、カリウム 8mg、マグネシウム 1.2mg、クエン酸 60mg、アルギニン 25mg、イソロイシン 1mg、バリン 1mg、ロイシン 0.5mg

ということで、ロードバイクの運動中に飲むなら確実にポカリよりアクエリアスの方が優れています。

ただ、やはり運動の前後に飲む用の配合濃度。

エネルゲン

あまりメジャーではないスポーツ飲料エネルゲン。しかし、内容をよく見ると、明らかにアスリート向け。電解質の補給量はポカリスエットと同じですが、アルギニンやクエン酸を含んでいる点が大きく異なります。BCAAこそ含まれていませんが、アクエリアスよりも、アルギニンとクエン酸の量が多く、果糖が用いられているのが特徴的果糖は血糖値を一気に増やさないので、脂肪を燃焼させやすくなります。また粘膜を守るビタミンCやβカロチンが含まれているので、運動時の呼吸器をいたわる効果もあります。

メーカーのアナウンスでは、

  • スポーツ時の脂肪代謝を妨げず、スパート時に必要なグリコーゲンを温存します。
  • 果糖を中心に、クエン酸、アルギニンを含み、脂肪の燃焼を維持しながらエネルギー源を補給できます。

となっています。

ということで、脂肪を燃焼させたいライドに超効果的。エネルゲンはポカリスエットより高いことが多いですが、含まれている成分が多いので納得です。

100ml当たり、エネルギー:24kcal、タンパク質:0g、脂質:0g、炭水化物:5.5g、食塩相当量:0.12g、カリウム:20mg、カルシウム:2mg、マグネシウム:0.6mg、ビタミンC:100mg、ビタミンE:0.2mg 、β-カロテン:0.6mg、アルギニン:200mg、クエン酸:380mg

結論としては、アクエリアスよりも断然ロードバイク向けなのがエネルゲンです!これに別途BCAAの小袋(アミノバイアルなど)持つと良いでしょう。

唯一の難点としては、エネルゲンを入れると、ボトルが黄色くなってしまうことです(笑)

VAAM(ヴァーム)ウォーター

スズメバチの力を活用していると言うVAAMウォーター。

100ml当たり、エネルギー:4kcal、タンパク質:0.3g、脂質:0g、炭水化物:0.6g、食塩相当量:0.1g、カリウム:12mg、カルシウム:5mg、マグネシウム:1.2mg、アミノ酸300mg

このアミノ酸300mgがVAAMにあたります。 通常は脂肪の燃焼開始まで10分以上かかるところ、V.A.A.M.は直ちにクエン酸回路を稼動させるため、脂肪の燃焼が効率よくなされると言われています。つまり、エネルゲンより短時間向けのライドに良いでしょう

またハイポトニックドリンクなのでお腹にたまりづらく飲みやすいのもポイント。

因みにスーパーVAAMになると・L-カルニチン 200mg・コエンザイムQ10 30mgが含まれます

グリコ パワープロダクション  エキストラハイポトニックドリンク CCD

グリコのパワープロダクション CCDドリンク。個人的にはとても良い印象があります。

ハイポトニックドリンクなので、ポカリやアクエリアスよりもお腹にたまりづらく、お腹がちゃぽちゃぽするのを防ぐことができます。また脂肪や糖質の燃焼に必要なビタミンB群と、それを助けるナイアシン&パントテン酸が含まれているのがポイント。特にロングライドで飲むと効果が期待できます。

100ml当たり

エネルギー 34kcal、たんぱく質 0.0g、脂質 0.0g、炭水化物 8.5g、食塩相当量 0.12g、カリウム 18mg、カルシウム 1.2mg、ナイアシン 0.56mg、パントテン酸 0.28mg、ビタミンB1 0.05mg、ビタミンB2 0.056mg、ビタミンB6 0.05mg、ビタミンB12 0.12μg、葉酸 10μg

カロリーも多めで食事の回数も減らせます。こちらもこれに加えてアミノ酸(BCAA)を持つと良いでしょう。

 

グリーンダカラ

グリーンダカラもスッキリして飲みやすく、良くコンビニに置いてありますね。成分としては完全に薄めのポカリという感じ。疲労回復の為のクエン酸が含まれているのが特徴です。

100ml当たり  エネルギー 18kcal、タンパク質 0g、脂質 0g、炭水化物 4.4g、食塩相当量 0.10g、カリウム 1-10mg、カルシウム 0.1-1.0mg、マグネシウム 0.1-1.0mg 、アミノ酸:3〜15mg、クエン酸:60mg

成分が薄めで、お腹がちゃぽちゃぽにならないのが、ポカリやアクエリアスよりもメリットです。

まとめ:ロードバイクのスポーツ飲料には、グリコ  パワープロダクション  エキストラハイポトニックドリンク CCD か、エネルゲンがオススメ

改めて成分を見直したところ、やはり後発のグリコ  パワープロダクション  エキストラハイポトニックドリンク CCDは良くできています。特に夏場のライドで水分補給して、お腹がちゃぽちゃぽになってしまう不快感から解放されること、糖質や脂肪を燃焼させるのに必須のビタミンB群が含まれていること、がその理由です。ロングライドにはこれ一択という内容。

実は体重が1キロ痩せると血管が3km短くなるので心臓の負担も減ります。脂肪を減らすことはヒルクライムだけでなく、平坦のスピードアップにもつながります。

写真は筑波山の麓、朝日トンネルの入り口近くにある「小町の里」

あまり販売されていないエネルゲンは明確にアクエリアスやポカリスエットよりもアスリート向けの性能です。本来は運動前後に飲む用の配合なので、運動中に飲むにはハイポトニックになるように作るのがコツでしょう。また、果糖を使用して脂肪を燃焼させやすいので、折角のエネルゲンの性能を活かそうと思うなら、途中でご飯やドーナツなんか食べて血糖値を一気に上げてしまうのはNG。 例えばGI値の低いバナナを食べて補給するなど、血糖値を一気に上げない食べ方に気をつけましょう。

ということで、1~3時間のライド向けでしょう。また筋グリコーゲンを使わないでいられるので、レースでのドリンクに使うのも手かもしれません。

30分から2時間というライドならVAAMも良いでしょう。脂肪の燃焼がすぐにスタートするというのは短時間でのダイエットには有効。カロリーも少なく、余計なカロリー摂取を抑えられます。もしくは別途ビタミンB群を摂取して、ロングライドに活用する手もあります。

ドリンクと別に別途BCAAを持つのがオススメ

ヒルクライム後など筋肉に負荷をかけた後はBCAA(アミノ酸)を30分以内に摂取することが筋肉の剛性に効果的。ですので別途BCAAを持つか、ドリンクに混ぜてしまいましょう。

アミノバイタルはあまりに高価ですので、内容がほぼ一緒で1gあたり11.6円のアミノガッツはおすすめです

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