これまでFIZIKのアリオネとアリアンテ、それからプロロゴのSCRATCHサドルを使っていたのですが、今回 SELLE ITALIA のサドルを使ってみたのでインプレです。
SELLE ITALIA(セラ イタリア) SLR FLOW サドルのインプレ
セラ・イタリア のサドルは初めて使いましたが、これは良いものでした。
SELLE ITALIAとFIZIKのサドルの分類
これまでFIZIKとプロロゴは使ってきましたが、セッレイタリアを使うのは初めて。FIZIKではアリオネとアリアンテを使いましたが、フラットな座面のアリオネは登坂の時に腰の位置が定まりにくいと感じました。
最初のサドルがアリオネだったので細かいことは気にせず使っていましたが、後から考えれば一番合わなかったのがアリオネです(^^;
一方で座面にウェーブのあるアリアンテは腰の位置が定まりやすい。
その二つのモデルの真ん中であるアンタレスは試乗車に乗った時に良さそうに感じたのですが、結局買ったことはありませんでした。
今回、装着したSELLE ITALIA SLR FLOWは座面がNEUTRALなモデル。つまり、FIZIKだとアンタレスに相当するサドルになります。
ちなみにFIZIKとSELLE ITALIAの座面の関係は、
- FLAT ARIONE(アリオネ)=FLITE
- NEUTRAL ANTARES(アンタレス)=SLR & SP-01 & XLR
- WAVED ALIANTE(アリアンテ)=NOVUS
です。
SELLE ITALIA SLR FLOW サドルは固くなくて、シナリがある!
SLR FLOWは長距離向けのサドルのようです。この薄い見た目に反して意外にパッド量が多い。そしてカチカチなサドルではなくシナリがあって、乗り心地は非常に良いです。
FIZIKのアリアンテの方が分厚く見えるので、パッドが多そうなイメージがありますが、実はそうではなく、シナリのある SLR FLOW の方が振動吸収性は良いと感じます。
しかし、長距離乗るとアリアンテよりスパルタンに感じるかもしれません。アリアンテの方が体重を分散してくれる分、ロングライドでは痛みが出にくい印象です。
SELLE ITALIA SLR FLOWは超軽量なサドル
今回サドルの重量は実測184.5g!カーボンレールでは無いのにこのサドルは非常に軽量です(カタログ重量185g)。
あと、穴あきサドルで角が当たってイヤな感じがするサドルもありますが、SLR FLOWは穴が小さめなので、そのトラブルはありませんでした。
SELLE ITALIA SLR FLOW は薄いからシートポストを長く見せることが出来る!
このサドルは、サドルレールから、サドルトップまでの長さが45mmと短く、シートポストを長く出すことが出来るのも良い点ですね。
一方で、なんとなく薄そうに思えるフィジークのアリオネは、意外に分厚く56mmくらいあります。
プロロゴのスクラッチは47mm程度。
アリアンテは48mmと、アリオネより薄いのは意外かもしれません。
SELLE ITALIA SLR FLOW のポイントは4つ。非常に良いサドルでした
ただお買い得品でなんとなく買っておいたサドルでしたが、意外にも非常に良いサドルでした。今回のグラベルバイクに装着して、
- シナリがあるベースで乗り心地が良い!
- ダンシングの振りが軽くなる軽量性
- シートポストが長く見える薄さ
- 大きすぎない穴で、違和感を感じない
と全てが偶然にもマッチ。いやー買っておいて良かった。SELLE ITALIA SLR FLOWは、座ったときにサドルの存在感が薄く、軽くて使いやすいサドルです。アリオネやアリアンテ、プロロゴのSCRATCHと使ってきましたがこれまでで一番気に入ったかも。※100km以上走るならアリアンテの方が好印象です
AMAZONで安価なSELLE ITALIA SLR FLOW、この価格なら結構おすすめ。少しだけ高価になるカーボンレール版なら 131gと超軽量。
但し、カーボンレール版はおしりが痛くなりやすい。これは多分レールがしならないからだと思います(もしかしたらパッドも少なめなのかも)。短期決戦にはいいけど、ロングライドなら金属レールがオススメです。
穴の大きな SUPER FLOW もよさそう。また軽量で安価なサドルならTNIのカーボンサドルが152gで超お買い得です。
軽量なサドルとセットに軽量なシートポストを
同じ SELLE ITALIA の NOVUS BOOST サドルのインプレ
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